北九州市立大学同窓会

大学だより

第14回 響 嵐 祭・・・ひびきのキャンパス
「ひびきの四重奏 騒いでいーよん♪」

 国際環境工学部開設15周年を迎えた平成28年11月12 日(土)、13日(日)、第14回響嵐祭「ひびきの四重奏 騒い でいーよん♪」がひびきのキャンパスで開催された。今年 は天候にも恵まれ、特に初日は20度を超える陽気と会場 の活気でとても熱く感じられた。
 昨年度との大きな違いは、子ども連れが多かったこと だろうか。今年から、北九州市主催のひびきの秋祭りが 復活したこともあって、響嵐祭にも近隣住民の参加がと ても多く、大学生だけのお祭りではなく、地域を巻き込ん だお祭りに感じられた。ステージ企画も、のど自慢、ビン ゴ大会、女装コンテスト、ベストカップル、ミス・ミスター などのお馴染みラインナップだけでなく、地域企画とし て、よさこい、アカペラ、ベリーダンス、チアガールのパ フォーマンスなど、地域団体や他大学のサークルで響嵐 祭を盛り上げようと、頑張っている姿があった。
 ステージ外企画では、子どもが楽しめる企画も用意さ れており、特にお化け屋敷やプラバン作りは大盛況で、何 度も足を運ぶ子どもたちも少なくなかった。また、一昨年 から始まった、国際環境工学部の最先端研究を子どもに もわかりやすく、かつ楽しみながら実験できる「おもしろ 科学実験」や、次世代のパーソナルモビリティである「電 動立ち乗り二輪車」の試乗会も開催され、地域の方、来場 された様々な年代のお客さんが飽きることなく楽しむこ とのできる企画も充実していた。
 初日、2日目の午後からは、メイン企 画であるお笑いステージが開催された。毎年旬の芸 人が複数組集まり、それも無料で観覧できるのは、もはや 響嵐祭だけではなかろうか。1年を通して、このお笑いス テージを楽しみにしているお客さんは絶対にいるはず だ。今年の目玉は、「ロバート」と「パンクブーブー」の超実 力派芸人だ。2組とも福岡出身だけあって、福岡・北九州 人の笑いのツボは得ている。会場は2日間で最も盛り上 がり、笑いに包まれた。
 さて、響嵐祭に一度足を運ぶと、国際環境工学部がど のような学生を育て、教育、研究活動を行っているかが一 目でわかる。一例をあげると、模擬店で使用される容器は すべてeモールドというエコ容器が使われ、また、会場内 にはゴミ箱は設置されず、代わりにリサイクルステー ションが来場者をエコな気持ちにしてくれる。このよう な企画はすべて学生の発案であることに感動を覚える と同時に、大学を巣立った後の長い人生においても、ひび きのキャンパスで 学んだこと、響嵐 祭での楽しい思い 出を決して忘れな いでいてほしいと 切に願うばかりで ある。

北友会会報第115号(平成28年12月15日発行)掲載