北九州市立大学同窓会

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支部組織

神奈川支部

紅葉の鎌倉、建長寺・天園・獅子舞を歩く!!
― 第53回神奈川支部JOY-HIKE報告 ―
 

コロナ感染者が一時的に減少した21年12月4日(土)に、1年ぶりのJOY-HIKEを実施した。
当日は快晴の天候に恵まれ、北鎌倉・円覚寺門前の紅葉前に集合した9名は、自己紹介後まずは建長寺に向かった。建長寺は、北条義時(大河主人公)以来、北条得宗家領となった山内荘に、5代執権北条時頼が建立した禅宗寺院。鎌倉五山第一位の寺格で、巨大な三門・仏殿・法堂が一直線に並ぶ鎌倉が誇る美しい禅刹である。
地蔵菩薩座像や千手観音像・釈迦苦行像・天井の雲龍などの見所を巡り、方丈の縁側から背景に少しの紅葉を配した池泉庭園を眺め、しばし秋の禅寺の雰囲気に浸った。

この後、建長寺裏山の半僧坊へ向かった。半僧坊迄は245段の急な石段が続き、高齢者の足で15分程度要する。女性陣の健脚に励まされ、12体の天狗像の出迎えを受けやっとの思いで半増坊に到着した。ここからの眺望は絶景で、快晴の中、建長寺の全景や遠くに相模湾・富士山を眺め、疲れを癒やした。半増坊は人気の天園ハイキングコースの入り口の一つで、コロナ減少もあり、多くのハイカーが訪れていた。

天園HCは、鎌倉アルプスと呼ばれ起伏に富み、鎌倉市最高峰の大平山(159m)まで、尾根伝いの登りが続く歩き甲斐のあるコースとなっている。70歳を過ぎた面々は、何度も歩いたコースであったが、こんなはずではと、ハアハアと息を切らしてのハイクとなった。大平山頂下の広場で、小春日和の日差しを浴び待望の昼食。

ここからは下りのコース。鋭気を養った9名は、天園峠を抜け、いよいよ当日目当ての紅葉の獅子舞に向かった。この獅子舞は、銀杏とモミジの紅葉が素晴らしい美しさを見せる谷戸だが、残念ながら紅葉の時期がずれており同時に楽しむ事が出来ない。今回は、モミジが色鮮やかに紅葉のグラデーションを見せ、巨木の銀杏は落葉となり黄色い絨毯となって、多くのハイカーを歓迎していた。メンバーはマスク越しに歓声を上げながら、シャッターを切った。

谷戸を下り、史跡永福寺跡に向かった。永福寺は、頼朝が平泉攻めで亡くなった武将の鎮魂のため中尊寺を模して建立した寺院であり、今は発掘調査が進み、広大な史跡に建物基壇や苑池が復元され公開されている。

その後、最終地点の鎌倉宮(大塔宮)の紅葉を愛で、バスで鎌倉駅に向かった。鎌倉駅到着後、JOY-HIKE懇親会で本日の健脚を讃え合った。

コロナ禍が続き、新年会等の支部活動の再開が見通せない中、桜の時期の次回JOY-HIKEでの再会を誓い、散会とした。


半増坊から見る建長寺全景と遠くに相模湾!

半増坊から見える富士山!

獅子舞で銀杏の黄色い絨毯と紅葉に大満足!

獅子舞のモミジのグラデーションに感動!

支部役員 近藤善昭(S46・経営)