北九州市立大学同窓会

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支部組織

中津支部

豊前・中津支部の結成

 豊前・中津支部の結成総会が中津市の扇渓クラブで昭 和38 年12 月28 日、開催された。出席者は15 人。大学から植村、渡辺両教授が出席、初代支部長に笹島邦和(28 ・米=当時耶馬渓中学校勤務)を選出。

 年を経るにつれ、会員数も増え、地理的にも広範囲になったため、豊前・ 中津支部から中津市、下毛郡、宇佐郡、豊後高田市、西国東郡、東国東郡を範囲とした大分県県北を中心とする中津支部を独立して一段と同窓の団結をしようという機運が高まり、昭和44 年に中津支部が結成された。

 会員数は80 人余りで、その年の12 月に現在の宇佐市四日市の二幸で、40 人が出席して設立総会が開かれた。支部の規約などが承認され、初代支部長に矢野教光(24 ・ 専米)を選出した。その当時の記録によれば、各人自己紹介のあと、学生時代に帰って意気軒昂。汽車通学の思い出、寮生活、人生論、職場での苦労話などに花が咲き、 美酒に酔い、校歌・逍遥歌を声高らかに肩を組んで歌い、 夜遅くまで語り合ってこれからの結束を確認した。

 その後、昭和45 年12 月5 日に同じく宇佐市四日市で第 2 回目の支部総会を開いた。25 人の参加で本部と支部との連携について熱心に討議した。

 第3 回の総会は昭和48 年12 月7 日、宇佐市内で開催。 この時は、支部活動の充実を図るため、各地区での責任者を決めた。当時の資料では、下毛地区・笹島邦和 (28 ・米)、中津地区・稲田澄人(30 ・米)、宇佐市郡地区・相良扶二夫(29 ・米)、奈良司(29 ・米)、高田地 区・坂本征四郎(38 ・米)の人たちに依頼した。

 第4 回支部総会では、宇佐市四日市で大学から大学の大先輩でもある加藤宗幸教授(24 ・専米)をお招きして24 人の出席者のもとで、社会人との連帯を求めてより強く幅広い同窓会にしていくことを再確認、これから各人が一層の努力をして参加者の倍増に力を入れることにした。

 その後、西国東高田支部が独立、中津支部と合同で宇佐市長洲で開かれ、50 人近くが出席、西国東高田支部長・下村達美(30 ・米)と、中津支部長、矢野数光(24 ・専米)ががっちりと握手を交わし、組織拡大をしながら大幅の参加を呼びかけることにした。 さて、従来の中津支部は大分県北に位置する二市三郡の広範囲にわたるため、かねてから会員相互の交流が疎遠になりがちであった。

 その結果、下毛郡が独立して中 津市在住の同窓会員による新中津支部が昭和61 年3 月1 日、発足した。設立総会は市内の天ぷら月天(右田竣宏 (41 ・商)が経営)で開かれ、18 人が出席。同窓会本部 から新井市郎氏が出席、発起人を代表して笹島邦和があいさつした。

 お互いに夢多き青春の一ベージを過ごした 母校を偲び、学生時代の話に花を咲かせ、大いに笑い、 大いに喜び、夜のふけるのも忘れて歓談した。母校も開学40 周年を迎えようとしている時、建学の精神である 「フロンティアスピリット」を柱に、ますます活躍、結束を固め、母校の発展に寄与することを念じつつ散会した。

 新支部長には笹島邦和が選ばれた。 時は移り、平成2 年7 月28 日、中津祇園祭りの日、市内割烹・汐湯で祇園太鼓の音を耳にしながら、同窓会本部と近隣の豊前築上支部から新井市郎氏、松本繁安氏を招き、昭和61 年以来、久しぶりに第8 回支部総会が開催された。

 笹島支部長のあいさつと経過報告、規約の一部改正が承認され、引き続き、役員改選があり、笹島支部長から 「支部活動の活性化のため役員の若返りを」と提案されたが、これからの課題として検討することになり、役員全員が留任した。また、本部から同窓会を法人化したいなどの近況報告があり、続いて懇親会に移り、嶋田保(24 ・専米)の発声で乾杯、出席者が各人自己紹介をし、 夢多き青春の日々を北方の学び舎で過ごした思い出話を大いに語り、旧交を温め楽しい一時であった。今回の出席者は20 代が1 人だけで、半数以上が50 歳以上で、支部会員の老齢化が目立った。

