北九州市立大学同窓会
総会
福岡支部
H24年度福岡支部総会 24年10月20日 福岡国際ホール
「2012 福岡支部のつどい」(総会・懇親会)が10月20日(土)、福 岡市中央区天神の福岡国際ホールで開かれた。「大事にしよう!
北九大の“絆”」のテーマを掲げた会場には、支部会員や現役学生 のほか、石原進・北九州市立大学理事長ら来賓を含め126人が出 席して交流を深め、同窓の絆をより強固にした。
懇親会に先立つ総会では、岩崎六雄支部長が月例懇親会「一木 会」が来年4月の例会で400回を迎え、「記念の夕べ」を開催するこ とを紹介。3月11日にあった「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオーク
関連の支援金などを含む会計報告や活動報告、監査報告があった。
この後、「北九州市立大学の今」と題して来賓の梶原昭博副学 長(国際環境工学部教授/環境技術研究所長)が特別講演。昨年 からの第2期中期目標・中期計画では、「社会、学生に選ばれる大
学」を理念に質的成長を目指していること、日本経済新聞社の大 学・地域貢献度ランキング(2011年)で北九大が全国731校中の1 位になり、地域へのアピールが浸透していることなどを報告。さ
らに開設から11年目を迎えたひびきのキャンパスがある学術研 究都市ゾーンには北九大の国際環境工学部のほか、九工大と早 稲田大学や約50の企業の開発部門が集積していることや、同工
学部の半数以上が大学院に進学していること、今年3月に開設 した環境技術研究所は、東日本大震災を契機に、研究対象として 災害対策・復興に力を入れ、研究のための研究ではなく、社会に
役立つ研究に取り組んでいることなどを強調、国際環境工学部 を中心に北九大が躍進している現状の紹介があった。
引き続く懇親会では、岡部利行・つどい実行委員長(S56・経 営)が開会あいさつ。乾杯は田村允雄同窓会会長(S42・商/福岡 支部相談役)が音頭を取り「所属支部のつどい出席は本当にうれ
しい」と高らかにグラスを掲げた。
今年も現役生が様々なアトラクションで懇親会を盛り上げた。 先陣はマンドリンクラブの10人。「川の流れのように」や「上を向い て歩こう」など5曲を演奏。「愁いを帯びた音色が胸に響くんだ」
と、目をつぶり歌詞を口ずさむ参加者もいた。5人の1年生はこの 日が公開演奏デビュー。吉岡佳英さん(人間関係)は「先輩が一緒 だったので、緊張しなかった」と、完璧な演奏に笑みを見せた。
応援団とチアリーダー部は、合同で野球部応援メドレーを披 露した。今年初参加の阿比留丈智君(英米3年)は学らんで、顔を 真っ赤にしてキビキビと演舞。チアリーダー部員は、青を基調と
したユニホームに身を包み、「ゴーゴー、キタキュウ」「カットバ セ、ゴー」などと、全身を使って応援を表現。張りのある透き通っ た声、はつらつとした動きに、会場の目は釘付け。「みなさんが温
かい目で見てくださったので、とてもやりやすかった」と、門屋 早紀さん(人間関係2年)は満足顔だった。
2度目のつどい参加の中野悦子さん(H10・人間関係)は、「幅広 い年代の方と知り合いになれてよかった。もう少し女性の参加が あればいい」。石田保憲さん(H17・環境化学プロセス工学)は同科
の1期生。「ひびきのキャンパスの卒業生はまだ少ないので、来年 は後輩に声をかけたい」と、来年のつどいを楽しみにしていた。
目玉イベントの一つ、お楽しみ景品抽選会では、今年も豪華景 品がどっさり。今シーズンで引退したプロ野球ホークス球団の小 久保裕紀選手の直筆サインが当たった篠原聡さん(H17・中国)は
「引退した年の色紙で、よか記念になる」と大喜びだった。
肩を組んで輪になって歌った逍遙歌と校歌。歌詞を全く忘れて おらず大声で歌うOB、ほとんど忘れて常に歌詞に目を落とすOB と様々だったが、同窓の絆の一体感を実感し、大いに盛り上がっ
た。来年度の実行委員紹介では、岡部委員長から古賀慎一郎さん (S57・経済)に実行委員長の証しの「法被」が手渡された。古賀・新 委員長は「私は法被がよく似合う」と、やる気満々。来年のつどい
の成功を確信させる心強い言葉に会場から熱い拍手が送られた。
例年の課題だが、今年も平成卒の若い世代の参加が少なかっ た。平成卒の世代は、子育てなどで出費がかさんでいる。平成卒 の会費を抑えるなどして、参加を後押しするのも一つの方法か
もしれない。
北友会会報第107号(平成24年12月15日発行)掲載