北九州市立大学同窓会
支部組織
福山支部
第2回福山支部女性の会
-吉備路の歴史と古民家を訪ねて-
福山支部女性の会は2月19日、女性会員の親睦と教養を深め
る旅を行いました。第1回の倉敷散策会が、会員に大変好評だっ
たので、今年も神谷さんに案内をお願いして岡山県矢掛町に『吉
備路の歴史と古民家』を訪ねました。今年は、ナインタクシーを
使いましたので、道中もゆっくりと一体感を味わいながら行け
たのは大変良かったと思います。また、今回は女性の会の視察と
いう意味で、田中支部長と竹鶴監査役の男性会員も仲間に入っ
て下さいました。今後、家族を同伴して再び訪ねた時にも役に立
ちそうです。
矢掛町は、全国の宿場町でも本陣と脇本陣が両方保存されてい
る唯一の町だそうです。本陣の「石井家」は一般公開されています
が、脇本陣の「高草家」は普段は公開されていないため、あまり知
られていません。昔は質草をしまっていたという、少しずつ寸法
を違えた絵画的な美しいナマコ壁の蔵や独特の工夫が凝らされ
た米蔵、茶室などを見ながら、ガイドさんの詳しい説明を聞きま
した。この後、住職夫人のお茶とおいしい羊羹を特別にふるまわ
れ、岡山県指定名勝の「大通寺」庭園を拝観、枯れた冬の趣も素敵
でした。お昼はこれまた、古民家を移築した石亭「松の茶屋」でお
いしいランチを堪能。ここは、いつも予約でいっぱいのお店です。
午後は、今回のメインである「福武家」をこれも神谷さんの配
慮で特別に見学できました。小藩の屋敷の長屋門にも匹敵する
規模と格式を持つ大庄屋の旧家の庭園と屋敷の内部をご当主の
案内で見せてもらえた上に、文化財を守る立場からの苦労話を
伺えたことは大きな学びになりました。
このように、神谷さんの案内をお願いすると日本の文化とそ
の良さをしっかりと味わわせてもらえて会員に大好評です。今
後もぜひ計画したいと思います。