北九州市立大学同窓会

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支部組織

香川支部

支部の発足

 香川県は南方には徳島県との境界に阿讃山脈がそび え、北方は瀬戸内海に面している。気候は温暖で、四季を通じて海の幸、山の幸が豊富で生活環境は恵まれている。

 産業は坂出にある番の州工業地帯以外には特にこれといった大きなものもなく、県庁所在地の高松市は支店経済の街として発展している。瀬戸大橋の開通以来、人的、物的交流が以前と比較して盛んになり、さまざまな面で活気を取り戻しつつある。

 このような状況の中、保護者の教育に対する熱意は高く、高校進学率は97%弱、大学進学率は40%を超えている。しかしながら、地元企業が他と比較して少ない関係で香川県から外へ出て行く傾向が強く、関西、関東方面の大学に進学して、そのまま県外で就職する者が比較的多い。

 北九州大学の卒業生も最近では250人近くになり、以前から同窓会香川支部の設立に向けての機運は少しずつではあったが、醸成されつつあった。しかし、発起人となるべき人材がなかなか見当たらず、設立に向けての努力にはかなりのエネルギーを費やすことになる。

 そこで、かねてから香川支部設立を願っていた同窓会本部の当時の幹事の新井市郎氏が来県して、香川県内に在住する公務員、教員と接触して設立に向けての熱い思いを説いて回った経緯を見逃すことはできない。当時の新井氏の言によれば、「四国四県でまだ支部がないのは、香川だけ。何とか早く、支部を創立して、四国出身の同窓生の結束を固めたい」とのことであった。

 具体的に動きだしたのは、平成8年7月のことであっ た。当時、新井氏が高知支部総会の帰りに来県され、何人か集めておいてくれ、ということで、国宗芳彦(52・ 米)=香川大学付属高松中学校勤務、久米譲(53・英文)=志度中学校勤務、小野坂充令(60・米)=香川第一中学校勤務、乙武洋一(42・米)=香川県教育センター勤務=の5人が、高松市内にある海鮮問屋「仲見世」 に集まり、支部設立に向けての指導、援助をいただいたのは、記憶に新しい。

 そこでは、実際の組織はどうするのか、リーダーシップはだれがとるのかなど、新井氏の助言に耳を傾けながら、夜遅くまで語り明かした。もちろん、大学時代の思い出、現在の状況、同窓会他支部の状況も話し合いながら、香川支部設立に向けての熱い思いをお互いに確認した有意義な会になった。

 このような経過を経て平成9年9月14日に香川支部発起人会を開催し、支部設立に向けて、現支部長の大本三干(41・米)、副支部長の真鍋清(46・営)、幹事長の大谷義興(46・営)が集まり、開催日時、会場、規約案、 役員候補者などについて相談した。その際、本部から新井幹事が出席して、貴重な指導・助言をいただいた。

 そして、平成9年10月25日、高松市内のJR高松駅近 くの「義山荘」で待望の同窓会香川支部設立総会を催すことができた。

 香川県在住の約220人の同窓生に案内状を送付し、80 人から返事があり、22人(うち女性2人)が出席するとの返事を得た。欠席の返事の中には支部設立を喜ぶ添え書きがたくさんあった。また、転勤、結婚など諸事情のため、現在県外にいることを知らせてきた人も数人あり、 支部が同窓生の近況についての情報基地になることを知った。

 さて、設立総会当日は本部から中山悦定副会長と新井市郎幹事が出席、最初に中山副会長から支部設立を祝福し、同窓生を激励するあいさつがあった。また、新井幹事からは、発起人会開催までの経緯についての報告があり、続いて、支部規約と役員について協議し、原案通り承認された。

 引き続いて、懇親会に移り、中山副会長があいさつし、 大学と同窓会の現状について話された。その後は、出席者が自由に席を移動しながら、久しぶりの再会を喜んだり、先輩、後輩やサークルなどの母校の思い出話に時を経つのを忘れて愉快な会になった。

 懇親会の締めくくりには、出席者全員が肩を組んで、 中山副会長(大学当時応援団長)のリードで校歌と逍遙歌を歌った。支部設立という特別の時であったので、感動を覚えた出席者が多かったと思う。

 支部規約では、支部総会は一年一回開催する、とうたってある。しかし、香川支部は、設立はしたもののすぐに開店休業状態に入ってしまい、二回も見送った後、平 成12年10月28日、高松市番町の「さぬき荘」において、やっと三年ぶりに第二回総会を開いた。今回は、参加者が6人しかいなかったが、支部長の挨拶と本部・支部の 活動報告の後、約1時間、支部運営について熱心に議論をした。

 続いて、懇親会に移った。少人数なので、1時間の予定で始めたのだが、話がはずみ、話し足りないとの思いを抱きながらお開きにした時には2時間が経過していた。

 次回には、設立総会を上回る数の同窓生に集まっていただけるように、開催日時等について検討するが、その節は、文字通り万障繰り合わせて出席して欲しい。 同窓会も創立50周年を迎え、ますます発展していく中、 香川支部としてもお互いの連携をさらに強め、支部発展のため、より一層努していただきたいと思っている。