北九州市立大学同窓会
総会
福岡支部
H27年度福岡支部総会 27年10月17日 天神スカイホール
2015年度の福岡支部のつどい(総会・特別講演・懇親会)が
福岡市中央区の天神スカイホールで開かれ、卒業生や現役
学生ら101人が参加した。総会では活動報告、会計・監査報
告、支部役員体制の紹介などがあり、拍手で承認された。
この後、ひびきのキャンパスOBで、国際環境工学部情報
メディア工学科の松波勲准教授による「夢の自動走行カー
開発への挑戦」と題する特別講演と、セグウェイ(電動立ち
乗り二輪車)の試乗体験があった。この企画は、今年のつど
いの目標に掲げた「ひびきのキャンパスとの交流」「若手会
員の参加促進」を図るため、「ひびきのOB」の支部役員らが
中心になって尽力、実現した。
特別講演では、安心安全な車社会の実現を目指して取り組
む最先端の自動運転技術の研究報告があった。自動運転に
は運転支援のレベル1から、人が運転に全く関与しないレベ
ル4まであるが、スバル、トヨタ、ベンツなどはレベル3止ま
り。レベル4に達しているのはグーグルだけ。だが、グーグル
の自動運転にはまだ欠点が多く、松波准教授はグーグル車搭
載の特殊レーダーを実際に作動させ、スクリーンで示した。
研究グループは「打倒グーグル」を掲げて他大学と共同開
発を進め、来年末にはプリウスを使った「自動運転車」を走行
させる予定という。世界的に注目される分野だけに、聴講し
た会員は松波准教授らの研究成果を大いに期待していた。
会場にはセグウェイ3台が運び込まれ、希望者全員が試
乗した。体を傾ければ思い通りに運転できる不思議な感覚
に、試乗体験した会員は目を輝かせていた。
懇親会は、野上直裕実行委員長(H9・法/院)の開会挨拶、岩
崎六雄支部長(S46・経営)、来賓の松尾太加志副学長、田村允
雄同窓会会長(S42・商/福岡支部相談役)らの挨拶に続いて出
席者最高齢の藤井健一さん(S26・米英)の乾杯の音頭で開宴。
恒例のアトラクションでは、応援団・チアリーダー部の一
糸乱れず気合あふれる演舞に会場から大きな拍手が沸い
た。現役学生の紹介に続くお楽しみ景品抽選会では、福岡ソ
フトバンクホークスの主力投手で活躍中の中田賢一選手
(H17・経済)の色紙・サインボール、ホテルオークラ福岡の
宿泊券、JR九州の商品券など豪華景品が用意され、当選者
は大喜びしていた。フィナーレの逍遙歌と校歌斉唱では参
加者全員が円陣を組み、母校のキャンパス生活を懐かしみ
ながら声を張り上げた。
北友会会報第113号(平成27年12月25日発行)掲載