北九州市立大学同窓会
支部組織
島根支部
支部結成は昭和61年
島根に同窓会支部が結成されたのは昭和61 年8 月3 日のことである。かねてから同窓有志数人によって支部結成の準備が進められ、誕生にこぎつけた。北友会会報55号(同年12
月1 日発行)は、そのときの模様を次のように記している。
「北九大卒業生有志が集い、かねてから同窓会島根支部の結成に努力していたが、昭和61 年8 月3 日誕生の運びとなった。発会式は同日、松江市のホテルに同窓会本部から児玉、梅村両氏を迎え、参加者32 人で盛大に挙行された。続いて懇親会が行われ、参加者が自己紹介。旧交を温める風景が見られ、親睦を深めつつ、再会を約して閉会した」
発足当初の会員数は所在がはっきりしていた同窓生で110 人。初代の支部長には本田坦(32 ・商)が就任、副支部長には栂野謙治(41 ・商)、須田璋(41 ・中) 同じく佐々木凡夫(30 ・米)の3 人が就いた。幹事は高橋定顕(45 ・営)が引き受け、支部の事務局を担当した。栂野と高橋は大学時代共に、応援団の幹部として活躍した間柄で、支部創設に中心的な役割を果たし、結成へ向けて奔走した。高橋は「全くの手探り状態だった。本部に出向き、島根出身者の名簿をあさり、判明した卒業生に手当たり次第連絡を取りながら、何とか結成にこぎつけた」と当時を振り返る。
設立総会に参加した同窓生は、当然のことながら卒業年次はまちまち。職業も地方公務員、団体職員、教員、銀行員、マスコミ企業社員、自営業など、多種多様。世代間を超え、青春のひと時を過ごした北方の地での学生生活に思いを馳せ、それぞれの仕事や立場から島根の現状や将来など語り合い、2 年に一回の支部総会開催を約して支部活動は始まった。