北九州市立大学同窓会

　2024年9月25日（水）猛暑も忘れ、初秋の涼しい風を受けながらJR横須賀駅に集合の11名は、駅前のヴェルニー公園に向かった。当公園は、幕末に造船ドックつくりを指導したフランス人技師ヴェルニーの名前にちなんだ海辺のフランス様式庭園である。 海に目をやると、旧横須賀造船所がある米海軍基地と共に、当日は海上自衛隊の護衛艦「いずも」や潜水艦、イージス艦が望見できた。

　公園の一角にある横須賀近代遺産ミュージアムで「横須賀造船所巡り」の映画をみて、幕末に造船ドックをつくり、明治維新後の日本の近代化に大いに貢献した、小栗上野介（勘定奉行・外国奉行を歴任）の活躍を知る良い機会となった。

　今回のJOY-HIKEのハイライトは、防衛大学校総勢2000名近い学生達の、凛とした行進である。女子学生は16％約300名との事で、学生達の一糸乱れず整列した行進には感動した。約30分間2000名の行進に釘付け！ 大隊のリーダーには、海外からの留学生や女子学生も抜擢されており、国際交流とジェンダー平等の推進を認識した。

　その後は、防衛大学校の施設の案内を受け、記念講堂玄関に設置の富士山に桜をあしらった巨大なステンドグラス「若人の城」、毎年卒業式で帽子を投げる光景がTV放映される記念講堂の中や、防衛大学校の歴史を展示した資料館を見学した。

　防衛大学校は三浦半島東南の台地に位置し、西は富士山、東は東京湾が望める。敷地面積が東京ドーム14個分という広大な敷地と施設を眺め、北九市立大の北方キャンパス（東京ドーム2.4個分）の狭さに想いを馳せながら帰路についた。

防大見学後は、横須賀の街で、恒例の反省会・懇親会を開催し、防衛力の強化だけで無く、外交努力が必要との意見も含め、防衛論議に大いに花が咲いた。

副支部長　近藤善昭（46経営）