北九州市立大学同窓会

HOME > 活動> 評議会

評議会

平成26年度 第1回評議会

「運営・活動方針」「主要事業項目」「予算」など承認 第3期田村体制スタートへ

 平成26年度の第1回評議会が5月31日(土)、北九州市小倉北区 のホテルニュータガワで評議員55人(定数58)が出席して開かれ た。会議冒頭の挨拶で田村允雄会長は「改革志向」を掲げてきた 今期執行部(任期2年)の活動の成果を明らかにし、また本年度以 降の中期的な運営・活動方針や主要事業項目を決める重要な会 議である、との認識を示したうえで、「議案審議では、ぜひ“総論 議”“総参加”の視点から、前向きで活発な論議をお願いしたい」と 述べた。さらに、学生会員へのアプローチを一層強めることが「あ すの同窓会」の展望を切り開くことにつながることを強調し、執 行部の取り組みに対して理解と協力を訴えた。
 新評議員紹介の後、議長に脇田祐喜評議員(熊本支部長/ S46・英文)、副議長に神ア英昭評議員(神奈川支部長/S41・米 英)がそれぞれ選出され、議事に入った。執行部から平成25年度 の活動全般の総括および平成26年度の運営・活動方針(案)、主要 事業項目(案)など8件の議案が提出された。

■平成25年度 活動全般の総括<報告事項>

 昨年度から≪運営・活動方針にかかわる総括≫を報告議案と して提出しているが、本年度も田村会長から詳しい報告を行っ た。田村会長は報告の中で、「運営や活動などを具体的に論議し 企画・実施するにあたり、慣例や従来の発想にとらわれず常に『改 革志向』を追求し、その結果、同窓会活動の全般にわたり一定の前 進を果たしてきた」と述べ、平成24年度からスタートした今期執 行部の取り組み事例として、●「同窓の絆たすき」支部リレー・ウ オークの企画・実施●3つの会長諮問委員会の同時並行討議と 答申●初の「学生アンケート」の実施・分析●執行部主導による本 部総会・懇親会の運営改革の導入●北友会会報の紙面改革の実 施/卒業祝賀号の刷新と入学歓迎号の創刊●「北九州マラソン 2014」の応援企画・実施―などを挙げて報告し、平成26年度も 「改革」「前進」のキーワードを堅持しながら、同窓会組織を挙げて 「総論議」「総参加」の実践に取り組んでほしいと結んだ。
 この報告について、評議員からの特段の質問・意見はなく議案 は了承された。 ■平成25年度決算報告および監査報告<報告事項>
  財務・会計担当の鞘野優副会長が関係資料に基づき平成25年度 の決算内容を報告、併せて昨年の第63回総会の決算内容について も報告を行った。続いて監査担当の八尋重治監査が監査報告を行 い、報告はいずれも了承された。
■平成26年度「運営・活動方針(案)」および「主要事業項目(案)」<議決・承認事項>
 「運営・活動方針(案)」および「主要事業項目(案)」について、奥村 英行幹事長が一括して提案した。冒頭、平成25年度の活動全般の 総括を受けて、「これからのあるべき同窓会運営および活動に関わ る一連の改革案件が出揃ったことを踏まえて、平成26年度はこれ らの改革案件と真正面から向き合い、改革への実践ステージに 入っていく」と宣言し、5項目の運営・活動方針を説明した。
 続いて、従来は「部門別事業計画」としていた項目を「主要事業 項目」と改め、より大きな視点で実践項目を明記した趣旨・目的 を説明した上で、7つの事業項目について提案した。
 その後の質疑応答では評議員から熱のこもった意見や提言が 出され、採決の結果、執行部提案は原案通り議決・承認された。
■平成26年度予算(案)<議決・承認事項>
 財務・会計担当の鞘野副会長が、平成25年度の活動実績を基礎 に、新たな事業計画の実践を視野に入れた諸活動費を組み込ん だ予算(案)について、関係資料に基づき説明を行った。
 この執行部提案については原案通り議決・承認された。
■平成26年度第64回総会および懇親会の開催<報告事項>
 第64回総会実行委員会の総合調整担当参与である奥村幹事長 から、11月9日(日)に北九州市小倉北区のリーガロイヤルホテル小 倉で開催する平成26年度・第64回同窓会総会および懇親会の件に ついて報告し、了承された。
■会長の選出<議決・承認事項>
 会長選考委員会の北山清種委員長(八幡支部長/S36・米英)か ら、任期満了に伴う同窓会会長の選出について、委員会での審議内 容の報告に続き、満場一致で田村允雄現会長を次期候補者として 選出した旨の報告がなされ、採決の結果、委員長提案は承認された。
■相談役の選出<議決・承認事項>
 奥村幹事長から、同窓会会則第19条第2項の規定により、任期 満了に伴う相談役の選出について、現相談役の山下建治氏の再 任を提案し、承認された。
■監査の選出<議決・承認事項>
 奥村幹事長から、同窓会会則第12条第3項の規定により、任期 満了に伴う監査の選出について、現監査の八尋重治氏および山 本雅男氏の再任を提案し、承認された。

