北九州市立大学同窓会

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ラテンアメリカ研究会「創部50周年記念式典」開催

 「海外雄飛と フロンテア精 神」を鼓舞して 創部された北九 州市立大学ラテ ンアメリカ研究 会は、S37年4 月にスペイン語会として創設され、S39年4月ラテンアメリカ研 究同好会と改称、S41年10月文化会にて承認され、研究会に昇格 した。創部50周年を祝う記念式典をラテ研OB会及びラテンアメ リカ研究会の共催にて、平成25年10月5日・6日に、北九州ホテル プラザにて開催。ご来賓として、ラテ研創部当時から今日までご 尽力をいただいた元(株)ワールドコーヒー社長の吉永正義氏、創 部当時から交流を深めていた鹿児島大学中南米研究会OBの宮本 修氏、高原要次氏、熊本商科大学中南米研究会OBの植田二郎氏 を迎え、OB・現役生等総勢54名の参加で盛大に開催した。
 式典は、物故者への黙祷をし、松尾祐嗣OB会会長(S41年入学) と研究会副会長峯渚都喜さん(H23年入学)の開会挨拶で始まっ た。吉永正義氏に対し、創部の礎を築いて頂き、永年のご指導等に 感謝し記念品と共に感謝状を贈呈した。記念講演には海外渡航 歴四百数十回の渡辺邦弘氏を迎え、「地球の上は怖い落とし穴だ らけ」という演題で、海外渡航に潜むリスクとその管理について お話をいただいた。第2部の懇親会は久々に参加した神戸外大教 授の平田渡先輩(S40年入学)の乾杯で幕を開け、OB会の活動状 況、現役生から、北九州市立大学の現状の報告と、ラテンアメリカ 研究会の活動報告があった。50年の歳月の中で大学が発展的に 変化していることを感じ取り、同時にラテンアメリカ研究会がそ の名前のままで今日まで継続し存続してきた事への驚きと、感謝 の念を強くした。
 ラテ研OB会は今日まで、福岡、大阪、東京等各地で近郊の仲間 を主体にOB会を開催しており、今回の50周年記念式典の開催に あたり、3回の企画検討会等々と長年の名簿の整備、いろんな伝 手で、その消息を探り当てる等して、一人でも多くの参加を呼び かけた。おかげさまでこの数十年の間にまったく逢えなかった仲 間にも会うことができ、その感激で、あちこちで「おう!○○君で はないか、久しぶりだね!」と、声を掛け合う姿が見られた。その後 の会話はあっという間に昔の仲間の気持ちに戻って盛り上がり、 風貌は多少なりとも変化はあるが、その心は昔と少しも変わって いないなと感じた。最後にラテ研小唄、蒙古放浪歌を歌い、再会を 祈念して幕を閉じた。久方の再会で興奮収まらぬ先輩、後輩が2 次会、3次会と魚町に繰り出した。翌日6日には北方学舎見学、当 時の下宿先の探索、門司のレトロと時間の許せる範囲を観光。様 変わりした町の様子に昔の思い出を重ね合わせながら楽しんだ。
 開催にあたり、創部50周年記念紙を発行した。創部当時の思い 出や苦労話、我が研究会の活動を紹介した新聞記事、海外渡航で の体験記録等々、50年の歴史の記録にすることができた。その記 録によれば、ラテンアメリカ研究会のクラブ員が海外へ渡航した 国は、実に約40ヶ国、延べ約280人にのぼる。ラテ研魂で国内で頑 張って来た先輩、頑張っている後輩、そして海外雄飛とフロンテア 精神を地でいく海外移住のOBも多く、彼らはアメリカ、ブラジル、 ガテマラ等々で現在も活躍している。その精神は今でも現役生に 引き継がれている。研究会のOBは280名を超え、各地区でのOB会 の開催もなされているので、今回諸般の事情で参加できなかった OBの皆さん、是非ご参加下さい。

山浦義行(S43・入学経営)

北友会会報第110号(平成26年7月15日発行)掲載