北九州市立大学同窓会

HOME > 支部組織 > 小倉支部 > 支部のご案内

支部組織

小倉支部

第4回 小倉支部ひまわりの会 平成30年5月30日

 さわやかな五月の風を感じながら北方キャンパス図書 館1階にある図書館ホールに11人が集いました。
 ケアマネージャーの渡邉美恵先生より「美しく年を重ね ていくために知っておきたい健康の話」をご講義いただき ました。
 「『近頃物忘れが多くなったなぁ』と感じたら…」という テーマのもと「物忘れ」は思い出す機能が衰えることで、 「認知症」は新しい記憶を作ることが出来ないという点で 違うものというご指摘で、少しの物忘れなのに軽く「認知 症やね」と言ってしまうことに抵抗があるとおっしゃる先 生のお話に一同大いに頷きました。認知症の中核症状に は記憶障害や判断力の低下などがあり、その周辺症状に は暴言・暴力や抑うつなどがあるそうです。MCIという軽 い症状のみの軽度認知障害の時点での対応として、認知 症の世界的権威であるデール・プレデセン医師より提唱さ れた「リコード法」から食習慣の改善・定期的運動・他者と のコミュニケーションが紹介されました。具体的には炭水 化物を減らす、1週間で150分運動をする、話をするなどが 挙げられ、日本でもソシムより翻訳本「アルツハイマー病  真実と終焉」が出版されています。
 参加者からも実体験に基づく情報交換や質疑などがあ り、自分で選んで自分で買う買い物の仕方をサポートする など認知症の方が満足する手助けについてアドバイスを いただきました。
 人間は社会的動物なので話をすることが必要というこ とを忘れずにいたいと思いました。

天野愛子(H18・比文)

北友会会報第118号(平成30年7月15日発行)掲載