北九州市立大学同窓会

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支部組織

神奈川支部

神奈川ハイククラブ
逗子・鎌倉・横須賀を歴史探訪

 ○野山の緑が一段と美しい5月16日(日)に、『名越切り通しから鎌倉へ−森林浴とビーチウォーク』と題し、自然の中で歴史や文学にも親しむハイキングを実施した。2月の朝比奈切り通しハイクに引き続いて、切り通しシリーズの第2弾であった。
 JR逗子駅を出発、相模湾を見下ろす高台にある、11年前に発見された2基の神奈川で最大の前方後円墳(4世紀前半のもので、全長90m幅54m)に到着、この付近の古代の人々の生活に思いを馳せつつ、徳富蘆花の「不如帰」や、石原慎太郎の初期の作品の舞台である逗子海岸に出た。青い空の下、青い海を走り回る数多くの帆を見ながら、浜辺でランチタイム。 腹も膨れた頃、海岸から一気に150m程上って披露山公園展望台に到着、心地よい汗を拭いつつ遥かに霞んだ伊豆半島や、光り輝く湘南の海を見下ろし小休止の後、「名越切り通し」へ向かった。
 大きな木々に囲まれ、足を滑らすと転げ落ちそうな切り通しの急坂を慎重に上り下りして鎌倉側へ抜けた後、日蓮上人が杖をついて水を噴出させたと伝えられる井戸跡、日蓮上人ゆかりの安国論寺、北条氏に滅ぼされた比企一族が眠る荘厳な妙本寺を訪れて、当時の源頼朝亡き後の厳しい勢力争いの一端をチョッピリ偲んだ。
 疲れも結構溜まってきた頃、鎌倉駅前の御用達の店へ移動しビールで乾杯、今日のルートの事や四方山話に花が咲いた。

○例年になく暑かった夏がやっと過ぎた10月17日(日)に、第23回の神奈川ハイク『幕末から明治−英・米・仏・露と横須賀』と題し、日本の開国から明治時代にかけて急速に発展を遂げた状況を、横須賀との係わりからチョッピリ覗くと共に、海を見ながらのんびりウォーキングを楽しむ企画であった。
 JR横須賀駅に集合した一行は駅前のウエルニー公園から左に海上自衛隊の艦船群、右に米海軍の艦船群を真近に見る事ができた。海上自衛隊岸壁にはエイジス艦や、12月には南極に向け出港する「砕氷艦しらせ」がオレンジ色の巨体を横たえていた。
潜水艦も数隻係留されており、ほとんどの人が初めて目にするものばかりであった。ウエルニー公園は、幕末から明治2年にかけて横須賀製鉄所(造船所)を幕府の要請により建設したフランス人技師ウエルニーにちなんで命名された。
 横須賀製鉄所は、帝国海軍、その後は米海軍横須賀基地と変わり、当時建造された1号ドックは現在でもまだ使用されている。
 その後、東京湾に沿ってフェニックス並木の続く遊歩道「潮風ロード」を、文字どおり潮風に吹かれながら行きかう船や海の景観を楽しみつつ2km程散策した。
 途中、魚河岸の食堂の新鮮な魚で昼食の後、「日本の都市公園100選」や「日本の歴史公園100選」に選ばれている三笠公園に到着、早速「記念艦三笠」に乗艦した。
 2時間ほどの見学を終え、三笠公園の噴水広場へ移動、夕焼け空をバックに音楽に合わせて華麗に舞う噴水を眺めつつ、しばしの間、今日の心地よい疲れを癒した。

支部だより
○この会報が発刊される頃には既に終了しているが、12月5日(日)には関東地区同窓生のより一層の交流を図るため、『メトロとウォークで都心の秋とイルミネーションを楽しむ』を実施する。
 このように、神奈川ハイククラブは、年に4?5回のイベントを実施し、同窓生の一つの懇親の場として、皆様の参加を何時でも歓迎している。
 「知り合いがいないから……」等の心配は全く無用です。
 2011年は、2月下旬、5月下旬、9月下旬、11月下旬に実施する計画です。
 少しでも「参加してみようかな……」と思う方は、遠慮なく支
部長宛お問い合わせ下さい。
神?英昭(S41・米英)