北九州市立大学同窓会

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〜お腹で声を支える〜 OBによるアナウンス研修会

 

今年も夏休みの最後の日、9月30日に北方キャンパスB−304教室で、30分の昼食をはさんだ約6時間の研修会が開かれた。午前の概論は「声」や「言葉」の大切さや鍛え方を様々な角度から取り上げるとあって今回は3人の制作課員も加わり、3年生5人、2年生3人、1年生11人と、これまでで最も多い19人が参加した研修会であった。今回は“お腹で声を支える”をテーマに、身体トレーニングや朗読などの実技指導を行った。
2010年10月
放送研究会OB・元民放アナウンサー
S43年・商卒 千綾奉文

 



―研修会に参加して―

コミュニケーションの大切さがよくわかりました。仰る通り、せっかく言葉を使うサークルに所属しているのに、その機会を生かさないと勿体無いと思いました。朗読の仕方、興味深かったです。アクセントやイントネーションなど、今後修正していかなければならないところも沢山みつかりました。今回の経験を今後の活動に生かしていきたいと思います。
1年  井上 諒

・とても勉強になる内容で、腹式呼吸の正しい方法を学んだり、言葉のイントネーションが少し違うだけで聞いている人に誤った情報を伝えてしまうということもよく理解できました。少し意識するだけで声の大きさが以前とは明らかに違っていることを確認することができました。読むイントネーションではなく話すイントネーションで、言葉の意味をよく考えながら朗読する、などのご指摘をいただいたので少しずつ改善していきたいです。千綾先輩のお手本や解説を聞いていると言葉の一つ一つが美しく聞こえました。また私たち人間にとって言葉は最高の道具だと感じることができました。身体は楽器でありそれをどう鳴らすかは自分次第であると言う言葉が一番心に残っています。これまで私は自分の声に自信がありませんでしたがこの言葉を聞いて前向きに受け止めることができました。
今後に活かすことができるように日々の練習を積み重ねていきたいと思います。
1年 片平 紗樹

・アナウンスや司会などで役に立つ知識だけでなく、日常生活で活かすことができる話し方や声の出し方、言葉遣いを教えていただき大変勉強になりました。特に自分が“きちんと発声できる声を探した”ことが印象に残っています。私は人前に立つと緊張から声が震えてしまいます。しかし今回教えていただいたように、しっかり声を出して人に話しかけるように話すことができれば緊張しなくてすむことが分かりました。また、文章を読んだときに普段話しているイントネーションと違い、読みのイントネーションになっていたことにも驚きました。これから文章を読む時や読み聞かせのときなど充分に注意したいと思います。
1年 北瀬 綾野

・今回初めて研修会に参加しました。コミュニケーションが大切であり、人前で話をするときは、誰か一人に話しかけ、また次の一人に話しかけてを繰り返したらいいと教えて下さり納得しました。いままでは授業でプレゼンテーションをする時、目線をどこにやればいいのかわからずキョロキョロしながら話していました。今度から教えていただいた事を実行しようと思います。また発声練習も教えてもらいましたので、腹式呼吸と顔の体操は毎日続けようと思います。
1年 澤村 春華

・自分の癖がわかり基礎的なことから様々なことが学べてたいへん勉強になりました。普段自分では気付かないところを指摘していただけてとても良い経験になりました。アナウンスの技術だけではなく毎日の生活に活かすべき部分がたくさんあるということもわかりました。
1年 島本 雄貴

・今回特に印象に残ったことが二つあります。一つ目は、多くの人の前で話すときのコツです。高校時代 司会を担当していましたがなかなか緊張がとれず、いつも早口になったり うつむいてしまったりすることが多々ありました。今回の講習で 前の席の人に話しかけてみることやアイコンタクトをとって話すことで緊張がほぐれることがわかりました。二つ目は、朗読の仕方です。朗読はただ読むだけではないことに気づかされ驚きました。実践では何回も「話すイントネーションになっていない」と指摘され「読むイントネーション」を「話すイントネーション」に近づけることがこれほど難しいとは思いませんでした。今回 アナウンスの難しさや相手とのコミュニケーションの仕方などを楽しく知る事ができましたので今後の自分に活かしていきたいと思います。
1年 竹山 翔貴

・制作課で午前だけの参加でしたがとても勉強になりました。特に驚いたのが、人との会話で“見た目が一番重視される“ということです。普段の授業では学べないことをたくさん教えていただきました。ありがとうございました。
制作課1年  貫田 暎

・文章を、読むイントネーションではなく「言う気」で、と聞いた時、自分が演技するときに何かぎこちなかったのは「読むイントネーション」で演技していたからだと理解することができました。そのことに注意してこれから演技していきたいと思います。とても充実した時間でした。
1年 東 亜紀

・後半のみの参加でしたがとても勉強になりました。特に発声などをご指導いただき貴重な経験になりました。これからの自分のスキルアップに大いに活用させていただきます。
1年 堀田 愛

・アナウンサーの仕事をしていた方の生の声を聞く事ができて嬉しかったです。また、講義だけでなく私たちにも声に出して原稿を読ませていただいたり、身体を使っての声の出し方や呼吸法、声の届き方などを知る事ができ、とても理解しやすく楽しかったです。自分では気が付かなかったこともアドバイスしてもらえましたので、これからの課題としてがんばります。
1年 南 香奈子

