北九州市立大学同窓会
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大分支部
大分支部・釣りツアー2017
大分支部有志による年1回の釣りツアーも今年4回目を迎
え、好天に恵まれた5月14日の日曜日に行なわれた。
目的地は例年通り津久見市四浦半島沖の豊後水道に浮かぶ
周囲4キロの保戸島という人口約900人の小島の釣り堀。
過去、マグロ漁で栄えたこの島も海水温の上昇に伴ってマ
グロが北上し漁は衰退、現在マグロ漁船は数隻しかない。
漁業の他に産業がないこの島はマグロ漁終焉と共に過疎化
と高齢化が急速に進み、今ではネコの姿の方が多いのでは
といわれる程のさびれよう。島唯一の小学校には4年生の
男の子が一人だけ通っている。
この島の周辺は長い間、漁業規制がしかれていたため、今
も魚影が濃い。私以外釣りは素人同然で持参するのはクー
ラーだけ、釣り道具やエサなどは全てレンタルで済む。
季節は5月中旬とすでに桜の時期は終わっているが、いわ
ゆるさくら鯛≠ニ呼ばれる1キロ前後の食べごろのマダ
イがまだ釣れている。今年は何かと行事が重なってしまい
参加者はたった4人というちょっと寂しいツアーとなった。
しかし釣果は最高5枚を筆頭にそれぞれ全員がご近所に配
れるほどのマダイを釣り上げ大喜び。
この島へは津久見港から1日6便の高速船が通っていて、
30分の短時間ではあるがささやかな船旅気分も味わえる。
しかも津久見港始発便7時20分で出発し、帰りは保戸島
発13時20分の便。津久見からは高速道を使って30分
弱の14時過ぎには大分市内に到着と時間的にも非常に楽
な釣りとあって毎年皆さん楽しみにしている。
支部長 千綾奉文(S43・商)
まるで西洋の港町、急峻な傾斜地に保戸島の強固な建物群 最盛期にはこの港にマグロ漁船がひしめき合っていた
1年ぶりの竿の感触、安部嘉彦氏(H1・院、経営)