 つまり、地方の過疎化に伴い、 比較的年代の若い会員は都市部に転出しているので、この際、支部活動の活性化のためには地方の若返りが前提条件であると確認し、それぞれの地域での会員の活躍を大いに期待することで会を閉じた。

 平成7 年1 月28 日、立春とは名ばかりの厳寒の日、中津市の筑紫亭で支部総会を開催。出席者は23 人で、本部から新井市郎副会長、久保田澄幹事が来賓として出席、 特別来賓に大分2 区(現・大分4 区)選出の衆議院議員・横光克彦氏(42 ・米)が東京から駆けつけてくれた。 笹島支部長から支部活動の経過報告があった。

 その主な内容は、昭和38 年に豊前・中津支部として発足、42 年まで毎年支部総会を開いてきた。44 年に豊前支部と中津支部が分離独立をする。その年に中津支部として第1 回の総会を開き、49 年まで毎年総会を持ち、61 年、下毛郡を含めた新中津支部が発足する。今回が5 年ぶりの総会となったなどであった。

 続いて、支部規約を一部改正、副支部長1 人、幹事2 人とするとの提案があり承認された。そのあと、横光衆院議員が国会報告と北九大山岳部での思い出などを話された。

 懇親会ではお互いに杯を交わしながら大学時代の思い出話に花を咲かせ、宴たけなわのころ、会員の自己紹介と近況報告があった。特にご夫妻で出席された方が2 組あったのが印象的で、5 年ぶりの総会とあって会員の気分は相当に盛り上がり、カラオケも大盛況で横光議員の十八番の杉良太郎の「すきま風」から始まり、歌った会員が次に歌う人を自由に指名すると、これまた一段と熱気を帯び、最後に円陣を組んで校歌・逍遥歌を斉唱、 二次会、三次会へと同窓の輪は続いた。役員改選で、新支部長に坂本征四郎(38 ・米)、副支部長に西正春 (39 ・米)、顧問に笹島邦和らを選んだ。

 平成8 年8 月、市内のサンルート中津で総会を開き、 二年ぶりに同窓の絆を強め会員の親睦を深めた。出席者は14 人で、同窓会本部から中山副会長、新井幹事、近隣支部の大城大分支部長、一宮別府速杵支部長、鞘野豊前 築上支部長、それに衆議院議員の横光克彦氏が出席した。

 支部長の活動報告から始まり、会計報告を経て来賓の横光議員が新しい選挙区や政界の再々編成、消費税、沖縄の基地問題などの話を交えながら国会の近況を報告。特に厚生委員会ではエイズ問題を取り上げ厳しく関係者を追及したとの熱弁には頭が下がった感であった。

 役員改選で、役員全員が留任と決まり、続いて親睦会が始まった。会員の自己紹介を兼ねて5 分間スピーチをお願いし、美酒を交わしながら得意のカラオケを披露してもらい、和気あいあいの懇親会は2 年後の再会を誓い、散会した。8 年度は大学開学50 周年記念の同窓会総会が 11 月3 日に大学であり、支部から3 人が出席した。

 平成10 年度の支部総会は8 月22 日、市内の瑠璃京で開かれ、会員17 人が出席。衆議院議員の横光克彦氏の「大学時代のよもやま話」を聴いたあと、西正春の司会で開会。 坂本支部長の活動報告と会計からの会計報告を承認。 同窓会本部の西島司副会長から同窓会創立50 周年記念事業としての募金活動、2001 年に北九州学術・研究都市に新設される国際環境工学部の基本構想の説明があった。

 続いて、近隣支部長らの来賓あいさつがあり、出席者の最年長である嶋田保(24 ・専米)の力強い乾杯の音頭で開宴。例年のように出席者の自己紹介を兼ねての近況報告などがあり、懇談が進む中、カラオケに入り、自慢ののどを披露し、出席者全員に歌唱賞をプレゼント。

 特に、横光議員がデレビでおなじみの「特捜最前線」のテーマソングをボリュームたっぷりに歌い、出席者全員がうっとりと聞きほれた。全員の記念写真撮影のあと、学生時代に戻った気分で両肩を組み、校歌、逍遥歌を斉唱、横光議員の力強い発声で万歳三唱、再来年の再会を誓って二次会へと散って行った。

坂本征四郎(38 ・米)