北九州市立大学同窓会
支部組織
小倉支部
「 同窓会に若者がいない」
どの業界でもよく聞く言葉を、今年6月から参加した僕
もやはり耳にしました。たまたま32才で太ってもハゲても
(まだ)いない僕は「若者」に分類され、支部長から現状を
聞くことになりました。
現状を受けての感想は「まだまだやれることがあるな」
でした。
まずお金と時間のかからないフェイスブックとインス
タグラムのページをちゃちゃっと作成。イベントの告知も
しますが、SNS上はコンテンツを積み重ねていけば徐々
に広まると踏みます。
では、お次にリアルのコンテンツはどう積み重ねるか。
若者向けの異業種交流会、合コン、勉強会。どれもいい
と思いますが強く興味を引くものがないと次にはつなが
りません。つまり明確なメリットが無いと参加はしてもコ
ミュニティにしようとはしないでしょう。と言いつつ僕に
そのメリットの答えがあるワケではありません。わかりや
すく「お金(利益)」と「人脈」ぐらいしか想像がつかないん
です。なので、その2つを満たすイベントを考えます。
小倉支部がリアルで若者を増やすにはどうしたらいい
か。小倉支部にあり他支部にないものは何か。
北九州市立大学北方キャンパスとの地理的な接点がわ
かりやすい。同じ小倉。では、OBと現役生をつなげたらい
い。現役生は卒業したら自動的にOBです。他県に行けば
その支部の「同窓会の若者」になります。なーんだ(なが?
い目で見たら)解決!と思いました。
小倉支部の初コラボ学生団体は「ウォッチャ」にしまし
た。
彼らは年3回のフリーペーパーの発行を続けて15年。
北九大の公認サークルです。企業への協賛金を得てオリ
ジナルの冊子を自費制作し配布するのが活動内容です。
協賛金、配布場所、記事のネタ。色々な面で同窓会は彼ら
を支援できます。
全く接点が無いのでまずはインスタグラムのメッセー
ジで彼らと接触をはかります。会って、部長達と何が双方
にとって利益になるか話し合います。単純に彼らの活動
は面白いと感じました。そして困ってるみたいだから何か
してあげようとも。
そして小倉支部は「ワンコイン基金」をはじめました。彼
らがOBに活動内容を発表して、OBはワンコインから現
金を支援する。シンプルなつながりになれたかなと思いま
す。会の様子はフェイスブックに投稿しました。
「北九州市立大学 同窓会小倉支部」ページを探して
みてください。皆さんの満足そうな顔。これは成功したと
自負しています。
2019年10月27日の同窓会・総会にもウォッチャは参加し
ました。学生がテーブルで冊子を配っている様子を目にし
た方がいらっしゃるかもしれません。何か声をかけたく
なったら、小倉支部のフェイスブックにメッセージをくだ
さい。代わりに伝えておきます。
一連のつながりを経て、ウォッチャの活動を知らなかっ
たOBがとても多いことに気付きました。まだまだ認知さ
れていないけれど面白い現役生たちはたくさんいるはず。
一過性のものにせず今後も小倉支部の「ワンコイン基金」
は続けていきます。お楽しみに!
幹事 安田弦矢(H21・人間関係)
北友会会報第121号(令和元年12月15日発行)掲載