北九州市立大学同窓会

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支部組織

関西支部

第18回コスモス会報告

 2011年2月20日(日)新大阪ワシントンホテルプラザ23Fチャ イナテーブルで18回目のコスモス会が開催されました。今回の 参加者は12名でした。

 初めに41年卒の西村洋子さんがタイ北部での「シニア海外ボ ランティア」として2年間の体験をお話して下さいました。

 西村さんがタイ、チェンライで暮らしてみて驚いたことは他 人や他国に対してとても寛容な国であること。その中にあって も、タイ独自の文化を維持し続けているということです。

 沢山のきれいな写真を見ながら、日常生活や教育活動につい てのお話に出席者は引き込まれていきました。

 とても親日的な現地の方とのふれあい、実際の暮らしの中か らの貴重なお話が一杯でした。物価は安く豊かな気持になれた こと。例えばプール付きの家で家賃36,000円ゴルフ一回1,500円 など。仏教信仰のタイ人がお墓を持つ習慣がないことには、びっ くり。山岳民族の人達の服装のセンスが素晴らしかったこと。首 輪で有名なカレン族のお話。

 教育面では、モンテッソリの理念に基づくインターナショナ ルスクールでの放課後、先生と生徒の親たちが学校の庭で話し をする光景が毎日のように見られ、いじめが起きたときも先生 がいじめた子に根気強く話しをして解決する。

 西村さんは、チェンライの特別支援教育センターで、障害のあ る子供たちに、リズム音楽、図工、手芸などを教えたり、機能回復 訓練のお手伝いをすることが今回の任務で、子供たちのために、 心をこめて、頑張ってこられたのが、よくわかりました。また予 算不足で、施設の工事が中断されているのを知って、日本の友人 達に募金を呼びかけ、工事を再開できて、現地の皆様に大変喜ん でいただけたことで、感謝の意を表されました。

 最後にタイの社会では、暮らしの中に感謝の気持ちを表すこ とが日常的に儀式のようにあるというお話からは微笑みの国と 呼ばれる所以かなと思いました。

 その後は自己紹介、来年度関西支部支部長を引き受けられた 大道さんに皆でエールを送り乾杯!美味しい中華料理を頂きな がら、皆で話題を共有し和やかに話が続いていく様子はコスモ ス会ならでは!

 1年に一度2月の第3日曜日に、お会いするたびに親しさが 増していきます。北方の学び舎を同じくするご縁に感謝しつつ 次にお会いできる日が今から待ち遠しく思える半日でした。次 回はぜひ多くの方のご出席をお待ちしています。

松島ちさと(S45・英文)