北九州市立大学同窓会

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支部組織

関西支部

第19回関西支部コスモス会

 2012年2月19日(日)恒例の女性の集いが開催されました。今 回は12名の出席で、お話は松島ちさとさん(S45・英文)の「楽し い家庭は食から」と題して、身近な話題をとりあげ、経験談を交 えて話してくださいました。
 松島さんは、30年間「全国友の会」で活動してこられました。友 の会は1930年雑誌「婦人乃友」の愛読者で羽生もと子さんの思想 に賛同した女性たちによってできた会です。現在全国に2万人 以上の会員が「健全な家庭からより良い社会を作るために」を モットーに地域に働きかけ、共に学び活動を続けておられます。 今は大津友の会に所属しておられ、主な活動は家計簿作成、衣、 食、住の分野での数々の取り組みなど、頑張っておられます。3. 11の東日本大震災の折にも、友の会のメンバーが、ボランティア で炊き出しや必要な日常品の提供(手作り)などで支援の様子が NHKで報道されました。
 松島さんの入会のきっかけは、転職が多かったため、友の会を 通じて、よい友達ができ、地域とのつながりもできて、新しい土 地へ引っ越しても寂しくなかったとのこと。いろいろなことを 教えてもらい家庭生活に大変役に立ったこと。講演会や集い、バ ザーや展示会では、手作りのケーキや軽食を用意してくださり 会員の皆様の工夫と努力がうかがえ、各分野の活動を通じて家 庭を大切にする暖かい心を感じました。
 今回は「食について」人は生きている限り、一番大切なことは 食べること。美味しく食事ができることが健康のもと。友の会の 手作り調味料の作り置き。これを使って簡単にいろいろな料理 ができる。また、おすすめレシピでは、好評のメニュー、簡単にで きて保存もきくという、野菜の甘酢漬け、ひじきのマリネ、春 キャベツの即席漬けなど、またある材料で美味しくできる郷土 料理の紹介。聞いているだけでも美味しそうです。家庭食品廃棄 物の中で、食べ残しや既製のおかず調味料が40%を占めるとの こと。手作りが一番であることを再認識して、冷蔵庫のごみを増 やさないようにしようと反省する。
 また煮物料理にとっておきの優れもの「鍋帽子」の紹介。実際 に現物を手に取り、効能を説明。長時間種火で煮るかわり、綿入 れの帽子をかぶせておくだけで、やわらかく、味がしゅんで美味 しくできあがる。最近3食をきちんととらない子供や若者、出来 合いのもので済ませるという家庭が増えています。また家族そ ろって食事をすることが少なく、ばらばらの生活で、家庭の暖か さを知らない人も増えているのでは。友の会の活動はまさに今 社会に欠けている大事なものを思い起こし、提供してくれてい ると感心しました。
 本部から広報担当の田中美里さん(H12・経済)が出席してく ださり、感謝しています。会場が23階で大阪市内特に駅周辺の開 発を一目で見ることができ、美味しい料理をいただきながら、楽 しく意見を交換して相互に刺激と元気をもらいました。毎年2 月の第3日曜に開催します。来年は20回目を迎えます。ぜひぜひ 多くの方の参加を願ってやみません。

中野秀子(S44・米英)