北九州市立大学同窓会

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支部組織

愛媛支部

支部活動

 愛媛支部の創設に奔走したのは、川越彰(36・米)。 大学卒業と同時に故郷に戻り、三崎高校を経て八幡浜高校に奉職。「愛媛にも支部を設立しなければ」と思っていたが、川越が卒業した昭和36年ごろは、県内に在住する同窓生はまだ少なく、直ちに設立するのは無理だった。

 同窓が増えはじめ、機が熟したとみた川越は47年の正月気分がまだ抜けきれぬある日、県内での最年長者であり、同じ教職仲間の塚田平(32・米)に相談。塚田にも異論はなく、話は順調に進み、同年1月15日、松山市に 11人が集まって創立総会を開いて、愛媛支部が産声をあげた。

 当時、確認できた同窓生は、県立高校に勤務する11人、小、中学校の10人、官庁、自営業5人の計26人。当然ながら支部活動の中心は教職関係者になり、活動を円滑にするため、県内を東予、中予、南予の3地区に分け、年1回の総会を毎年1月3日に3地区持ち回りで開催することにした。

 初代の役員は、支部長の塚田、事務局長に川越、副事務局長に尊藤拡(41・米)が就任。幹事に東予・越智達彦(37・米)、中予・真鍋房清(35・商)、南予・林光雄 (33・米)を選出した。

 第2回総会は48年1月3日、東予地区の西条市で幹事の越智が中心になって開催した。越智が県内の同窓生を調べたところ、80人が確認できたが、うち10人は県外に就職していることが分かり、総会出席者は16人だった。

 第3回総会は49年1月3日、松山市で開催。出席者の顔ぶれは第2回と多少変わっていたが、全員が年1回の集まりを楽しみにしている様子がうかがわれ、支部長の塚田はうれしかった。


 塚田は、50年4月、北九大の石原文雄教授が定年退職し、当地の松山商科大学に教授として赴任してきたことを知る。早速、支部総会を兼ねて歓迎会を計画したが、事務局長の川越と打ち合わせる間もなく、国際教育交換協議会のプログラムであわただしく渡米。塚田は翌51年1月、松山市在住の堀内隆(46・米)、久保田由利子(49・米)の3人だけで、ささやかながら石原先生の歓迎会を開いた。石原先生は、間もなく北九大の学長に就任し、松山を離れた。

 時移り平成に入り、石原先生が学長を退任された後の平成2年9月23日、松山市のワシントンホテル松山で支部総会。石原先生のほか、本部から村山、善岡両氏が出席し、支部からの出席は20余人(うち女性1人)。支部規約の承認のあと、役員選出。支部長に遠山峻郎(37・ 商)、副支部長に東予・山名保富(35・商)、中予・川越彰(36・米)、南予・真鍋房清(35・商)、事務局長に柿沼浩(42・商)を選び、石原先生や本部役員から母校の現況、将来展望などを聞いた。

 翌3年の支部総会は9月28日。各地に大被害をもたらした台風19号が通過した翌日だったため、出席者が少ないのでは、と懸念されたが、20余人が出席。石原先生や本部の重枝、三村両氏もかけつけ、盛会だった。

 支部総会を開くにあたり、同窓会名簿の住所をもとに往復はがきを全員に送ったが、回答が戻ってきたのは約半数しかなかった。

 翌4年の総会は10月17日、松山市道後温泉の「にきたつ会館」で。ここは、万葉歌人の額田王が「熟にき田津 たつ に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」と詠んだところ。支部会員23人が出席し、大いに意気上がり、にぎやかで、とても楽しい会になった。 議題は手早くすませ、懇談会。終宴が近づいたころ、 岸本賢治(38・商)が自社商品の塩干物を全員にお土産として配り、出席者は干物を手に、逍遙歌、校歌を斉唱して散会した。

 「平成8年度の支部総会を盛大で有意義なものにするにはどうしたらよいか?」を協議するために、7月27日、 松山市で臨時の支部総会。遠山支部長のあいさつのあと、新築された大学本館の絵はがきが全員に配られ、母校の昨今の変わりように全員が感嘆の声をあげる。総会・懇親会だけでなく、趣味の交歓、ゴルフコンペ、ボウリング大会、あるいは母校訪問ツアーをしようなどの意見が 出て、11月9日の総会翌日にゴルフコンペをすることを決めた。

 総会はワシントンホテル松山で。本部から新井幹事を 迎え、22人が出席した。特筆すべきは、秋山八重子 (45・米)、高瀬美子(60・米)の女性2人が参加したこと。女性が参加すると場がいっそう楽しい雰囲気になることを実感。懇親会では、乾杯直後に自己紹介。出席者の頭脳回路は学生時代までタイムスリップし、同じ北方の学舎のカマのめしを食った連帯感、親近感もあって懐かしい母校の思い出話に時のたつのも忘れた。

 平成9年の総会は、会場を東予に移し、9月13日、今治市の今治国際ホテルで開催し、出席者は35人に増えた。 遠山支部長の「この会のいっそうの発展、女性会員の参加増、県内に広がる人の輪の拡大を期待する」とのあいさつに続いて、本部の新井幹事が大学、同窓会の現況を報告し、支部規約の一部変更、会計報告、新役員の紹介で議事は終了。

 村上副支部長の乾杯の音頭で懇親会が始まり、懐かしい友人との再会、思わぬ人との出会い、学生時代の思い出話などに、楽しいひとときを過ごした。