北九州市立大学同窓会

HOME > 同窓会について > 事業会務報告

平成24年度 事業報告 《運営・活動方針にかかわる総括》

■新「運営・活動方針」の元年
 平成24年度の「運営・活動方針」は、前年度まで4年間にわたり 掲げてきた5項目の方針内容を精査したうえで、今日的なテー マも盛り込んだ6項目の新方針として策定した。この見直しは、 現「長期構想」が策定から4年を経過した中で、長期構想を下敷 きにした「運営・活動方針」が、構想を策定した以降の同窓会内外 における環境の変化などを必ずしも十分に反映しきれていな い、との認識に基づくものであった。
 具体的には、長期構想に掲げた「挑戦項目」および「具体的目 標」の実現などについて、その達成度を評価するとともに、新た な課題に向き合うための再点検、見直しが必要な節目が到来し ており、これを新方針の冒頭(第1項)に掲げた。さらに従来の5 項目それぞれの記述については、同窓会組織の存在意義や運営・ 活動などを貫く基本的な考え方をより明確にした内容に改め、 これを新たな5つの項目として再構成した。
 基本的には、「運営・活動方針」は毎年度、大きく様変わりする ものではないため平成24年度の新「運営・活動方針」についても、 冒頭の第1項(長期構想の関連)を除き、全体としては従来の内 容を磨き直したものである。このように「運営・活動方針」をより 具体的に示したことで、新たな課題や目標などがより議論しや すくなり、また、それらを実現するための企画や事業などを生み 出す効果も生じた。
 平成24年度の同窓会事業を総括するならば、この1年間を“新 「運営・活動方針」の元年”として位置づけ、6項目の方針と部門 別事業計画を連動させながら、掲げたそれぞれの方針、計画を実 現するため本部と支部が一体となって積極的な同窓会活動を展 開してきたと言える。

■「改革」「前進」をキーワードに
  平成24年度の6項目の新「運営・活動方針」を具体的な活動とし て展開するに当たっては、≪「改革」志向を同窓会活動の全般にわ たる「前進」につなげていく≫との視点に立って臨んだ。この視点 は同窓会活動の充実と発展に向けて堅持すべき「キーワード」で もある。このような認識を踏まえ同窓会活動により年間を通して 一定の成果を得ることができたが、なかでも以下の取り組みを 「改革」と「前進」をもたらした成果としてここに記しておきたい。

【3つの会長諮問機関(諮問委員会)が一斉に活動】
(※運営・活動方針の全体に関連)
 平成24年9月以降、会長諮問機関(諮問委員会)である「構想・ 計画の評価・検討プロジェクトチーム」(新設=「構想・計画PJ」) /「同窓会会費徴収・使途検討委員会」(第3次・再構成=「徴収・ 使途検討委員会」)/「会則等検討委員会(再構成)」を立ち上げ、 各委員会は会長の諮問事項について一斉に討議活動を重ねた。 いずれも委員は本部役員と支部長・評議員で構成し、委員長は支 部委嘱委員(支部長)が務めることで、支部活動を基礎にした問 題意識が討議に反映されている。
 特に、「構想・計画PJ」では「運営・活動方針」の第1項に掲げた テーマと真正面から向き合い、「長期構想」の再構築を視野に大 局的かつ建設的な討議を深めている。またそれぞれの諮問委員 会での検討事項が同窓会活動の根幹にかかわるテーマであった り、諮問委員会相互に共通する課題も多いことから、「諮問委員 会合同会議」を設けられ、「運営・活動方針」との関連性に留意し つつ、3者間で一定の整合性を確保した答申を導こうとの熱意 ある討議がなされている。こうした取り組みに対して大いに敬 意を表するものである。
【「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオーク】
(※運営・活動方針の2.3.4項との関連)
 東日本大震災から1年の節目(平成24年3月11日)にスタート した「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオークは、年度をまたいで 福岡県内の13支部が「絆たすき」を歩きつないで5月6日、母校 の北方キャンパスにゴールした。
 大震災が生んだ人と人の絆の感動を、同窓の絆を太く、強くす る糧にしようと、執行部が企画したこのウオークは、支部と支部の 絆の交流を深めることの大切さを多くの参加者が実感した。絆た すきを掛け、幟を掲げて若手会員や学生会員のほか、家族らも参 加。またコース沿いではごみ拾いの「クリーン作戦」も展開し、沿道 の住民に北九州市立大学の存在感をアピールすることができた。
 このようなテーマで支部と支部をつなぐ広域にわたる交流イ ベントは、同窓会では初めての取り組みであり、その成果は今日 までの多くの同窓会活動の中でも特記されるべき事績といえる。

