北九州市立大学同窓会
総会
福岡支部
H26年度福岡支部総会 26年10月18日 福岡国際ホール
福岡地区に在住、通勤の同窓生が年に1回、同窓の絆を深め合う「2014年度福岡支部のつどい」(総会・懇親会)が10月18日、 福岡市・天神の福岡国際ホールで開かれた。今年は平成16〜24年卒は会費を3,000円にし、若い世代が参加しやすいようにした。
現役学生21人を含む総勢126人が「広げよう深めよう!北九大の輪と絆」のテーマの下で大いに語り、笑い、楽しいひと時を過ごした。
総会に続く特別講演では、たかみや通り動物クリニック院長の舩津格氏(H10・比較文化)が、「文系男子が理系オヤジに」 と題したユニークな演題で講演。北九大を卒業後、サラリーマン生活を送ったが、どうしても獣医になりたくて
大学に入りなおしたことなど“流転の歩み”を紹介。「ペットが元気な時に、しっかりと可愛がってほしい」 「可愛がった飼い主ほど、ペットが亡くなった時は悲しまない」など、ペットと飼い主の理想の関係を例示して耳目を集めた。
続いては、メーンイベントの懇親会。司会は河内加寿子さん(S48・米英)と石田保憲さん(H17・環境工学化学プロセス)が務めた。 河内信行・実行委員長(S48・国文)の開会あいさつに続き、来賓の田村允雄同窓会会長(S42・商/福岡支部相談役)は
「元気な高齢会員が多いので若い人をぐいぐい引っ張って行ってほしい」と、支部の活性化を鼓舞した。乾杯の音頭は参加者で最高齢(85歳) の藤井健一さん(S26・米英)。「もっと長生きできるように元気をもらって帰ります」と、高らかにグラスを上げた。
会場には歓談の輪がいくつもできた。今年卒業の武井愛実さん(H26・経営情報)は「思った以上に皆さん気さく」と、 緊張がほぐれた様子。同級生の本荘裕紀子さん(同)は「初めての同窓の集い。卒業生になったんだなと実感した」。
福岡での同窓懇親会は初めての広末登さん(H20・社会システム)は「女性が思ったより多く、婚活中なんでうれしい」とにっこり。 三宮紀彦さん(H10・経情)も今回が初参加。「活気あふれる懇親会だが」と前置きして「若い人をもっと呼ぶため平成卒は会費を割り引いたら」
と提言した。
呼び物のアトラクションには現役学生20人が“総出演”した。大道芸愛好会の3人は初めて参加。ボールやスティック、 シガーボックスを使った芸を披露。ミスも出たが、会場からは「ご愛嬌、ご愛嬌」「よかよか」と温かい声援。会長の古川巧造さん
(2年=経済)は「見守ってくれているような雰囲気がうれしかった。来年は完成度が高い演技を見てもらいたい」と“リベンジ”を誓った。
少林寺拳法部と応援団・チアリーダー部は今年もつどいを盛り上げた。少林寺拳法部は主将の猪野泰樹さん(3年=国際関係) をはじめ6人が演武を披露。拳を交え、体と体がぶつかる激しい音に、会場は静まり返った。チアリーダー8人の華やかな演技には、
フラッシュの嵐。青を基調のユニフォームに、両手にボンボンを持ち、キビキビと動く姿に、男性OBは目尻が下がりっぱなし。 赤ら顔で「今日は来てよかった」とつぶやく参加者も。「私もあんな時があった」と、若い頃を思い出す女性もいた。部員の石田彩佳さん
(1年=法律)は、「部員全員が一心同体で演技できた。盛り上がっていつもよりすばらしい演技ができた」と、満足顔だった。
会場には多くの現役生(学生会員)も駆けつけ、壇上で紹介された。永江亮太さん(3年=地域創生学群)と田中佑依さん(3年=法学) は「OBの皆さんといい絆ができたらうれしいです」と口をそろえていた。
恒例のお楽しみ抽選会では、JR旅行券やホテルオークラのペア宿泊券、真珠のネックレスなどに加え、 今年ソフトバンクホークスに移籍、11勝をあげる活躍をした硬式野球部OBの中田賢一投手(H9・経済)のサイン入りボールや色紙も。
当たった参加者は大きな歓声を上げていた。
フィナーレの校歌、逍遙歌斉唱では、全員で肩を組んで大きな輪に。声を張り上げて歌った参加者は、 北九大OBであることをしっかりと胸に刻んだ一日となった。
北友会会報第111号(平成26年12月25日発行)掲載