北九州市立大学同窓会

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卒業して半世紀「三四会」に出席して

 昭和34年商学部卒業の同期会は、毎年3月4日に催される。今年は大分県の湯布院に28名が参集した。関東地区からは小生一人だったが、折角なので前日に別府入りした。春雨の中「地獄巡りの定期観光バス」に乗ったところ、お客は小生ただ一人で若いガイドさんと一対一、こんな贅沢な観光は生まれて初めてで今後もないかもしれないと感激した。
 
 今回は大分在住3人(千竃八重子、松本正臣と相良貞喜様)が世話役。古希を過ぎた我々の集まりでは悲しいかな、いつも黙祷から始まる。卒業からもう50年の半世紀がたっている。宴会ではみな元気な笑顔をして飲食に歓談にといそしんだ。
 
 翌朝は青空の中ホテルの窓に「由布岳」がクッキリと浮かんでいた。その麓の塚原高原へ4台の車を走らせ、雄大な美しい景色にしばし世の喧騒を忘れさせてもらった。いまや幻とも言われている「日本おきな草」の自然群生地や千竃八重子様主宰の「鬼が島文庫」のログハウスなどの見学をはじめ、今回の「三四会」に来て本当に良かったと思ったのは小生一人ではなかった。また来年もねと、お互い元気で山口の萩で会おうと約し別れた。


酒井宏興(S34・商)