【同窓会総会実行員会の運営改革】
(※運営・活動方針の2.3項との関連)
 平成24年10月に開催した第62回総会・懇親会は、従来、当番期の 実行委員会に頼っていた運営方式をやめ、本部役員と実行委員 会が一体となって取り組む「運営改革」を行った。実行委員会組織 の「全般統括」(特別参与)には同窓会会長が、「予算・収支管理」責 任者(参与)には本部の財務・会計担当副会長がそれぞれ就任、ま た「企画・文書」責任者(副委員長)は本部の広報・情報担当副会長 が務めた。当番期の実行委員長は実務の「総括」を担い、実行委員 はパンフレットの広告集稿やチケット販売を担当。開催当日の懇 親会では執行部と実行委員会が一体となって運営に当たった。
 この運営改革の目的は、総会・懇親会はあくまでも執行部が運 営主体であるとの「原点」に立ち返ることを明確にし、実行委員 の負荷の軽減とパンフレット掲載の支部協賛広告の負担感を縮 減するとともに、実行委員会の収支についてその透明性を図る ためであった。
 一方、総会議事終了後に初めて設けた「特別報告」では、東日本 大震災の被災地で復興支援ボランティア活動を続けている地域 創生学群の現役学生(学生会員)が報告を行い、聴講の同窓会会 員に感銘を与えた。
【「北友会会報」の充実と改革】
(※運営・活動方針の2.3.4.5項との関連)
● 同窓会の広報誌である「北友会会報」(既卒会員向け/年2回 発行)は、執行部や支部、OB組織などの活動をはじめ、母校の 動向も発信しており、同窓会の会員にとってさまざまな意味 で「役に立つ」会報でなければならないのは言うまでもない。
 そのうえで留意したいのは、誌面内容や編集手法などが従 来踏襲型から抜け出せず、独創性や新鮮味に欠けているので はないかとの視点である。読者である同窓会会員に対し、「役 に立つ」に加え、「見て、読んで楽しい、面白い」というニーズに もっと応えていくべきではないか。
 このような問題意識を踏まえ、会報編集委員会では会報106 号(平成24年7月発行)から誌面内容の充実、編集手法の改革 に踏み出した。同号では、第1回評議会の内容を詳しく記述、 また中面に「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオークの16ペー ジ特集を組むとともに、表紙にはウオークのルートで撮った 動きのあるカラー写真をリレー・イメージでレイアウト編集 し、ウオークの意義とともに「改革会報」を強く印象付ける工 夫をした。会報107号(12月発行)では、「運営改革」をした第62 回総会・懇親会の内容を例年以上に詳しく載せ、表紙には総 会・懇親会での動きや表情が分かるカラー写真をふんだんに 配し、さらに中面には「写真で見る同窓のつどい」の見開き写 真特集を展開した。
● さらに、卒業式当日に配布する新卒会員向けの北友会会報「卒 業祝賀号」は、今春から冊子を既卒会員向けの会報(年2回発 行)と同じA4判サイズに拡大した。内容も全国48支部長のメッ セージのページを新設、支部活動の紹介を充実させ、支部の懇 親例会への参加を熱く呼びかけた。巻末ページには、新住所な どの回答はがきを綴じ込み、名簿整備への協力を訴えた。この 「刷新版・祝賀号」は、今春から卒業式に参列した保護者ら家族 にも配布し、同窓会への理解を深めてもらうとともに、未納同窓 会会費の納入促進や卒業後の新住所確認などで、家族ルートに よる協力をお願いする際の一助になる効果を期待している。
 また、今春から新入生への「入学歓迎号」を創刊し、誌面で学 生会員に対して同窓会が行っている独自の給付型奨学金生制 度や海外留学支援、サークル活動褒賞金などを紹介した。執行 部が「入学歓迎号」を創刊した理由は、学部入学者では約90% が入学時に同窓会入会金と終身会費(計5万円)を完納してい る学生会員であるにもかかわらず、同窓会が在学中から身近 なものであることを知ってもらう活動が不足しているとの反 省を踏まえたものだ。
 この「創刊・入学歓迎号」は、入学式で新入生全員に配布した ほか、式典に参列した保護者ら家族にも配布した。同窓会への 理解を深めてもらい、同窓会会費が未納の一部の学生会員への 納入促進につながることを期待したい。加えて、今回の創刊と配 布は、入学手続き時に同窓会会費などの徴収に協力してもらっ ている大学当局にも好感を生むことにもなると考えている。