北九州市立大学同窓会

大学だより

留学生が日本語でスピーチコンテスト

 2015年度留学生による日本語スピーチコンテストが1月19日、北方キャン パス・厚生会館(生協食堂)2階で開かれ、オーストラリア、イギリス、アメリ カ、中国、韓国、ベトナムからの留学生12人が、パワーポイントを使いながら、 発表した。
 コンテストは、25年前に小倉南ロータリークラブと北九州市立大学国際 教育交流センターの共催で始まった「留学生による日本語懸賞論文コン クール」を発表形式に切り替えたもので、今回が2回目。
 短期留学(発表文約1,000字と同1,400字の2グループ)、国際環境工学部 (ひびきの)、学部留学の計4グループから3人ずつが次々に登壇。いくぶん 緊張しながらも、自分の国の文化や日本での体験、日ごろ考えていることな どを精いっぱいの日本語で発表した。聴講に訪れた留学生ら約40人は、発表の終わるたびに盛んに拍手を送っていた。
 最後に山ア勇治・同センター特任教授が「日本人が知らないことを教えてもらえる内容のスピーチもあり、楽しませて いただいた。レベルも年々上がってきており、さらに向上するのではと期待している」と全体を講評した。
 懸賞論文コンクールは、小倉南区の中学校PTAの女性役員約40人が本学の留学生の支援ボランティアグループ 「フォーラムこくら南」を結成。留学生に、来日した動機や日本についての感想を発表する機会を、と発案。女性役員のご 主人の1人が小倉南ロータリークラブの有力な会員だったことから、同クラブが賞金など経済的な支援を続けてくだ さっているという。まさに地域に支えられたコンクール(コンテスト)である。

広報情報幹事 屋地公克(S43・米英)

北友会会報第114号(平成28年7月15日発行)掲載