北九州市立大学同窓会

大学だより

第16回 響 嵐 祭・・・ひびきのキャンパス
「ひびきのだcolorできたこと」

 第16回響嵐祭「ひびきのだcolorできたこと」が11月10日 (土)、11日(日)、国際環境工学部開設17周年を迎えた「ひび きの」キャンパスで開かれた。両日とも天候に恵まれ、特に 初日は気温が20度を超え、会場の活気とあいまってとても "熱く"感じられた。
 今年は、キャンパス近くに小学校が開校したこともあっ て子供連れの来場者が多く、大学生だけの祭りではなく、 「地域イベント」の感がいっそう濃くなった。
 ひびきのキャンパスらしい取り組みとして、会場内にゴ ミ箱は設置せず、「ecoステーション」と呼ばれるゴミの分 別回収場所を何か所か設けた。当日出されるゴミはすべ てここで回収され、エコ容器などにリサイクルされる。エ コステーションで案内していただいた人も非常に親切で、 素晴らしい取り組みであると感じた。
 当日配布したパンフレットには、響嵐祭についての知り たい情報が細かに記載されていて、来場者にとって手放 せない一冊となったようだ。内容をよく見てみると、いか にも学生らしい楽しそうな特集などが組まれており、製作 に携わったメンバーたちのお茶目さも伝わってきた。持ち 帰って見返すと、また新たな発見もあり、響嵐祭らしい愉 快な一冊であった。
 会場のほとんどを埋め尽 くしていたのは模擬店。学生 だけではなく、教員、地元の 方々などから多くの出店 があり、その数約40店。趣 向を凝らした面白い出 店や留学生団体による 多国籍の料理、地元店 舗による本格的な料 理など、その内容は 非常に多彩だった。看板やコスプレを作成し、販売に熱中 する出店者も多く、終始にぎわっていた。
 また、メイン企画として、10日に「おばたのお兄さん」、 「レモンティー」によるお笑いライブ、11日には女優・松井 愛莉によるトークショーが行われ、学生はもちろんのこ と、親子連れからお年寄りまでが大興奮であった。
 他にも、毎年恒例のダンスバトル、劇団ひまわりによる 公演、ミス・ミスターコンテストなどの企画イベントがあ り、非常にバラエティーに富んでいて、来場者が飽きない よう配慮されていた。
 ステージ以外でも、キャンドル作成体験、子どもに大人 気の本格お化け屋敷、大画面ゲームなど多くのイベント が実施され、時には長蛇の列が生まれるほどの大盛況で あった。
 ステージ企画終了後にグランドで行われた後夜祭で は、2日間を振り返る感動のムービーが上映され、巨大な 「感謝」の火文字も焚かれ、最後には150発の花火が打ち上 げられ、見る人を魅了した。
 第16回響嵐祭を通して実行委員の様々な取り組みと工 夫が伝わってきた。毎年見ていて思うことだが、学生が一 からすべて自分たちで企画し、運営し、後輩たちに託すこ の良い伝統が今後もずっと続いていけばいいなと願うば かりである。

第16回ひびきのキャンパス大学祭実行委員長
 帆足卓也(3年・エネルギー循環化学科)

北友会会報第119号(平成30年12月15日発行)掲載