北九州市立大学同窓会

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支部組織

愛媛支部

愛媛というところ

 四国の北西部を占める愛媛県は、152万人が住む。県域は北東〜南西に長く、北は瀬戸内海、西は豊後水道 面している。

 平成11年5月1日、愛媛と広島を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」(本州四国連絡橋今治〜尾道ルート西瀬戸自動車道)が開通した。世界初の3連吊り橋や来島海峡大橋、世界最長の斜張橋・多々羅大橋など10の橋で連なっており、全長約60km、車での所要時間は約1時間20分。この橋の開通で、愛媛・広島間は“陸続き”になり、母校が時間的にも心理的にも身近になった。

 愛媛県内には、西日本最高峰の石槌山(1982m)をはじめ、高峻な山が多く、総面積(約5,668km2)の7割が山地。しかも、四国山地が北に偏って瀬戸内海側に中央構造線が東西に走っていることから平野が少なく、主なものは松山平野、今治平野、新居浜平野の3つにすぎない。このような地形から四国の大河川の上流域の多くが県内にあり、吉野川の支流・銅山川は日本三大銅山として栄えた別子銅山近くが水源。仁淀川上流の面河川は石槌山の南麓に源があって面河渓の名勝をつくり、四万十川上流の吉野川は県南部山地が水源になっている。

 県内は自然的、経済的条件から東予、中予、南予の3 地域に大別され、それぞれ地域的特性が強く、中予、南予は第1次産業の比率が高い。

[東予地方]
今治市周辺から東の川之江市に至る地域。 今治、周桑、新居浜、宇摩の各平野があり、周桑平野は豊かな穀倉地帯。米、麦のほか、野菜、畜産などの生産が多く、越智諸島はミカン類の主産地。東予地方は新産業都市の指定地域で重化学工業生産が多く、特に伊予三島、川之江両市は地場産業の手すき和紙から発展した機械すき、パルプ洋紙の生産が盛んで、西日本最大の製紙工業都市。今治市のタオル生産は高級品が多く、最近は衣類生産にまで進出している。同市周辺には中小造船業も多い。

中予地方にかけての沿岸部は瀬戸内海国立公園、石槌 山周辺は石槌国定公園に含まれる景勝地である。 周辺は石槌国定公園に含まれる景勝地である。

[中予地方]
松山平野から久万盆地一帯で、松山市の都市圏内。交通の要所で、日本最古の温泉である道後温泉は同市の東郊にあり、周辺には多くの温泉場がある。 南郊には白磁を基調とし陶石を原料にした砥部焼が生産されている。松山平野は肥沃な農村地帯が広がり、山麓はミカン園が開かれ、商品作物栽培農家が松山市の小売商業を支えている。伊予市は削り節(花鰹)の産地として有名。

高知県境の大野ヶ原付近には石灰岩台地が広がり、四国カルストと呼ばれている。

[南予地方]
佐田岬半島から宇和海沿岸にわたる海岸景観の美しい地域で、高知県の足摺岬とともに足摺宇和 海国立公園に属し、真珠、ハマチの養殖生産地として知られ、沿岸漁業も盛ん。八幡浜市は温州ミカン、佐田岬半島は甘夏柑の栽培が多い。