北九州市立大学同窓会

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評議会

平成28年度 第1回評議会

 同窓会の平成28年度第1回評議会が5月21日(土)、北 九州市小倉北区のホテルニュータガワで開かれ、全国の 48支部から評議員54人(代理を含む)が出席した。司会は 本部役員の今泉健幹事(総務・企画担当/H23・法院)が務 め、開会に先立ち4月の熊本地震の犠牲者および前回評 議会以降の物故会員に黙とうをささげた。続いて出席者 全員が起立して恒例の校歌斉唱を行い、議事に入った。
 会議の冒頭、挨拶に立った田村允雄会長(S42・商)は、 4月の熊本地震では多くの熊本支部会員が被災されたこ とを報告し、被災会員の「生活再建」に向けて同窓会は「同 窓の絆」に根差した息長く効果的な支援活動に取り組ま ねばならない、との認識を明らかにした。このうえで、当面 の最重要活動である大学創立70周年記念事業への「支援 募金」のほか、本年度の重要な活動方針などについて、評 議員をはじめ全国の会員に理解と協力を呼びかけた。
 続いて、昨年10月の評議会以降に就任した評議員を奥 村英行幹事長(S46・国文)が紹介したあと、議長団選出に 移り、議長に井上俊夫評議員(熊本支部長/S47・英文)、副 議長に中西好昭評議員(岡山県支部長/S47・経営)が選 出され、議題に沿って議事が進行した。

【議決・承認議案】
◆平成27年度の歩みを振り返って(活動の総括)(案)
 田村会長が、平成27年度に掲げた運営・活動方針と主要 事業項目のうち、「特記すべき活動とその特徴」と「さらな る前進を目指すための視点」について説明した。特記すべ き活動として●大学70周年記念事業への「支援募金」の展 開●昨年4月に新設した支部の自主的活動事業への助成 制度が生んだ成果●平成27年度に設置した学生支援事 業検討委員会が“総論議”で学生支援事業の充実を目指し て一定の方向性を確認―などを挙げた。
 このうえで、「あとから来る者のために」を合言葉に、支 援募金活動をはじめ「第二次長期構想」の具体的な推進な ど重要課題について成果を生み出すことが重要な視点で あると位置付けた。
 田村会長の説明については、特段の意見などはなく、提案 どおり承認された。

◆平成28年度の運営・活動方針(案)および主要事業項目(案)
 平成28年度に掲げる6項目の運営・活動方針と8項目 の主要事業項目について、奥村幹事長が、大方針と主要事 業項目との密接な関連を含め詳しく説明を行った。この中 で28年度は大学が創立70周年を刻む記念すべき年であ り、同窓会も設立65周年の節目であることを踏まえ、昨年 からスタートした「第二次長期構想」は、「あとから来る者 のために」を合言葉に、引き続き本部と支部が一体となっ て長期構想の具現化と課題解決に取り組むことを大前提 に、運営・活動方針と主要事業項目を策定したことを強調 した。
 さらに、すでに大学が着手している創立70周年記念の 各種事業には、同窓会として全面的なバックアップを行 い、28年度が実り豊かな1年となるよう全力を傾注しなけ ればならないとの認識を示した。
 評議員からは、学生支援事業の在り方に関し、学生との 交流を深めるためもっと思い切った方策を探るべきでは、 との問題提起があった。これに対して執行部からは、学生 団体との意見交換会を重ねており、この中では学生と同 窓会のパイプを太くするアイデアが出ているので、参考に したいとの説明があった。質疑応答では提案に特段の異 論を唱える意見もなく、原案どおり承認された。

◆平成28年度の予算(案)
 財務・会計担当の鈴木幹事が予算案資料に基づき、平 成28年度の収入、支出の見通しの特徴などを中心に説明 した。質疑では、評議員から奨学金が前年度から300万円 減額になっている理由についての質問があり、奥村幹事 長は奨学金制度の見直し論議に関連して学生支援事業 を充実する観点から奨学金の減額分を学生支援事業の 充実に振り向けることにしたと説明した。ほかに特段の異 論もなく、原案どおり承認された。

◆会長の選出(会長選考委員会委員長報告)
 田村会長は会則により今期評議会で任期満了になるこ とに伴い、3月に行われた会長選考委員会の選考会議で、 本部と八幡支部から推薦があった善正善氏(八幡支部役 員/S47・経営)が次期会長候補者として推薦選出され、評 議会に付議された議案について、会長選考委員会の岸野 利之委員長(中間・遠賀支部長/S34・米英)が選考経過を 含め詳しく報告した。
 この報告について、一部の評議員から「選考方法が密室 の談合だ」などの指摘があったが、選考委員を務めた評議 員から「会長選考規定に則り、公明正大に選考に当たっ た」「委員長報告でも密室、談合などとの指摘は的外れと 明確に述べている」などと反論する場面があった。
 一定の質疑応答を経て議長団の判断で議事が進めら れ、委員長報告どおり新会長に善氏の選出が承認された。

◆相談役の選出
 新会長の就任に伴い、退任する田村会長が会則第19条 に基づき、相談役として就任する役員人事について、奥村 幹事長が提案した。評議員から異論がなく、提案どおり承 認された。

【報告議題】
◆ 大学創立70周年支援募金同窓会実行委員会基幹会議: 第3回会議の報告
 奥村幹事長が、標記の会議(4月9日)の確認事項の骨 子などを報告し、詳細は評議会議事終了後の支援募金同 窓会実行委員会全体会議:第3回会議で報告することを 説明した。

◆第66回同窓会総会・懇親会(10月23日開催)
 奥村幹事長が、第66回同窓会総会・懇親会実行委員会の 準備作業が順調に進み、総会・懇親会のチケット(会員券) を今回の評議会で支部長に配布することができたことな どを報告した。

【その他】
◆門司支部の報告(熊本地震被災者支援金)
 森下博司評議員(門司支部長/S47・中国)から門司支部 総会(6月4日)では熊本地震で被災された熊本支部会員 への支援金を募り、本部に寄託するとの報告があった。

◆熊本地震による同窓会会員の被災特別報告(熊本支部長)
 井上議長が、熊本支部長の立場で「熊本地震の現地か らの報告」を行い、震源地の益城町を中心に家屋損壊など 多くの支部会員が被災した事実を、実際に訪ね歩いて確 認したこと、今後の「生活再建」には長い年月が要るのは 必至であり、支部としての支援活動は長期的な視野で臨 みたいことなどを報告した。また、同窓会本部と兵庫支部 から熊本支部に震災見舞金が送られたことに対する謝辞 があった。

◆新会長の挨拶
 新会長に選出された善正善氏が、多くの課題解決に向 けて会長として職責を全うする決意を述べ、同窓会の発 展のためには支部の協力が不可欠であることなどを訴え た。
 議長団は、予定された議題以外について、評議員から発 言の申し出がないことを確認したうえで退任し、平成27年 度第2回評議会は閉会した。
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 議事終了後、大学創立70周年支援募金同窓会実行委員 会の第3回全体会議と第3回支部地区別募金部会が開催 され、支援募金活動の推進について熱心な論議があった。

北友会会報第114号(平成28年7月15日発行)掲載