・プロを目指す人には有意義な講座であったと考えます。想像していたよりも和やかな雰囲気で緊張が解けました。メラビアンの法則や、話し相手の聞く態度、目線を合わす事は、大学の基礎演習や他の講義で何度も行ったり聴いた事のある内容でした。あの時間を他の読みの個別の練習にあてて頂ければ、時間が足りなくなる事もなかったのではないかと感じました。今年は人数が多く、受講者の意識にもバラつきがありました。当大学の放送研究会はアナウンスや朗読より、ドラマを作る事が主な活動のサークルであるため、今回のような体験はとても貴重でした。時間が短く感じられ、もっと沢山の事を学びたかったです。この度は良い機会を与えて下さり有難うございました。
2年 小野 修子

・私は去年に引き続き2回目の参加でした。午前の部では、企業が即戦力になる人材を求めているということを聞き、今のうちから企業が求めている人材に近づけるように何をすべきかを考えるきっかけになりました。午後の部では実技指導をしていただき、自分の弱点を知る事ができました。練習すれば声に磨きがかかるということが分かりましたので、これからは部員同士切磋琢磨しながら練習に励み、将来に残る素敵な財産を手に入れようと思います。
2年  坂本 久美

・姿勢や人前で発表する際の視線の向け方、喉を開き発声する方法など、多くのことを学びました。制作課として参加しましたが、一人の学生として学んだことが沢山あったと思います。この講習会で得たものを今後の放送研究会と自分自身の生活に生かしていきたいと思います。
制作課2年  秀島未来


発声練習(右端がリーダーの秋友 恵さん)

・昨年に続き2回目の講習会でしたが、あまり成長していない自分の姿を目の当たりにし愕然としました。今年は1年生の参加率が高くメインは1年生でしたので、私自身もっとご指導いただけたらとも思いました。発声練習で合図を送る事で逆に身構えてしまって余計な力が入ってしまうというのは盲点でした。練習方法の見直しなども行って次の代にバトンタッチしょうと思います。学内で練習しているだけだと、意識低下やマンネリ化が起きてしまいますが、学外の方でプロ直々にご指導いただくという機会は学生生活においてめったにない事なのでとても感謝しています。 また、声の特性や自分の喉が開いているかなど、まずは身体あっての声なのだということを実感しました。これから就職活動が本格的に始まりますので、自分の言葉遣いをもう一度見直して自信を持って話すことができるように頑張りたいと思います。今年も貴重な時間を割いてのご指導ありがとうございました。
アナウンス課長 3年  秋友 恵

・発声練習のコツなど今まで知らなかった練習方法を教えていただき勉強になりました。今回のお話の中で言葉が相手に与える印象がとても大きいことが分かりました。3年ということでこれからの就職活動を進める上でとても参考になりました。
3年 磯田 千草

・私は制作課に所属していますが母音法を交えてスピーチさせていただきました。少し母音法を取り入れただけで声の出方が変わることを体験でき、驚きと同時にとても良い経験をしました。私自身は話すことが得意ではなく、3年生なので最近は就活の面接のことを考えて不安になっていましたので少しヒントを得たような心境です。語彙を増やし自分の糧を作るには時間のある大学生の時しかありません。今を無駄にしないよう何かをやってみようと思います。短い時間でしたが自分を振り返り たくさん考えさせられる有意義な時間を過ごす事ができました。参加してよかったと思っています。
制作課 3年  梅村 美保

・今回の指導で聞くこと話すことの大切さを改めて実感しました。私は以前から自分の話し方には悪い癖があると思っており、人の前で話すことにとても苦手意識を持っていました。しかし今回「聞き上手が話し上手を育てる,聞く耳があれば表現できる」と知って、私もまずは聴き上手になろうと思いました。また、身体は楽器でその練習方法も教えてもらえましたので、これから先 自分の楽器を鳴らして いろいろなことを表現していきたいと思います。
3年  國岡 美穂

・今回は2度目の受講でしたが前回とはまた違った視点から勉強させていただきました。その一つがコミュニケーションと言葉についてや就職活動についての話です。就職活動に関しては今最も身近な問題ですので非常に勉強になりました。もう一つは指導方法についてです。自分の腹式呼吸などの発声や基礎的な読みについては、不肖ながら高校と大学の6年間で多少は身に付いていると自負しているのですが、その技術をどのように教えていけばよいのかがわからず今まで手探り状態でした。しかし今回の様々な指導から沢山の方法を学びました。例えば2人一組になり右手を押し合いながら声を出す“お腹が声を支えるレッスン”や後から声をかけ確認する“話しかけレッスン”などはこれからの活動に取り入れたいと思います。私は現在教職を志しており将来は出身高校に帰りたいと思っています。そしてできれば私の青春そのものである放送部に関わりたいと考えていますので、今回学んだ指導法を是非参考にさせていただきたいと思っています。千綾さんにはお忙しい中、毎年研修に来ていただき本当に感謝しています。これからの放送研究会の発展のためにも、どうぞご指導のほどよろしくお願いします。
第50代会長  3年  崎辺 洋子