北九州市立大学同窓会

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第3回梶山ゼミOB同窓会

 昭和42年卒、梶山ゼミ第3期生の第3回同窓会は11月4 日(土)J R鹿児島本線東郷駅(宗像市)改札口13時集合か らスタートした。
 各地から参集した面々は兵庫県小野市から元田氏、大 分県国東市から有永氏、長崎市から三木田氏、佐賀市から 大島氏、福岡市から山口氏、宗像市から柴田の計6人だ。 1年ぶりの再会にお互い笑顔でがっちり握手した。  東郷駅での集合理由はこの機会に今年の7月にユネス コ世界文化遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島関 連遺産群を構成する資産の一つ宗像大社辺津宮(へつみや)を見学 しようという企画だからだ。まずは腹ごしらえにとタク シー2台で駅から約10分の食事処末広へ。この店自慢の 握り寿司定食を注文しビールで1回目の乾杯。お手頃価 格で玄界灘の幸を味わい、皆満足の様子だった。食後、歩 いて5分の施設「道の駅むなかた」を訪れた。全国の「道の 駅」でもトップクラスの売り上げを誇るだけあって大勢の 客だった。
 次はタクシーに乗り、宗像大社のすぐ近くにある「海の 道むなかた館」に行った。ここで宗像市の歴史や文化など に触れることが出来る展示室を見学。3Dシアターでは神 秘の「沖ノ島」映像(約10分)を見、体験した気分に。たまた ま、前日の夜8時からNHKテレビで放送された番組、歴史 秘話ヒストリア世界遺産「沖ノ島」を見た人がほとんどで タイミングが良く縁の深さを感じさせられた。  そして、いよいよ宗像大社辺津宮へ。ここはつい最近、 10月29日に天皇、皇后両陛下が「全国豊かな海づくり大 会」式典で宗像市に来られた際に参拝された宮である。  境内では丁度、「西日本菊花展」が開催中で菊薫る中、私 たちも心静かにお参りをした。  世界遺産登録後は遠方からも宗像大社を訪れる人が 増え、賑わっている様子だ。  次に向かったのは宗像大社辺津宮の境内地にある「宗 像大社神宝館」だ。  ここは沖ノ島祭祀遺跡から出土した1000年から1500年 前のものと見られる奉献品8万点(全て国宝)が収蔵、展 示されている。長い歴史を経た銅鏡、土器、装身具、馬具な どの品々が現存し、眼前にあることの神秘さに感じ入りつ つ、沖ノ島の歴史的価値を実感出来た。これにて宗像大社 見学を無事終了しタクシーで東郷駅に戻り、JRに乗り小 倉駅に向かった。駅からは徒歩で本日の同窓会の会場ホ テルテトラ北九州へ。そこで同窓会出席のもう1人、京都 市から参加の吉元氏と合流した。早速、本日のメーンイベ ントの梶山ゼミ第3回同窓会懇親会を同ホテルのレスト ラン燦餐(さんさん)で18時過ぎから開催した。  ゼミのリーダーだった吉元氏の乾杯!の音頭で本日参 集した7人の侍の再会を祝した。  梶山先生の金融論ゼミ(約50年前)の頃の話題から健康 の話、近況報告、最近の世相についてなど美うまき酒を汲みなが ら話は尽きず2時間余はあっと云う間に過ぎた。  最後に皆で校歌、逍遙歌を高らかに斉唱し、楽しかった 同窓会懇親会を終えた。  余談だが、ちょうどこの日の夜遅い時間に福岡ソフトバ ンクがプロ野球の日本シリーズ6戦目でDeNAに延長11 回4対3でサヨナラ勝ちし、4勝2敗で2年ぶりの日本一 に輝くという嬉しいニュースが飛び込んだ。第3回梶山ゼ ミ同窓会がさらに良い思い出となる一日になった。

柴田正勝(S42・商)

北友会会報第117号(平成29年12月15日発行)掲載