北九州市立大学同窓会

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大学だより

卒業生祝賀会(北方キャンパス)

ユニークなアトラクションを満載
より華やかに 今年の学生企画の祝賀会

 晴天ではあったが、少し肌寒い3月22日(土)の午前中に行わ れた学位授与式(卒業式)に引き続き、午後から体育館兼講堂で 卒業生祝賀会が行われた。
 この催しは北方キャンパスの421Lab.を中心とした学生の企 画、運営によるもので、立食ビュッフェ形式の華やかな会場設営 が目を引き、卒業生ら約800人が参加した。
 大学からは、石原進理事長、近藤倫明学長をはじめ多くの先生 方、同窓会からは田村允雄会長や幹事長、副会長が、後援会から は佐藤政治会長、副会長、理事がそれぞれ来賓として参加した。
 先ず、進行役の犬丸泰歩(いぬまる・やすほ)さん=地域創生学 群2年=の開会を告げる言葉で祝賀会は始まった。実行委員長 の相見昌宏(あいみ・まさひろ)さん=法学部政策学科1年=が 挨拶に立ち、昨年12月にスタートした、この日に向けた準備のこ とや、その間の出来事にふれ、「時間の許す限り十分に楽しんで ほしい」と、主催者の心意気を披露。理事長、学長の挨拶へと進 み、同窓会の田村会長は「出てから長い北九大…」と絶妙な表現 で、既卒会員となる卒業生たちに同窓会活動への理解と参加を 強く訴えた。
 そして祝賀会は後援会の佐藤会長による「乾杯」へ。ビールの 栓を抜く音と共に会場は活性化し、随所に歓声の渦が会場いっ ぱいに広がり始めた。今年のビュッフェには、珍しくブタ汁が用 意されていた。スーツ姿の男子卒業生がこの前に列を作り、「花 より団子」とばかりブタ汁に舌鼓を打つ場面が興味を引いた。
 アルコールが心地よく身体の隅々にまで染み渡るころ、祝賀 会は余興へ。司会進行役も「ルームメイト」(福岡よしもと)の2 人へバトンタッチ、プロの芸人のお出ましとなった。最初は大学 の吹奏楽団による演奏。嵐の「ハピネス」、ユーミンの「卒業写真」 ときて、会場には曲目とそっくりなシーンが展開されていた。女 子卒業生の纏う晴れ着が「卒業写真」を一層晴れやかにする憎い ほどの選曲に「やるな〜」の声もあがる。
 おしまいは、スマップの「世界に一つだけの花」、これも好い。 続いてダンスグループ「Bring On」と、よさこいサークル「灯炎」 の若くてのびやかな動きの登場。日ごろ、見慣れぬ不思議なテン ポの踊りや、ダイナミックな動きのダンスに会場の参加者は 酔った。
 祝賀会最後のプログラムは「ビンゴゲーム」。卒業生のみを対 象としたこのビンゴは、その景品の豪華さも絡んで大人気を呼 んだ。丁寧にルールが説明され、進行役のルームメイトがくじを 引き番号を読み上げると、一喜一憂の歓声がこれに応えてゲー ムは盛り上がった。景品には次のようなものが準備されていた。 一等賞=タブレット端末、2等賞=デジタルカメラ、3等賞=ロ ボット掃除機、4等賞=コーヒーメーカー、5等賞=商品券 (3000円相当)。ビンゴ達成者の笑顔は賞品の授与で最高潮。卒業 の喜びに加えて幸運まで招き入れたにこやかな表情は自信と確 信を感じさせた。

