北九州市立大学同窓会

大学だより

同窓会提供の就活セミナー

受講学生に大好評「とてもためになった」
 同窓会本部は、現役学生(学生会員)に対する支援活動をいっそう強化するため、支部の協力を得て、平成26年度から就 職活動セミナーを企画、開催しています。同窓会の人的ネットワークを活用して講師を派遣するとともに、開催費用も負担 しての、いわば「提供講座」ですが、それぞれ一線で活躍した、あるいはしている先輩の、豊富な体験と専門知識に裏付けら れた講義内容に、受講した学生会員らには「大変為になりました」と大好評です。
27年度の講師は千綾奉文氏、善正善氏、治田敏氏
 27年度は、元OBS大分放送アナウンサーで大分支部長の千綾奉文氏(S43・商)、福岡ひびき信用金庫前専務理事で現同 窓会会長の善正善氏(S47・経営)、それに叶シ日本日中旅行社社長の治田敏氏(S48・中国)の3人が講師を務めました。千綾 氏は前年度に続いて2度目です。それぞれ、1コマ(90分)で、1〜3コマを担当しましたが、受講した学生会員らは身を乗り 出すようにして先輩講師の話に聞き入っていました。
「面接で勝ち抜くための発声トレーニング」
 千綾氏は、27年12月15日、28年1月21日、2月5日の3日間 (3コマ)、3年生を対象に「面接で勝ち抜くための発声トレー ニング」を実施。最近の学生に不足していコミュニケーション 能力の向上を目指し、基本となる「声」と「発声」をトレーニン グ。理論だけでなく、ワークショップ形式で受講生に体験して もらいました。指導はマンツーマンでした。
 受講後、受講生からは
 「自分でもびっくりするぐらい大きな声が出るようになった」
 「意識せずに、スムーズに発声することができた」
 「面接でははっきりと話した方が良いと言われたので、習ったポイントを意識して生活してみようと思う」
 「とてもためになりました。ラジオDJになりたいと思っているので春から学校に通います。そのためにも講義はありが たかです」
 などの声が聞かれました。
「地元金融機関が求める『人材』と『面接のコツ』」
 善氏は28年1月26日、「地元金融機関が求める『人材』と『面接 のコツ』」を講義。金融機関を希望する学生だけでなく、すべて の学生に参考となる「面接の心構え」「面接のコツ」などについ て、先輩として、また人事採用活動の責任者だった経験から、 本音で語りかけました。定員を超える受講生は、その話を身を 乗り出すようにして聞いていました。
 講義が終わって、受講生は
 「地元企業ならではの人事選考理由などがとても理解しや すかったです。金融機関だけでなく、他の企業にも役立つ面接について話していただき、ありがとうございました」
 「面接の心構え、企業の側から見る『ほしい人材』など、内部のことを詳しく話していただき、今後の就活に役立つと感じ ました」
 「自分を飾らずに一生懸命に伝えようとする、その姿勢が大事なのだということを教えていただきました」
 「金融機関にはあまり興味はなかったのですが、話を聞いて、1社ぐらい受けてみようかと考えるようになりました」
 「金融機関を目指しているので、とても勉強になりました」
 と話していました。
「旅行業界の現状」
 治田氏は、善氏と同じ28年1月26日、「旅行業界の現状」と題 して講義。「旅行業の将来」「旅行社のタイプと形態」「訪日外国 人の推移」など、業界内部の事情を丁寧に解説しました。将来 旅行業に就きたいと考えている学生会員にとっては実戦的な 内容で、受講後、
 「旅行業と一口に言っても、幅広い分野があることを知りま した。自分がどのような人を相手にして仕事をしたいのか考え るきっかけになりました」
 「今の日本の海外旅行に関するデータ、資格についての話など、すごく勉強になりました。英語を学んだ方がよいとか、資 格を持っていた方がよいとかのアドバイスをいただいたので、頑張ろうと思いました」
 「私は3年生ですが、1年生、あるいは2年生の時にこのセミナーが開催されていたら就活に間に合うよう準備ができた のに、と思いました」
 などと感想を述べていました。

北友会会報第114号(平成28年7月15日発行)掲載