北九州市立大学同窓会
支部組織
千葉支部
時代と共に変化する銀座・築地を散策す
昨年末千葉支部Y先輩から、元千葉支部OB仲間が1月3日に上京して来るので有志で会食でもしないか、とのお誘いがあった。元千葉支部所属で我々の同期でもあったY君が上京するとのこと、二つ返事で賛同した。年明け早々で皆さん色々予定もあったろうに総勢8人もの有志が参加することとなった。その日の都合で同時に全員一か所へ集合することが出来ず、第一部隊5人は15時に東銀座駅に集合した。ここから、近辺の地理状況に詳しいY先輩の先導で、先ずは数前
に改装された歌舞伎座へ入る。(歌舞伎の観賞は時間の制約があり不可)地下の土産物店街へ
足を運ぶ。冷やかし半分で入ったが、新春歌舞伎の観客で大混雑。それでもここの名物と言わ
いる"きんつば"を土産にゲット(最初に土産を買うのは旅の遊びとしては下策ではあるが)。
次に土産物売り場を離れ4階の屋上日本庭園へ。ここは無料で一般に開放されており、ここが
銀座か?と思わせる静寂な趣のある日本庭園。ベンチで一休み。散策に疲れた老体を癒すには
格好の休憩場所である。同時に歌舞伎ギャラリー回廊で歌舞伎の歴史と歴代の名優の写真展も
楽しめる、勿論無料である。ここから大混雑を避け築地場外市場へと足を向けた。徒歩10分少々、未だ正月早々ということで開店していない店もあり、さほど混んではいなかったが、
開店している店の中では、外国人が美味しそうに寿司をほおばっている姿が見られた。築地市場は豊洲へ移転したが、場外市場は元気に残り、従来通り東京の名所としてやっていけそうな感じであった。続いて、六丁目の旧松坂屋跡の銀座シックスへ。あの松坂屋の面影は全くなく、最新のファッションセンス溢れるなかなか凝った作りのショッピングモールで、一見の価値ありというところだろうか。5階の蔦屋書店も書店としては従来の配置ではなく、通の人に好まれる
様な工夫がなされていた。平成も愈々幕を閉じ時代は移るが、ここ銀座も大きく変化している
と実感した。
その後、会食の会場トルコ料理の店へ向かう。何回か来ているという案内役のY先輩も目指す店へなかなか着けず焦り気味。スマホや周りで聞き込みをしながら定刻前ぎりぎりでたどり着く。
別部隊の2人は既に到着済。関東支部のM君も近くまで来て迷っていたようだが、何とか30分
遅れで到着。ようやく8名全員揃う。正月の挨拶を交わし懇親会を始める。
中には数年ぶりに会う人もおり、お互いのその後を称えあうにぎやかな声が飛び交った。
このトルコ料理レストランは、ベリーダンスショーを売り物にしていたが、当日は正月休暇の為ダンサーの手配が出来ず、参加者の中には期待を裏切られ、少なからずガッカリした人もいたようだ。さて、トルコ料理だが、まだ日本での認知度は低いが、実はフランス料理、中華料理に次ぐ世界三大料理に挙げられている。トルコ事情に詳しく既に数回出張などで現地訪問を果たしているY君によれば14世紀に入りオスマン帝国が勢力を拡大し、西は北アフリカ、ギリシャ、バルカン、アラビア半島、中央アジアと広大な地域を支配し、その際に幅広い民族の異なる食文化を集大成させトルコ料理を形成させたという。確かに、遊牧民らしく羊の肉を主体にキューリ、トマト等の野菜とオリーブ、豆類、それに地中海、バルト海から獲れる豊富な魚介類とその多彩な食材をふんだんに取り入れた料理は実にユニークで美味であった。今回は気心の知れた仲間達と姿を変えた銀座界隈を散策したが、来年のオリンピック開催を控え今後も変貌するであろうこの地区の今後に注目して行きたい。
(写真A:右より、藤井由郎(S34 米英)、小島康男(S39米英)、谷山州弘(S40 米英), 川崎一興(S40 商)、吉村和(S42米英)、村田重章(S42米英)、島村武宜(S42 商、吉田幸夫 (S41米英) (写真B: 一般に開放されてる歌舞伎座の屋上日本庭園)
島村武宜(S42 商)
右より、藤井由郎(S34 米英)、小島康男(S39米英)、谷山州弘(S40 米英), 川崎一興(S40 商)、吉村和(S42米英)、村田重章(S42米英)、島村武宜(S42 商、吉田幸夫 (S41米英)一般に開放されてる歌舞伎座の屋上日本庭園