北九州市立大学同窓会

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評議会

平成27年度 第1回評議会

「第二次長期構想」「大学創立70周年記念事業支援」など 具体化に向けた重要議案が承認される

 平成27年度の第1回評議会が5月30日(土)、北九州市小倉北区 のホテルニュータガワで評議員56人(定数60)が出席して開催され た。会議冒頭の挨拶で田村允雄会長は「今期執行部の任期は残り 1年となったが、大学70周年支援募金の推進をはじめ、支部助成 制度を活用した支部活動の一層の活性化、学生会員である在校生 への支援事業の充実・再構築など課題は山積している。今期執行 部は長期構想で掲げた不変の合言葉である「楽しい」「役に立つ」 「未来志向」を片時も忘れることなく、一歩でも二歩でも前進した 成果を生み出す決意は不動である」との強い意志表明を行った。
 続いて新評議員と本部役員紹介の後、議長に中村修一評議員 (鹿児島支部長/S45・国文)、副議長に沖田康尚評議員(広島支部 長/S40・米英)がそれぞれ選出され、議事に入った。執行部から 平成26年度の活動全般の総括および平成27年度の運営・活動方 針(案)、主要事業項目(案)など9件の議案が提出された。

◆平成26年度 活動全般の総括〈報告事項〉
 平成26年度の運営・活動方針にかかわる総括として、田村会長 が報告を行った。会長は平成26年度に掲げた5つの運営・活動方 針と7つの主要事業項目の中で、実現した指針や事業項目の内容 と取り組み課程について、その特徴なども踏まえて詳しく報告し た。続いて、平成27年度以降に具体化や実現を目指す案件につい て触れ、数多い課題に対して成果を生み出すための実践活動を同 窓会の組織内に浸透させる上での重要な視点にまで言及した。
 特に平成26年度は、運営・活動方針と主要事業項目のトップに 据えた「第二次長期構想」が、今後6年間の同窓会運営の基幹方 針としてスタートしたこと、「改定版:支部助成制度」が支部助成 制度検討委員会の論議を経て、4月から実施に移されたこと、平 成26年度第2回評議会で承認された「大学創立70周年記念事業 への支援に関する基本方針」に沿って、「大学創立70周年記念事 業支援募金同窓会実行委員会」が設置され、新年早々から具体的 に動き始めたことなどを報告した。
 この報告に対し、評議員から「報告内容が抽象的すぎる。学生 会員の同窓会活動への無関心に対してどのような手立てをした のか、若年会員の同窓会離れにどのように具体的な対策を講じて きたのか」といった鋭い指摘もあり、同窓会の抱える課題が浮き 彫りになったが、今後、同窓会本部と48支部が協働でこの問題に 取り組む必要を共通課題としながら、執行部提案は拍手をもって 了承された。

◆平成26年度決算報告および監査報告〈報告事項〉
 財務・会計担当の福田信夫幹事(事務局長兼任)が関係資料に基づき平成26年度の決算内容を報告、併せて昨年の第64回総会・ 懇親会の決算内容についても報告を行った。続いて監査担当の山本雅男監査が監査報告を行い、報告はいずれも了承された。

◆平成27年度「運営・活動方針(案)」および「主要事業項目(案)」〈議決・承認事項〉
 「運営・活動方針(案)」および「主要事業項目(案)」について、奥 村英行幹事長が一括して提案した。3期目の田村会長にとって 平成27年度は任期の最終年度で、また「第二次長期構想」実現に 向けたスタートの年であり、翌年に大学創立70周年を控えた重 要な年である、という認識のもとで構築された5項目の運営・活 動方針と6項目の主要事業項目について、その内容を詳しく説 明した。平成26年度総括の中で提起された「実現へのより具体的 な取り組み」については、本部として真摯に受け止め、従来にも 増して努力を傾注するものの、同窓会会員の協力と支援が不可 欠であることを訴えた。採決の結果、この執行部提案については 原案通り議決・承認された。

◆平成27年度予算(案)〈議決・承認事項〉
  財務・会計担当の福田幹事(事務局長兼任)が、平成26年度の活 動実績を基礎に、大学創立70周年事業支援募金活動にかかわる費 用など、新たな事業計画の実践を視野に入れて諸活動費を組み込 んだ予算(案)について、関係資料に基づき説明した。この執行部提 案については原案通り議決・承認された。

◆北九州市立大学同窓会表彰規定の一部改定(案)と特別功労者表彰規定の新設(案)について〈議決・承認事項〉
   田村会長から諮問を受けた会則等検討委員会の答申をもとに 策定された「北九州市立大学同窓会表彰規定の一部改定(案)」と 「特別功労者表彰規定の新設(案)」について、奥村幹事長が提案 を行った。
 現行表彰規定で適用解釈が必ずしも明確でない部分について の一部改定と、改定によって生じる新たな問題の解決を含めて、 同窓会活動に多大の功績を残したり、大学や同窓会に大きな名誉 をもたらした同窓会会員に対する特別表彰の規定を新設しよう というもので、執行部提案は拍手をもって議決・承認された。

◆大学70周年支援募金同窓会実行委員会の設置について〈報告事項〉
    全評議員に評議会資料と一緒に事前に送付していた基本資料 に基づき、田村会長が詳しく説明した。支援募金活動の全体像を示 したフローチャート、94人からなる実行委員名簿、基幹会議の決定 や全体会議などの今後の進め方などについて詳しく報告し、了承 された。

◆自主的活動事業助成金(新設)に関する運用の指針について〈報告事項〉
 4月1日から実施段階に移った支部の自主的活動事業助成金 (新設)の具体的な運用について、支部助成制度検討委員会委員長 の柳喜久子副会長(組織対策担当)が説明した。支部活動の一層の 充実と活性化を目指す新しい助成措置として、その助成効果が最 大限に生かされるような運用を期待していると説明し、大きな拍 手で了承された。

◆同窓会会費完納促進プロジェクトについて〈報告事項〉
 会費徴収および使途検討委員会からの答申を受けて設置され た「同窓会会費完納促進プロジェクト」の進捗状況について、プロ ジェクト委員長の野田栄一副会長(総務・企画担当)から説明し、 了承された。

◆第65回総会・懇親会について〈報告事項〉
 福田事務局長から、平成27年度の第65回総会・懇親会を10月25 日(日)に北九州市小倉北区のリーガロイヤルホテル小倉で開催 する旨を報告し、了承された。

 執行部提案の議案については審議の結果、すべて原案通り承 認または了承された。

大学70周年支援募金同窓会実行委員会

「第1回全体会議」と「第1回支部地区別募金部会」を開催
 第1回評議会終了後、15分間の休憩を挟んで大学70周 年支援募金同窓会実行委員会の「第1回全体会議」と「第 1回支部地区別募金部会」が開催された。
 まず48支部を12のブロックに分けて、会場レイアウトを 分科会形式のテーブル配置に変更した。それぞれのテー ブルには本部役員(2人)と支部選出の実行委員(4〜7 人)が着席し、全体会議がスタートした。議事進行は奥村 幹事長が務め、冒頭、田村実行委員長から実行委員会設置 に至る経緯と趣旨を説明し、平成29年3月末までの支援 募金活動の進め方や実行委員会の役割について詳しく述 べ、94人で構成する実行委員に対して全面的な協力要請 を行った。
 引き続き、本部役員が座長と書記を務める中で部会長 と部会幹事を決めた後、第1回支部地区別募金部会の話 し合いが始まった。各テーブルで熱心な討議が行われ、予 定時間をオーバーして午後6時15分に終了した。

北友会会報第112号(平成27年7月15日発行)掲載