北九州市立大学同窓会

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あなたは身体を楽器として鳴らしていますか?

放送研究会・OBによる研修会が開かれる

 今年も9月30日10名(3年1人・2年5人・1年4人)の部員が参加したアナウンス研修会が北方キャンパス・B−203号室で開かれた。午前はコミュニケーション論を交えた音声概論。午後は母音法など様々なトレーニング方法を学んだ後、スピーチや朗読などの実技指導が行われ昼食(みんなで学食)をはさんで午前10時半から午後5時すぎまでの約6時間、濃い内容の研修会であった。

                                             千綾奉文(S43・商)


― 感 想 ―

・過去のアナウンス研修会では、一参加者として千綾先生からアドバイスを頂くという立場でしたが今回は他の受講生の発表に対して意見を述べる機会をいただき、自分がアドバイスするという立場になることで去年と違った学びがありました。普段のアナウンス練習でも感想を言い合うことはありましたが、ただお互いをほめ合う場になってしまっていた事は否めません。今後はただ褒めるだけでなく、アドバイスをするという意識をもって部員同士が切磋琢磨できるような練習を続けていきたいと思います。今回はご多忙中、ありがとうございました。
                                       法律学科3年 川上友里菜

・今回の研修会に参加して、改めていろいろな事を学ばせていただきました。
特に印象に残っていることは、自分の身体を楽器として使えているかどうかということです。自分の身体を楽器として使えるということは本当にすばらしいことですし、それが出来るようになればこれからの生活がより良いものになると痛感しました。人前で話すことが苦手でうまく話の出来ない私にとって、今回皆の前に出て話をするという、とてもいい経験をしこれからは積極的に挑戦して行こうと思います。自分では気付かなかった細かいところまでしっかり見ていて下さり的確なアドバイスを頂きましたのでこれからの改善点が良くわかりました。今回、大切なことをたくさん学びましたのでこれからの生活に活かしていきたいと思います。  比較文化学科2年  國岡美穂

・今回のアナウンス講座で学んだことについて。
まず、母音を明確に発音することの重要さを学んだ。母音が明確に発音されていなければ一つひとつの言葉が聞いている人の耳にきれいに入っていかないのだ。そこで一度原稿を母音だの文章に書き起こして読んでみる。そうすると、自分がどこの母音の発音で甘くなるのかを発見でき、正すことができる。その後に、もう一度もとの文を読み直すと一つひとつの文字を明確に発音することができるのだ。次に、原稿を読む際の、間と緩急の大切さについて学んだ。私は原稿を自分のペースで早く読んでしまうことがある。しかしそのような読み方では聞き手に伝わらない。話題が変わる時や、場面・時間が変わる時などは特に注意して自分なりに工夫して読むことが求められるのだ。そして、詩を読む場合は作者について詳しく調べ理解を深めておく事が大切だということを学んだ。私は今回中原中也の「汚れちまった悲しみに」を詠んだ。私は中原中也の詩が好きで、自分では詳しく調べ理解できていた気になっていたがそうではなかったことに気付いた。詩を詠む場合、自分の思い込みで解釈してしまわないように注意することが大切だと学んだ。次の講座までに以上の問題点を改善しておきたい。
                                      比較文化学科2年 河野智子

・今回初めてこの講座を受けてみて、普段からいかに自分の声を意識していなかったかがよくわかりました。さらに、どのような声がいいのかや、その他アナウンス以外の事も勉強になり、知らないことがたくさんあることを再認識させられました。普段はあまりこのような機会が無いのでとても貴重な時間でした。
                                       比較文化学科2年 秋友 恵

・私は高校までこういった練習をしたことがなかったのでとても難しく感じています。しかし一方で、初めて経験することが多いためとても新鮮で、声を出すことに楽しさを感じています。今回の講座の中で印象に残っている言葉があります。「自分の身体を楽器として使い、声を音で表現する」です。これは私にとって今まで意識したことのない感覚でした。また、意識することによって変わることができると実感しました。これからは視野を狭くすることなく、いろいろな場所で今、身につけている力を発揮していきたいと思うし、経験していないことを経験したり考えたりすることによって調和力を身に付け将来役立てたいと思っています。  法律学科1年 長野 匠

・初めに、自分の“声探し”をした時、最初の自分の声とその後の自分の声が明らかに変わったことを実感しました。この体験を普段の会話の中に活かしたいと思います。私は前期の放送研究会のアナ練に参加できませんでしたので練習方法が分からなくて困っていました。今回セミナーで千綾さんが「顔の体操」を教えてくださってからは毎日少しずつですが実践しています。これからも地道にやり続け、来年のセミナーの時には今年と変わった所をおみせできたらなあーと思っています。本当に貴重な体験ありがとうございました。
                                      比較文化学科1年 坂本久美

・このようなアナウンス講座に始めて参加することができ、大変貴重な体験が出来ました。先生がおっしゃることの全てが新鮮で、一つ一つが勉強でした。この講座は、人に何かを伝えるコミュニケーション能力を向上させる絶好の機会でした。“顔の体操”や“うがい”はいつも気がついた時は心がけています。また 人前で話す機会がある時には、発声を意識してしゃべるようになりました。これからもこのような姿勢はぜひ続けていきたいと思っています。
                                        中国語学科1年 末竹 梓

・今回は様々な練習の中で、自分の弱点や改善すべきところを見つけることができたことが特に大きな成果でした。今までは文章や原稿を間違えずに読もうとすることに精一杯で、細かいところを意識する事が出来ていなかったことが分かりました。一番心に残ったことは「相手に伝える」ということです。そのためにはまず、相手のことを考えなければならないということに気づかされました。午前の部では、アナウンスだけではなく日常生活に必要なコミュニケーション法や緊張を取り除く方法など、他では学べないことをたくさん教えていただきました。アナウンスの練習だけでなく、自分の趣味も大いに楽しむことが出来るような大学生活をこれから送っていきたいと思いました。ご指導ありがとうございました。  米英学科1年 吉村安末

(2009年)