北九州市立大学同窓会
総会
兵庫支部
H23年度兵庫支部総会 23年7月2日 本館牡丹園
梅雨の晴れ間、7月2日(土)16時から20時まで、「三金会」の
ホームグランドである神戸元町駅前の「本館牡丹園」にて「平成
23年度北九州市立大学同窓会兵庫支部総会・懇親会」が開催され
た。出席者は56名(ご来賓の本部2名、関西支部4名、ゲスト2名
を含む)でした。
牛丸敬孝幹事の司会により総会が始まり、開会宣言、校歌斉唱
後、東日本大震災の犠牲者及び物故者へ黙祷をささげた。支部運
営方針の中で、安徳信義支部長は若手と女性会員の参加をはか
り、特に「スミレ会」の活動を始めると強調。ご来賓祝辞で鞘野優
同窓会本部副会長が最近の母校の動きを紹介された。
議事に移り、山田紘昭幹事長より4件の議案説明を受けた。女
性の会の活動について支部長の説明を補強する形で同窓会本部
の重田千恵子幹事から、活発な運営がなされている他支部の様
子が語られた。議長(永翁正臣副支部長)の円滑な進行で審議に
移り、すべて承認された。
関西大学名誉教授井上宏氏による講演「笑いと健康」を聞い
た。「日本笑い学会」創設の経緯を伺った。大阪商人の機知に富む
生の会話を収録しようと試みたが困難なので、漫才の掛け合い
の分析から始めたとのこと。大阪人の笑いは商都の文化(生活様
式、価値観、考え方等)で裏打ちされている。笑いと健康の関係が
科学者により証明されてきており、笑いには自然治癒力がある。
笑った後に免疫細胞が活性化する例を含めて笑いの効用の実証
例 (*1) が続いた。読売TVマンから学者に転身された先生は80歳
に近い年齢なのに、約1時間の講演をにこやかに立ったまま続
けられた。
若手の佐藤研二幹事の明るく軽妙な司会で、恒例の懇親会が
始まる。雲南省民族歌手の李紫君さんの天井を突き抜けるよう
な美声と声量に圧倒される。プロの歌唱力が感動を呼ぶ。同窓会
ならではの打ち解けた雰囲気の中、各円卓では話の花が咲き続
けた。女性出席者と初参加者によるスピーチも聞きとれないほ
どである。西村勝弘さん(吟詠部)が挨拶代わりにと唄われた「無
法松の一生」の迫力に、しばし懐かしい小倉を思い起こすひと時
を貰った。逍遙歌の斉唱、万歳三唱に続いて、閉会の辞と進み「お
開き」となった。名札と引き換えに当日撮影の記念写真を手渡す
という手際の良さへの賛嘆の声あり。これはベテラン幹事の二
宮慶治郎さんの隠し技であった。二次会は、カラオケグループ、
喫茶店グループ等に分散し、会員諸氏は更に同窓会の余韻に
浸った。
高山行雄(S45・米英)
(*1) 笑いがガンを退治するキラー細胞の働きを活発にするという
伊丹仁朗医師の立証。日本医科大学の吉野愼一教授による慢性
関節リュウマチ患者に対する落語(林家木久扇)の効用。筑波大
学の村上和雄教授による漫才(B&B)が糖尿病患者の血糖値を
低下させた実例 等々。