北九州市立大学同窓会

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米英科36年卒同期会IN鹿児島

 5月20日(土)6時起床、8時に東田(旧八幡製鐵所工作整備 跡)に到着。「第7回皿倉山健康ウォーク」と「皿倉山清掃登山」の 出発式を終え、11:47鹿児島へ向かった。2時間を切る速さで鹿 児島中央駅に到着。昔なら通勤時間内の感覚である。JR東海、 西日本、九州の新幹線を乗り継いで遠くは千葉から36期の同窓 が次々と鹿児島にやってきた。西口駅前は一面黒い灰に覆われ ていて商店の店員さんたちがホースで灰を押し流していた。南 国の風情はなく期待は外れた。出迎えのバスに乗り2時半ごろ 城山観光ホテルに到着。フロントに問い合わせると入口左側に 本綱、織田(福岡)と谷村(山口)の三名が待機していた。大幹事の 川北(大阪)が夫人の急病で参加できないとのことで三人は受付 に不安を隠せない様子であった。それでも4時過ぎには18名が 次々と参加してきた。7名の不参加である。5時過ぎに市内東千 石町の熊襲亭に入る。川北大幹事不参加の事情、今回の日程につ いての説明があり谷村の乾杯で開宴。料理は薩摩産一色で、地 鶏、鰹のたたき、きびなご、黒豚の豚骨、しゃぶしゃぶなど盛り沢 山で満腹。奄美出身の窪島(今は鹿児島市内在住)は焼酎は口に しない。思ったほど焼酎の進み具合がよくない。鹿児島の女子店 員さんはあたりが柔らかくもてなしの心づかいが感じられる。 和気あいあいのうちに閉会。鹿児島出身の上西のお勧めで天文 館商店街のはずれの白熊くんで金時などかき氷を注文。子供の 頃の味とは違った上品で淡い食感でほろ酔い気分をリフレッ シュしてくれた。心地よいひと時であった。21時10分のバスがあ り公共バス停に急いだが、体調不慮の中條夫妻の姿が見えない。 運転手に3分ほど待ってもらったが、バスは宿に向かった。本綱 が交差点で待って程なく三人はタクシーで戻ってきた。二次会 は3階のカラオケ室で有志9名が集まった。若い頃を思いそれ ぞれに歌い、語り合った。大幹事の川北から奥さんが危機を脱し た旨のメールが入り一同安堵し、11時を過ぎたので部屋に戻っ た。一足先に戻った大賀は部屋着で風呂へ向かった。谷村、織田 も風呂に向かったと思う。それぞれの一夜は更けていった。
 5月21日(月)は平安時代以来の金環食が現れる日である。 この日に備えて吉田夫人はメガネを用意して早朝から待機していた。 期待外れに終った。ここでも自然に生かされていることを思い知 らされた。それにしても桜島山の降灰は町中が汚れ市民生活に大 きな支障をきたしている。二日目は帰郷組(春田、松本、窪島、木 原、本綱、玉田、北山)指宿、知覧観光組(中條夫妻、大賀、谷村、織 田、伊森)、仕事で沖縄へ向かう上西、市内在住の兄宅へ向かう萱 原、知人宅へ向かう坂本、気の向くままの吉田夫妻と自由散会す ることとなった。鹿児島での出会いはほんの束の間であったが学 生時代とオーバーラップすることができたように思う。余命を気 にする域になっておりこれからは無理なく参加できる者が集う 成りゆきの同期会にしたいものである。来年は母校のエリアを希 望する意見があった。最後まで桜島山は頭を隠したままであっ た。(文中敬称略)

北山清種(北九州市)