北九州市立大学同窓会
大学だより
留学生スピーチコンテスト
留学生による日本語スピーチコンテストが1月17日、図書館1階で行われた。今年は、ス
ピーチをした留学生と、何人かの教授や招待者がディスカッションを行うという初の試みも
取り入れられた。
審査を勝ち抜いた16人の留学生が登場。前半は、短期留学生8人。原稿も700〜1,400字とい
う短いものだったが、日本で過ごした数か月間に体験し、感じたことを率直に、好意的に、しか
もユーモラスに語った。
外国人である彼らが、単なる数日の旅行ではなく、留学生として実際に日本で生活し、勉強
し、体験して感じたことを文章にし、見事な日本語で分かりやすくスピーチした。予想以上の
出来栄えで、本当に優秀な学生なのだろうと感動した。
後半は、「論証型レポート」。「北九州市」「オリンピック」の
2つをテーマに、8人が2,000〜3,000字で論じた。「北九州市
のモノレールを廃止してはどうか」「オリンピックは開催しな
い方がいいのでは」といったスピーチもあり、社会問題や経
済問題について、改めて深く考えさせられる内容だった。
このコンテストについて、学内の日本人学生はどのくらい
知っているのだろうかと、ふと気になった。優秀な日本人学
生もたくさんいるとは思うが、日ごろどんなことを考え、感
じ、過ごしているのかを知りたくなった。
本部幹事 山邊由紀子(H2・英米)
北友会会報第118号(平成30年7月15日発行)掲載