 執行部提案の議案審議など、予定された議事の終了後、次期会長 として選出された田村会長から以下のような挨拶があった。
■【田村会長の挨拶】(要旨)
<私にとっては3期目の会長職になりますが、あらためて任務の重 さをひしひしと実感しております。これまでの2期4年間を振り 返ってみますと、とりわけ2期目のこの2年間は、執行部の論議で は、従来踏襲型の発想から脱皮し、「改革志向」で臨むべきであると の観点を共有し、運営・活動方針の見直しや新事業の企画・展開など を行い、一定の成果を挙げてきたと“自己総括”をしています。
 同窓会組織を取り巻く環境は日々、年々、変わっています。時代の 変化が速く、高齢化による多世代構造の社会への進展、生活意識や 価値観の多様化などに同窓会はどう向き合っていくことが求めら れているのか―が大きな課題になっています。これについての答 え、つまり、これからの同窓会の果たす役割、使命を盛り込んだのが、 本日の評議会で決定した平成26年度の「運営・活動方針」や「主要事 業項目」でもあります。これらで掲げた目指すべき成果を得るために は、引き続き「改革」を積み重ねていかねばならないことは、いうまで もありません。
 同窓会の会則では、会長職は「3期6年を超えて就任できない」と 定められており、私の会長職は「最後の任期」になります。同窓会の 前途には、さまざまな課題が待ち受けていますが、次期執行部に課 せられた多くの案件の実現や前進を図るため、引き続き誠心誠意、 会長職としての職責を果たす決意を新たにしておりますので、評議 員の皆さまのご理解とご協力を心からお願いします。>

■評議会終了後、【「あすの同窓会」よろず討論会】を開催
 評議会終了後、評議員の席はそのままにして全体討議を行っ た。従来の数ブロックに分かれた分科会方式の「支部活動意見交 換会」を改め、【『あすの同窓会』よろず討論会】と銘打った討論会 では、評議員から同窓会活動に関する意見、質問、支部活動の実 情報告、今後の取り組み課題、執行部への提言など多岐にわたっ て活発な意見交換がなされた。
 この討論会で出された提言や、時間の関係で発言できなかっ た意見などについては、執行部で集約し、今後の同窓会活動に生 かすことを確認して終了した。

 この日のプログラムをすべて終えた後、出席者は懇親会場に 移り、林寛之本部幹事の司会・進行で開会。今期限りで本部役員 を退任する早水弘明副会長(組織対策担当)の挨拶、第64回総会 実行委員長の中川八重香さん(S44・中国)の挨拶、引頭遵次郎評 議員(宇部支部長/S33・米英)による乾杯のあと、「同窓の絆」で 結ばれた交歓のひとときを過ごした。

北友会会報第110号(平成26年7月15日発行)掲載