北九州市立大学同窓会

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総会

広島支部

2014年度広島支部総会 26年6月14日 エンジジェル パルテ

 北九州市立大学広島支部の総会は、6月14日午後5時半から広島市中区袋町のエンジジェル パルテ4階のデュークの間で開かれた。 同窓会本部から再々任が決まったばかりの田村允雄会長、組織対策幹事の柳喜久子さんが出席。 出席したのは前支部長の矢吹恭久さん(昭和35年卒、商科)ら昭和35年度卒業から平成23年度卒業までの30人、うち女性会員は5人だった。
 幸本裕行幹事(昭和56年・経済)が進行司会をし、まず元支部長の正国和之監事(昭和46年卒、米英)の音頭で校歌の1番と5番を力強く斉唱し、 一体感を盛り上げた。
 沖田康尚支部長(昭和40年、米英)が開会あいさつと25年度の活動報告、事業計画などをした。 「支部会員が気楽に出席し、幅広く交流できる支部をめざし、特に女性と若い世代の同窓生が集えるいろいろな催しを考え、 支部活動の活性化を図りたい」と決意を述べた。25年度活動報告では、従来の第三金曜日に開催していた「三金会」 を同窓生が集まりやすい第三水曜日に変更し、名称も「三水会」に変えた。女性が集いやすいイベントとして、 ひろしま美術館の中庭でガーデンパーティ「ワインと絵画鑑賞の夕べ」を開催し、女性会員の好評をはくしたこと、 さらにゴルフの会を復活開催したことなどが報告された。26年度計画では、25年度から準備していた女性の会を7月に立ち上げる。 支部と会員の情報交換、連絡を密にする対策としてメールによる連絡体制の強化策などが報告された。
 来賓として出席した柳喜久子・組織対策幹事が、同窓会本部報告を行い、 本部の課題として若年会員と女性会員が同窓会活動に参加できる体制づくりを強め、活動の活性化を目指す方針を説明した。 特に女性の会は全国11支部で組織化され、7月に再スタートする広島支部が12支部目で、「7月の再発足はうれしく、期待している。 女性だけで会食し、女性ならではの話題を交換し合い、カープ女子のように広島支部が活性化するだろう。若年層の参加意識の向上に向けて、 在校生に同窓会情報を積極的に提供し、卒業後、支部活動に参加できる意識の醸成に努めたい」と述べた。
 続いて、総会記念講演会を行い、北九州市立大学副学長で教育、研究、国際交流担当の漆原朗子・基礎教育センター教授が 「Frontier spiritを持ったGlobal Pioneers:地域に根ざし、時代をリードする人材の育成と知の創造に向けて」のタイトルで講演し、 大学が取り組んでいる現状や課題などを話した。
 漆原副学長は、「Put your feet in the other person’s shoes 他者の立場に立って物事を考える」の考えを示したうえで、 「一般的に大学生の教養の欠如が問題となっており、その取り組みとして英語という言語を学んだり、海外経験を積むだけでなく、 真の意味でのグローバルな教養をもった人間を育てるべく、学生には多様性への理解を求め、物事に懐疑的、批判的な複眼的思考を持たせている。 従来の知識集約的な教養から“行動する教養”を身に着ける教育に力を入れている。そのために言語力が不可欠。 そうした意識覚醒を目指してカリキュラムのセットコースを作って、言語力と真の意味での教養をもった人間を育てるように努めている」と話された。 語学力を全学的に力を入れている現状に、聞いた同窓生たちは感嘆しきりだった。
 続く懇親会では、田川哲章幹事(昭和48年卒、経営)が司会を務めた。花本美江子副支部長(昭和50年卒、米英)が 「7月には念願の醸成の会が再発足する。これを起爆剤に支部活動の活性化を前進させたい」と開会あいさつ。 田村允雄会長が「会長3期目にあたって、これまでの改革路線の仕上げととらえ、女性、若手が積極的に参加できる開かれた同窓会を目指す。 大学とも一体となって北九州市立大学のさらなる発展に全力を傾注したい。広島支部の皆さんも一層のご支援、ご協力をいただきたい」 と祝辞を述べた。矢吹恭久前支部長が乾杯の音頭を取り、懇親会の幕を切った。参加者全員が一言コメントをして、 近況や大学時代の思い出などを語り、情報を交換し合った。最後に全員で肩を組んで,逍遥歌を声高らかに斉唱して総会・懇親会を結んだ。

沖田 康尚(S40・米英)

北友会会報第111号(平成26年12月25日発行)掲載