北九州市立大学同窓会
支部組織
福岡支部
第33回あざみ会 〜チベットSTUDYツアーを終えて〜
第33回あざみ会が2月25日(土)、福岡・天神の大丸エル
ガーラ6階「こうろ」で開催されました。
出席者は21人、昭和40年代卒6人、50年代卒10人、平成
卒5人。うち平成卒3人が初参加。
今回は、昭和51年英文卒の甲斐まり子さんから「チベット
高原の(亡命チベット人)ゲレックさんの故郷を訪ねて」と題
してお話しをしていただきました。自分で書いた手書きの地
図と自分で撮ってきた写真を見せながら説明されました。標
高4,000mもあるチベット高原の自然(アルプスの少女ハイジ
の世界)、高山植物エーデルワイスや遊牧民族チベット人の
生活様式、移動式テント「ゲル」(ヤクの毛から作ったテントは
夏は涼しく冬は暖かい)、ゲルの中では大家族に羊まで加わ
る大所帯。プライバシーなど無いが皆仲良く助け合って暮ら
しています。トイレはもちろん外、ガスも電気もない。何もかも
が私達の日常とはかけ離れていますが、何が豊かで何が幸
福なのかと考えさせられました。また、中国政府の近代化政
策で道路や鉄道が敷かれる一方、鉱山資源の開発、チベット
仏教への弾圧(ダライ・ラマはインドへ亡命)、など問題も抱え
ています。ツアーガイドのゲレックさんも亡命者の一人です。
驚いたことに、参加者の中に、ご主人がインド国籍のチベット
人で、ゲレックさんのお知り合いで一緒に食事をする仲だと
いう方がいらっしゃって、ビックリ。今回はチベットの話と知
り、初参加したが、こんな縁もあるのだと益々話が盛り上がり
ました。余談ですが、昨今では電話は引けないけれど携帯電
話の普及率が高まり、お互いにゲルを訪問し合わなくても携
帯電話で連絡を取り合うこともしばしばだとか。
食事をしながらの恒例の自己紹介では、近況報告を交
え、チベットの話への質問や旅の話など楽しいお喋りで時
間を忘れてしまいました。
次回も海外のお話です。ご主人の定年退職を機にチェ
ンマイに移住されたS49年米英卒佐藤英子さんから、チェ
ンマイ生活の様子などお話していただきます。
開催は平成29年8月27日(日)を予定しています。常連の
方、初参加の方、お子様連れでもOKです。お友達をお誘い
の上ご参加ください。ご案内は同窓会福岡支部ホームペー
ジでもご確認いただけます。参加をお待ちしています。
〔参加者〕(五十音順)
大神公恵(S53・英文)、大坪きよ子(S47・国文)、沖律子(S41・米英)、小田村豊子(S50・米英)、甲斐まり子(S51・英文)、金久俊子(S50・英文)、木寺美由紀(S58・中国)、酒井秀子(H3・米英)、田中淳子(S58・経営)、田中緑(S53・英文)、陳喜真(H19・中国)、中西悦子(H9・国際関係)、中西町子(S47・国文)、中山靖子(H21・人間関係)、西村美保子(S58・英文)、羽迫一枝(S47・国文)、平川美子(S53・経営)、馬本治子(S45・英文/H9・米英言語)、村田洋子(S45・米英)、柳喜久子(S48・英文)、山本智子(S51・米英)
柳喜久子(S48・英文)
北友会会報第116号(平成29年7月15日発行)掲載