北九州市立大学同窓会

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支部組織

関西支部

第27回コスモス会の報告

 令和元年は「大阪中之島めぐり」と題して、9月28日(土)久しぶりに大阪に集合。滋賀、奈良、大阪の各地から12名の参加です。地元にお住まいの生雲さんの案内で、地下鉄阿波座駅近くの津波、高潮ステーションを見学。毎年のように巨大台風による暴風雨と高潮による河川氾濫の災害に見舞われる日本です。皆さん大変関心があり、津波体験シアターで、その恐ろしさを体験する。ボランテイアの方から大阪三大台風:室戸台風(1934年)ジェーン台風(1950年)第二室戸台風(1962年)の経験から、今は高潮対策の水門や防潮堤(鉄扉)の設置により被害の心配がなくなったことや、また将来やってくると言われる南海トラフ巨大地震と津波の話を、熱心に聞いて災害への備えの大切さを学びました。
中之島まで散策しながら、途中、川口居留地(1869年アメリカ人宣教師が長崎から移住して、最初に、大阪でキリスト教の宣教を始めた地区)で当時のままのステンドガラスの美しい川口基督教会(日本聖公会)を訪問。歴史を感じる教会を見せてもらいました。安治川に架かる橋の辺りは、映画にもなった小説「泥の河」に出てくる舞台で標識が立っている。昭和30年代の大阪を描いた作品です。大阪湾にそそぐ安治川が堂島川と土佐堀川に分かれ、またその先で一つの川になって大川となる。二つの川の間にある島が中之島の地名になったようです。大川から毛馬水門を通過すると淀川になります。昔から、この地、中之島は商業の中心でしたが、今は、発展してビルのそびえる大都会の一部で商業ビル、国際会議場、市役所、ホテル、病院などいろいろあり、その川沿いには、遊歩道や公園、コンサートホール、美術館、博物館など整備され美しい景観と魅力ある大阪の中心となり、市民、観光客の憩いの場所になっています。
今回は雑踏から離れた中之島プラザ13階にあるレストランルミエールで昼食会です。女性好みのコース:サラダ。スープ。デザートコ―ヒ付き。今回は初めての方2名と久々の参加の方3名その中でも、卒業以来の再会を果たした2組の会員の感激と、平成卒の若い会員の方の出席で今までと違った雰囲気で楽しい会になりました。近況の報告を40代から70代の世代の話を一度に聞くことができて、これも興味深い内容でした。何よりコスモス会が新しいメンバーの出席で、若返り、各自の紹介と近況は、お互いにこれからの未来に向かって意義ある話題でした。やはり同じ大学で学んだ仲間、年代が違っても懐かしい暖かいものを感じました。
帰途、大阪梅田スカイビルにある天空美術館で開催されている絹谷幸二の「時空大旅行」〜理想郷を求めて〜
人が少なくゆっくり鑑賞できました。鮮やかな色彩の印象的な作品でした。大阪駅まで来るとすごい人でした。
3年前から「食事会とお話し」だけでなく、外へ飛び出して、何かを発見、体験することを企画して、皆さんと楽しい食事会をしています。今回は大阪のメンバーの協力があったお陰で、いいコスモス会になりました。感謝しています。次回は、あなたも一緒に企画に参加しませんか。

関西支部コスモス会 中野秀子(S44米英卒)