北九州市立大学同窓会
支部組織
福岡支部
花冷えはねのけホットに「観桜会」
福岡支部メーンイベントのひとつとしてすっかり定着した「観桜会」が
3月30日の日曜日、福岡市中央区の舞鶴公園(福岡城址)内にある、軍師・黒
田官兵衛と藩祖・長政父子が築いた天守台下の桜園で開かれた。防寒着
を欠かせないほどの寒気にもかかわらず、集った支部会員33人は風に舞
い散る桜を愛でながらホットに歓談した。
福岡支部の観桜会は青空の下で行うため、雨天時は中止する。決行・中
止の判断は、支部長が前日正午に行うのが恒例。1週間前に発表された天
気予報によると、観桜会前日は雨、所により雷雨。当日は雨のち曇り。関係
者一同この予報が外れるよう願ったが、無念にもそのまま推移。で、前日の
土曜日正午、雨降る中で岩崎六雄支部長(S46・経営)が下した判断は「決
行」。インターネットで詳しく調べたところ「30日の午前中で雨がやむ」と
あったのが決断の理由。
当日午前8時、「陣取り」のために支部役員の米徳昭男さん(S41・商)、佐
伯信也さん(S44・経営)、金子雅勝さん(S45・経営)、観桜会幹事の北島良
治さん(S46・経済)の4人が現地に到着したときは、霧雨けむる状態。これ
が幸いしてか、桜の大樹の下に最高の場所を確保できた。ただ地面が濡
れているため、ブルーシートを敷いただけでは足に冷気が伝わる。そこで
米徳さんたちはスーパーで大量の段ボールを確保。ほかの食料、資材調
達班のメンバーも段ボールを持ち寄り、シートの上に敷いた。これが奏功、
快適な宴会場になった。幸い、午前10時過ぎには雨もやんだ。
午後1時、豪華な寿司、オードブル、ビールに、支部会員持参のアルコー
ル、手作り料理などがずらり並ぶ中、岩崎支部長の乾杯の音頭で観桜の
宴がスタート。あいにくの花冷えだったが、同窓会会長の田村允雄・支部
相談役(S42・商)夫妻が持参されたカセットコンロの湯で作った焼酎のお
湯割り、飲食店を経営する古賀慎一郎さん(S57・経済)による熱々のおで
んの提供もあって、参加者たちは心も体も温まり、大いに歓談した。笑い声
の絶えない私たちの宴会を見て、通りがかりの外国人グループが「楽しそ
う」「素敵なイベントですね」と話しかけたことから、お互いに英語と日本語
のチャンポンで会話を楽しむ国際交流の一幕も。
最後に参加者一人ひとりが近況、抱負を述べ、来年の観桜会で再び会
うことを誓って散会した。
宗本由紀子(H2・米英)
北友会会報第110号(平成26年7月15日発行)掲載