北九州市立大学同窓会

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三年続きの同期会

  好天に恵まれた4月16日の午後、山口県湯田温泉ホテル松政に三度目の同期会(S36・米英)のメンバー10名が集まった。
 そもそも、同期会は2008年10月26日(日)第58回同窓会総会終了後、小倉北区浅野の小倉ベイホテル第一に「1961年3月米英科卒の会」に全国各地から23名が集まったのを契機に交流が始まったものである。
 二度目の昨年は、山口県周防大島の周防温泉大観荘に男性8名が参加した。地元、田布施町の議員谷村善彦氏と大阪市の川北和一氏のお世話で島内出身の作詞家石本美由紀記念館、戦艦陸奥記念館を訪ねた。

 このたびの山口市は古くは中世、大内氏代々の所領で西の小京都といわれ、またその後、毛利藩に引き継がれ幕末には維新の志士たちが活躍したところでもある。町の至るところに落ち着
きと歴史を感じることができる。このたびも大阪市の川北氏の手配に甘えることになった。今回は福岡市から紅一点、児玉律子氏が加わりソフトムードの再会となった。夕食までの時間、近代詩人中原中也記念館・瑠璃光寺の五重塔・ザビエル記念館を回った。
 宿は600年の名湯、懸け流しの千人湯でそれぞれに充分に時間をかけて堪能した。夕食後は5人部屋に移り各自が語り手、聞き手になってよろずにわたり時を忘れての一夜を過した。
 翌朝は菊野氏が会議のため別れ一行は買い物を済ませ雪舟庭へ。二日目は一路秋芳洞へ谷村氏に先導をお願いした。山口県の道路は何処までも整備されておりドライブを満喫することができた。呼び込みに誘われて土産物屋に車を止め、出店通りから洞窟へ入った。初めての者もおり黄金柱まで行き、戻ることにした。洞内のたゆまない水の流れと鍾乳石の造形に桁違いの時間の長さと自然界の計り知れないものを感じた。帰路はカルスト台地へ登った。規模は平尾台(北九州市小倉南区)をはるかに凌ぐものがあるが羊石は平尾台の方が丸みを帯びてソフトに見えた。二日間お天気に恵まれ心身ともに癒すことができた同期会であった。来春の再会を期して散会した。(参加者:谷村善彦、川北和一、本綱荘弘、織田信常、菊野清一、児玉律子、松浦豊基、松崎道春、中條経義)

北山清種(S36・米英)