北九州市立大学同窓会
支部組織
神奈川支部
兼好法師に親しみ、海と紫陽花を愛でる!!
―第54回神奈川JOY-HIKE報告―
コロナ第6波が下火になった22年6月18日(土)に、半年ぶりのJOY-HIKEを開催した。当日は梅雨時にも係わらず、薄曇り空のハイキング日和となった。
京急金沢文庫駅前に集合した13名は、初参加者1名、東京から2名の出席もあり、自己紹介後最初の目的地である、県立金沢文庫・称名寺に向かった。
金沢文庫は、2代執権北条義時の孫北条実時が、1275年に東京湾側の金沢の地に設立したもの。鎌倉時代の武家文化を今に伝える古文書、中世の僧侶が記した文献である聖教 、合わせて約2万点が2016年に「称名寺聖教・金沢文庫文書」として国宝指定されている。
入館した当日は「兼好法師と徒然草」資料展を開催中。参加者は沢山の展示資料を目にし、兼好法師の世界に引き込まれた。兼好の出自や経歴は、兼好没後に捏造されたものである事が、近年明らかとなった。若かりし頃の兼好は、金沢北条氏被官として過ごしていた事など、国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」を紐解くことで、知られざる実像が解明されつつあり、一同ビックリ!
その後、短い隧道をくぐり隣接地の金沢北条家菩提寺の称名寺に向かった。仁王門と金堂の間に阿字ヶ池があり、池に映る赤い太鼓橋と新緑の背景が美しい。池にいた沢山の亀に、万年の平和を祈った。金沢北条家ゆかりの地を後にし、海と松原が美しい「海の公園」に向かった。多くの家族連れや若者が、ビーチバレーやバーベキュウを楽しんでいるのを見ながら、私達も待望の昼食!
昼食後は、2万本の紫陽花が咲いている八景島に向かった。八景島には、広大な敷地に八景島シーパラダイス(水族館や遊園地、ショッピングモール、ホテル・レストランを含む複合海洋レジャー施設)がある。このレジャー施設周辺に、小高い丘を造成し、緩やかな坂道のウォーキングエリアや公園が整備されており、その坂道両側に色とりどりの紫陽花が咲いていた。八景島ブルーや八景島ピンクと、八景島の名前がつく紫陽花もあった。集合写真は、散策に来ていたベトナム人女性に撮って貰ったもの。 坂道を登り切ったところの丘の広場には、バラ園が整備されおり、珍しい品種のバラが、季節最後の花を咲かせていた。
この八景島は、神崎支部長推奨のコースであるが、比較的穴場のコースであり、紫陽花の最盛期にも係わらず混雑は避けられた。
帰り道も海と紫陽花を愛で、懇親会会場に足を速めた。金沢八景駅近くの居酒屋で、
本日の感想を述べ合い、杯を重ねた。参加者は高齢となり、4時間30分程度のJOY-HIKEが最適と、本日のコース設定の神崎支部長に全員感謝し、解散とした。
兼好法師資料展で新発見!
称名寺の池に映る太鼓橋が美しい!
八景島2万本の紫陽花に感動!
支部役員 近藤善昭(S46・経営)