北九州市立大学同窓会

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支部組織

神奈川支部

神奈川ハイククラブの活動
-都心の自然と人工の美を楽しむハイキングを実施-

 平成21年に、神奈川ハイク20回記念として『江戸城内外で秋を愛でる』と題し、皇居周辺を歩き、都心の紅葉を楽しむイベントを実施した。「もう一度、日比谷公園や皇居東御苑の「紅葉を見たい」とのリクエストもあり、平成22年の秋は、ひとひねりして『メトロとウォークで都心の紅葉とイルミネーションを楽しむ』を実施した。地下鉄を活用して行動範囲を広げ、広範囲に都心の紅葉を味わい、夕刻には年末の華やかなイルミネーションを楽しもうという、ちょっと欲張りなプランであった。

 千葉支部からの3名の参加者を加え、13名がJR有楽町に集合。時は“芸術の秋”、2年前に復元されたレンガ造りで造形が美しい明治中期の三菱1号館、紅葉した街路樹がある丸の内仲通りに点在する彫刻を鑑賞しつつ、都会のオアシスと言われる日比谷公園に到着した。

 晴れ渡った秋空をバックに、目にしみるモミジの紅色、イチョウの黄色。都会の真ん中での自然の美しさに、しばし見とれていた。

 その後、静かな(しかし、建物の中では予算作業で超多忙!)財務省や、外務省等の官庁街のイチョウ並木を通り、小高い国会前庭園で紅葉に囲まれて昼食。当日は、たまたま「議会開設120年―国会特別参観日」 である事が分かった。

 【役に立つ同窓会】をうたっている我々としては、この絶好の機会を見逃すはずは無い! !急遽以後の航路計画を一部変更し、国会内を見学する事に参議院、いや“衆議一決”。議事堂中央玄関(天皇陛下や国賓をお迎えする時や、選挙後に議員が初登院する時に使用)を入って、伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像がある荘厳な吹き抜けの中央広間、参議院議場内の演台前や大臣席前を通り、本会議の雰囲気をちょっぴり味わった。その後、威厳のある参議院議長応接室、予算委員会等が行なわれるTV等でお馴染みの委員会室内(意外に狭く、野次はよく聞こえると思われる?)を通り、こげ茶色で落ち着いたお休み所(天皇陛下が使用される)や皇族室を外から見学した。そして、衆議院議場、衆議院議長応接室、委員会室を、疲れも忘れて、全体で1時間半にわたって見学した。某氏自く、「これで国政をより身近に感じるようになった!」

 その後、地下鉄で移動し、秋の風情の静かな北の丸公園を通り、皇居東御苑に入り、主な目的の「雑木林」と「二の丸庭園」へ向かった。雑木林は、昭和天皇の御発意により、都市近郊で失われつつある林を皇居内に復元するため、 昭和58年から3年かけて造成された一画である。落ち葉が地面を埋め尽くし、木々に残った枯葉と相まって、林が茶色に覆われており、その林の中を「サク、サク、サク・・・」と落ち葉を踏みしめて歩き、都心とは思えない秋の風情を味わう事が出来た。

 小さな滝に池が広がっている二の丸庭園では、池の周りのモミジの紅葉が今を盛りと鮮やかに輝き、それらの紅葉が鏡のような水面に写った様は圧巻であった。天候と時期に恵まれた事に感謝しながら、全員がしばし感動の眼差しでたたずんでいた。

 秋の自然の美しさを堪能した後は、地下鉄で明治神宮の表参道駅へ移動。地下のコーヒーショップでしばし歓談しつつ、夜の部に備えて休憩した。

 元気を回復、時刻は良し。街の明かりが灯る頃地上へ出ると、そこにはエメラルドブルーに輝く人気の表参道ケヤキ並木のイルミネーションが、約1キロにわたって続いていた。昼間とは違って、幻想的な人工の美しさが我々を楽しませてくれた。

 その後、再び地下鉄で六本木へ移動、防衛省跡地に出来た東京ミッドタウンのイルミネーションを楽しむこととした。

 我々をまず迎えてくれたのは、140本の木に2万8,000球のホワイトのLEDがきらめく、本場のパリを模した「シャンゼリゼ・イルミネーション」であった。木の1本1本がワイングラス風に飾られ、雪が空から舞い降りるホワイトクリスマスを表現しているとのこと。また、春には桜が咲き乱れる大きな桜の木々がピンク色にライトアップされた「桜通りイルミネーション」や、 楠木等の木々が黄色のLEDで輝いて続く「ツリーイルミネーション」を、ゆっくり歩きながら楽しんだ。そして、圧巻は、広大な芝生広場にブルーホワイトの25万個のLEDの光で、無限の宇宙と夜空を表現した「スターライトガーデン」であった。

 幻惣的な音楽に合わせて、時には中央に赤く渦巻く太陽系が、時には数条の流星群が出現したりと、見る者を飽きさせず、今我々は都心に居るという現実を忘れさせるほどの演出であった。

 館内では、1,600個の様々なサンタクロースのキャンドルで構成された、大きなクリスマスツリーで季節を実感した。

 このように、昼は「秋の自然の美しさ」と「国政の中心地」を、夜は「イルミネーシヨンの人工美」をたっぷりと堪能することが出来、正に【楽しく、役に立つ同窓会】を満喫した1日であった。

 この後は、赤坂に移動し、魚料理と鍋料理で1日の疲れを癒すとともに、今日の印象や四方山話に花が咲き、時間を忘れるほどであった。

あなたも参加しませんか!!

 神奈川ハイクは、皆さんのための同窓会サークルです。

 平成17年の神奈川支部創設時、支部会員に『希望する同窓会活動は?』のアンケートを実施した結果、最も多かったのが『ハイキングや名所旧跡めぐり』でした。

 これらの意見を踏まえて、自然に親しんだり、歴史に親しんだり出来るイベントを、年に4回ほど計画・実施してきました。 神奈川ハイクは、同窓生の交流を図る気軽なイベントの一つです。「知り合いが居ないから・・・」等の心配は全くいりません。同窓生とは不思議なもので、老若男女が十年来の知り合いのように、すぐ親しくなります。

 3月の東日本大震災後、しばしば【日本人の絆】ということがクローズアップされます。同窓会の種々の活動は、正に【学舎(まなびや)の粋】というものではないでしょうか。

 一緒に体を動かしながら、「楽しく、のんびりと」自然を満喫したり、チョッピリ見聞を広めませんか ! !

 神奈川支部以外の方も歓迎します。「参加してみたい」と少しでもお思いの方は、支部長宛ご連絡下さい。また、毎年10月に実施する、女性の集まりである『ひまわりの会』や毎月第4水曜日18時からの『紫水サロン』等も、【学舎の絆】の機会です。

 役員にとって、皆様のご参加ほど嬉しいものはありません。いずれも肩のこらない集まりですので、プレインな服装で気軽においで下さい。

神崎英昭(S41・米英)