北九州市立大学同窓会

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支部組織

沖縄支部

米軍政府による統治

 昭和20 年4 月、沖縄上陸と同時に米軍は軍政府を設置、日本国の行政権など、すべての権限を停止して南西諸島を米軍の支配下におくことを宣言した。アメリカは24 年以降、沖縄に次々と莫大な資金をつぎこんで恒久的な大規模な軍事基地の建設を進めながら、沖縄の長期占領の意志をはっきりと固めることになったのである。この間、沖縄側の権利意識や自覚も高まり、政治・経済的にも成長し、政党がつくられ、住民もようやく敗戦から立ち直りつつあったが、一方では、沖縄の地位をめぐって住民の間でもさまざまな意見に分かれていた。沖縄の「独立論」、アメリカによる「信託統治論」、「日本復帰論」などである。それらの論議は住民の間でも交わされるようになり、軍政下での自治権も拡大されていった。