北九州市立大学同窓会

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張り詰めた空気の柔道部OB会総会・懇親会

 柔道部のOB会総会・懇親会が27年11月14日(土)、小倉 城近くのリーセントホテルで開かれ、地元福岡県をはじめ 関東、関西、四国から約40人のOB、現役が集結しました。
 会場には部旗に加え、山本初代監督の遺影が安置さ れ、いつもながらの張りつめた空気の中、物故者へ黙とう の後、早水弘明会長(S39・商)が開会の挨拶。「柔道を愛 し、その道を究めようとした山本監督の遺志をOB全員が 引き継ぎ、後世に伝えていこう」と決意を述べられた。
 総会は例年通り、中村洋介さん(H7・政治)の司会進行 で、活動報告、会計報告を提案・了承され、恒元安彦コー チ(S40・中国)から現役の大会・練習の内容報告。OBの 協力・参加にいっそうの要請があり、全員が了承した。ま た「山本初代監督の13回忌法要を兼ねた偲ぶ会を開催す る」ことを満場一致で決め、懇親会に移った。
 懇親会では例年通り、全OBが盛り上がり、学生時代に 戻ったような気分に浸り、「柔道場で受けた監督・諸先輩 の指導とアドバイスにより苦しみ、悩みながらも学生生 活を卒業できたことを思い、感謝するとともに、その思い 出を大切に胸を張って堂々と生き抜こう」と胸に刻んで いるようだった。現役幹部交代式では、平田主将から梅 田主将にバトンが引き継がれたが、ともに「柔道部の伝統 継承とそのために切磋琢磨する」旨を宣言、OBを大い に喜ばせた。
 毎年開催されるOB会に、若手はもちろん、先輩の皆さ んも張り切って参加していただきたいと思う。OB、また 頑張って卒業した現役も「OB会と同窓会」に入会しよう。  次いで、平成28年3月26日の母校の学位授与式に合わ せ、山下部長先生、寶住監督、井上峯莉コーチ(S41・商)、 恒元コーチとOBが参加して、柔道部の卒業式が道場で 行われた。卒業生は平田前主将1人だが、早水OB会長や 井上コーチからお祝いと励ましの言葉が贈られた。
 懇親会では、山下先生や早水OB会長、井上、恒元両 コーチ、柳武さん、吉村さんという若手の周辺に大きな現 役の輪ができ、卒業式は賑やかな中にも粛々と執り行わ れた。二次会は、卒業生の平田さんに加え、梅田主将以下 の現役、井上、恒元、井田、吉村のOB4人の計15人が参加、 大学近くの居酒屋で行われた。平田さんの発声で懇親会 が始まり、練習内容や技の研究など柔道の精神を極めん とする先輩と後輩、OBと現役、男性と女性の現役が真 剣に議論を交わす光景が随所に見られ、緊張した雰囲気 の中にも楽しい時間が過ぎた。
 閉会後、店の玄関先で、万歳三唱が二度繰り返され、現 役が平田さんを胴上げして散会した。

井田 明(S44・商)

北友会会報第114号(平成28年7月15日発行)掲載