北九州市立大学同窓会

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空手道部創部60周年記念式典

 我が空手道部は、昭和25年、大学として昇格した年、戦後まも ないまだ世相も荒廃した時代、若者の意気軒昂を高める為にも 創部されて早や60年、人生で云えば還暦を迎えるに至りました。 この間、故森高師範、河村初代監督他数名の名監督のもと、猛練 習をかさね、全九州学連5度、西日本1度制覇し、全国3位と、 数々の戦績を重ね、全国的に「北九州大学あり」と、その名を誇 り、試合ごとに対戦相手に畏怖された時代もありました。しかし 近年、部活動の多様化と、特に格闘技スポーツと、厳格な武道精 神を忌避する若者が目立ち、部員の減少(獲得)に、他校共々、苦 慮している面もあります。創部以来この60年間、我が空手道部の 精神は連綿として継承され、現在は8名(男子2名、女子6名)が きびしい練習に耐え、努力しています。
 さて、平成22年10月23日開催の創部60周年式典(小倉ステー ションホテル)では自見郵政金融大臣、北橋市長、阿南理事長 (前)、矢田学長(前)(出張中のため欠席)、山下同窓会会長(前) (全国同窓会評議会開催中のため欠席)、河野後援会副会長、渡辺 元市議会議員、泉全九州学生空手道連盟会長、その他20数名の来 賓の皆様と、全国、津々浦々から馳参じた100名以上のOB、OG (全OBは300名以上)が久しぶりに再会して喜びを分ちあい、特 にS43年度卒は全OBが参加して会を盛り上げていました。
 挨拶に立った自見大臣は空手道部の精神である「誠」「努力」 「礼儀」の教義を守り、人格形成に邁進し、社会貢献して下さい。 と、北橋市長は、大学発展と共に、すばらしい戦績を残して来た OB先輩諸氏へ、これからも現役学生と、大学に一層の協力を惜 しまないでほしいと、阿南理事長は若い頃、八幡区の大谷体育館 で、森高師範より空手道の指導を受けたと、驚きの発言があっ た。(理事長は本来柔道の猛者と聞いていたが)
 式典と同じ日の午後2時から約2時間、大学武道場に於て、50 名程のOB、OGが現役と合同練習。参加した者は、久しぶりに稽 古衣に腕を通して、基本、型、組手の練習に20代頃の元気にも どった感覚で張り切りすぎ、式典と懇親会では、足、腰の痛さも 味わいながら飲んでいる者も…。
 10年後の創部70周年では、どのような日本、世界になっている か、今は想像も出来ませんが、我々OBと現役、これから迎え入れ る若者に、北九州市 立大学の建学スピ リット、そして空手 道部の精神を伝唱 し、社会人としての 人間形成に努めなけ ればならないと思い ます。これまでの60 年、そしてこれから もご指導賜りました北九州市、諸先生、先輩方を初め、多くの関 係各位様に、心から感謝を申し上げますと共に、今後もより一層 のご支援を頂きます様、お願い申し上げます。
(勘違いをして報告が1年遅れた事、深くおわび申し上げます)
片山圭一(S35・商)