北九州市立大学同窓会

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総会

第70回総会
「やあ! ひさしぶり コロナ乗り越え 笑顔で未来へ」 令和5年

 一般社団法人北九州市立大学同窓会の令和5(2023)年度総会・懇親会が11月5日(日)、北九州市小倉北区のホテルで開かれた。新型コロナウイルスの蔓延で2020年から22年までやむなく中断してきて、4年ぶりの開催に合わせ、大会テーマも「やあ! ひさしぶり コロナ乗り越え 笑顔で未来へ」とした。
 全国から約320人の会員が参加、会場のあちこちで手を取り合い、肩を軽くたたき合いながら、笑顔で再開を喜び合う会員の姿が見られた。

■□■講演と演奏に大きな拍手□■□

 総会は午前10時に始まった。善正善会長が「同窓会は楽しいものでないといけない。ボランティア精神で日々、支部活動に励んだおられる皆さん、今後ともよろしくお願いします」とあいさつ。令和4年度の活動報告・決算報告など6項目を報告した。
 このあと、株式会社JEPLAN取締役執行役員会長の岩元美智彦氏が「みんな参加型の循環型社会」と題して講演。岩元氏は、石油や石炭などの「地下資源」に対し、洋服やペットボトルなど、私たちが既に使用している資源を「地上資源」と呼び、同社は回収したポリエステル100%の服やペットボトルを分子レベルまで分解して不純物を除去することで、石油由来と同等品質のものに再生する独自のリサイクル技術を開発して、資源循環のためのリサイクル事業を行なっている。
 洋服(古着)の回収量が増えれば、「地下資源を使うことなく、服をつくることができる。それを購入してもらえれば経済は回るし、地下資源を使わないで済むのでその争奪戦もなくなる、その結果、世界は平和になるのです」。
 新しい洋服を1着買えば、1着を回収に出す、という考え、行動が世界平和につながるというわけだ。回収には、子供も大人も、みんなが喜んで、参加できるよう、いろんな楽しさを用意している。
 その事例として同社は、日本各地から回収した古着を燃料にして、有名なハリウッド映画に登場する車型のタイムマシン「デロリアン」を実際に走らせることに成功。また飛行機のバイオジェット燃料も回収した古着から製造、それによってジェット機を飛ばすことにも成功している。
 同社のこうしたリサイクルの考え方と取り組みは海外の企業からも賛同、共感を得て、現在は海外への展開にも取り組んでいる。こういった活動が注目され、岩元氏は雑誌「Forbes JAPAN」9月号の表紙も飾っている。

 このあと、マンドリンクラブOB会の演奏。現役学生1人を含む計23人がステージに登壇。川橋拓也さん(H4)の指揮で、おなじみの「オリーブの首飾り」でスタート。「最後を「マイウエイ」でしめたが、会場からは拍手とともに「アンコール!」の声。これに、「ろくでなし」で答え、盛んな拍手を浴びた。

■□■和やかな笑みがあふれた□■□

 懇親会は午後零時15分、上村泰志副実行委員長の開会の言葉で開宴。善会長、松田弘志実行委員長があいさつ。来賓の紹介の後、武内和久北九州市長、柳井雅人学長の挨拶、同窓会会員の国会・県議会・市議会議員を紹介と続き、後援会の福島宏治会長の音頭で乾杯、歓談に移った。
 アトラクションで最初に登場したのはチアリーダー18人。軽快な音楽に乗って、のびのびと、切れのある演技で会場を沸かせた。途中で音楽がストップするハプニングもあったが、最後まではつらつとした動きを見せた。
 次いで、中尾浩一さん(H22・政策)のジャグリング。鮮やかな技と、光を巧みに使ったパフォーマンスで拍手喝采だった。
 最後は少林寺拳法部の15人が登場。福万浩監督が一人一人を紹介。2人1組、あるいは3人組で、鋭い気合とともに演武を披露した。
 ひときわ盛り上がったのが福引き抽選会。松田実行委員長、善会長が次々にくじを引き、当選者がアナウンスされると会場にはどよめきも。当選した人は商品を高く掲げるなどして喜びを表した。
 宴の最後は、恒例の逍遥歌斉唱。応援団長を務めた石原啓太郎さん、松下小夜子さん、それに代々の応援団経験者のリードに合わせ、大声を張り上げた。