ひびきの予餞祭
 10回目を迎えたひびきの卒業パーティー

■10回目を迎えたひびきの卒業パーティー
 北方キャンパスでの学位授与式を終えた国際環境工学部の卒 業生は、用意された送迎バスでひびきのキャンパスに戻り、午後 からのひびきの卒業パーティーに臨んだ。
 ひびきのキャンパスの「ひびきの会」(大学祭実行委員会、サー クル委員会、生協学生委員会の各委員会の代表)が企画、実施し ている恒例のこのイベントも今年でちょうど10回目を数える。
 これまでは、前半の「卒業壮行会」をひびきのキャンパス内の 会議場で、その後の「ひびきの卒業パーティー」を体育館に移し ての2会場を使って開催していたが、「卒業壮行会」に参加する 卒業生が年々少なくなってきているとの理由から、今年は会場 を一カ所にし、卒業生が集まりやすくするため2つを合体して 体育館で行われた。
 ひびきのキャンパスの卒業生は373人(学部生:245人、大学院 生:128人)で、その大半の卒業生が会場を埋めた。北方キャンパ スでの学位授与式では晴れ着姿が際立って多く見受けられた が、ひびきのの会場では、工学部なので“リケジョ(” 理系女子)よ りは男性のスーツ姿が目立っていた。
■“学位記は頑張った証”〜 龍学部長が卒業生に餞(はなむけ)
 初めに来賓の龍有二国際環境工学部長から祝辞があった。「本 日手渡された学士、修士、博士の学位記は、皆さんが一生懸命励 んできた賜物であるとともに、それを支えてこられた保護者の 方への感謝の印でもある。学位記を見せて感謝の言葉を伝えて ほしい。日本もやっと明るい日差しが差しつつあるとの見方も あるが、まだまだだ。皆さんに期待する。新しい感覚で本学で 培った能力を更に伸ばして活躍してほしい」とエールを贈った。
■“ 出てから長い北九大”〜田村会長も、ずっと同窓の絆を持ち続けてほしいと訴えた
 同窓会からは昨年同様に田村会長、吉村副会長、奥村幹事長が 来賓として出席。田村会長は挨拶で「ひびきのキャンパスが2001 年に設置されて13年が経つが、大学は2年後に創立70周年を、そ 10回目を迎えたひびきの卒業パーティー して同窓会も65周年を迎えようとして いる。皆さんはそうした大きな節目の 直前に巣立つが、“出てから長い北九 大!”です。卒業したらもう関係ない、 ではなく、この先ずっとずっと北九大 生なのだ。同窓の絆を持ち続けてほし い」と熱く訴えた。
■“ ひびきので得た多くの財産をこれからの社会に生かしていく”と卒業生代表が謝辞
 卒業生を代表して国際環境工学部機械システム工学科の 酒井豪さんが「このキャンパスで、これから の人生にとって欠くことのできない多くのこと、そして仲間と 出会えた。そうした財産をこれからの社会に還元する責任を感 じている」と締めくくり、在校生から花束の贈呈を受けた。
 恒例の「思い出ビデオ」の映像が体育館の壁面に投影された。 体育系、文化系サークルの後輩たちからのメッセージが次から 次に流れて行き、卒業生も一緒に汗を流した後輩たちを感慨深 く目で追っていた。
■節目の今年、近藤学長も卒業パーティーに駆けつけて
 会場に用意されたオードブルや飲み物が置かれた円テーブル がセッティングされ、参加者全員がテーブルを囲んだ。
 近藤学長が多忙な中、会場に駆けつけると、場内の熱気が一 気に盛り上がった。北方キャンパスでは直前まで卒業生祝賀会 があったので、慌ただしい移動にもかかわらず、今年初めて学 長が「ひびきの卒業パーティー」に顔を出してくれた。「これか らの新しい社会での活動、その原点は学生時代にある」と祝辞 を述べた。
 そして、会場正面のくす玉を割り、花吹雪が舞う中に「卒業お めでとう」の文字。後援会の国松順理事による乾杯の音頭で宴に 入った。
 清々しい晴れやかな笑顔が会場いっぱいに溢れ、各テーブル ではひびきのキャンパスでの思い出や卒業後の進路話に花が咲 いていた。明日からは離ればなれになっていくこの日、この時 間、この場所を惜しむかのようであった。