北九州市立大学同窓会

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総会

福岡支部

H25年度福岡支部総会 25年10月19日 福岡国際ホール

 「つなぎ合おう!北九大の輪in福岡」をテーマにした2013年度 の「福岡支部のつどい」(総会・懇親会)が10月19日、福岡市天神の 福岡国際ホールで開かれた。来賓の近藤倫明学長をはじめOB・ OGや、現役学生を含む111人が参加した。1年ぶりの再会や普段 から付き合いがある顔、顔……同窓のきずなを確かめ合う声が 弾んだ。
 総会では、岩崎六雄支部長(S46・経営)の開会あいさつに続 き、支部の役員体制の紹介、活動報告、会計・監査報告などがあ り、報告どおり拍手で承認された。
 この後の特別講演は、九州観光推進機構の高橋誠事業本部長 (S52・経営)が講師を務め、「九州観光の課題と展望」の演題で話 を進めた。
 高橋氏は、九州の特徴を@アジア各地に近いAすべての県に 国際線が飛ぶ空港があるB海路からの入国者数が増加、とりわ け博多港は87.3万人(2010年)と、ダントツの全国1位―などと 紹介。人口減少が進む中、海外からの旅行客を呼び込むことで経 済を活性化させる必要があると説いた。九州観光戦略の課題と して、九州のイメージづくりと効果的な発信の不足やノウハウ の蓄積がないと指摘。今後多くの観光客を取り込むためにはブ ランド管理や宿泊施設の整備、「おもてなし」の気持ちが必要な ことを強調した。
 引き続いての懇親会は、古賀慎一郎実行委員長(S57・経済)が 開会あいさつ。「会話で脳は活性化する。多くの人と会話を交わ し、元気になって帰ってください」と呼びかけた。
 来賓あいさつでは、近藤学長が母校の近況を報告。グローバル 人材の育成や社会人教育にも力を入れて、地域や社会に必要と される大学になっていることを紹介。田村允雄同窓会長(S42・ 商/福岡支部相談役)は「2年後に支部創立60周年を迎える福岡 支部は円熟期に入った。世代を超えた支部会員の交流は大変意 義がある」と支部の発展に熱い期待を述べた。
 ここで、岩崎支部長が、支部の月例懇親会「一木会」の会場を33 年余にわたり提供し続けてこられ、今年4月に「400回記念・一木 会」の成功を支えてもらった「権兵衛館大名」のオーナーの古賀 貞己氏に支部から感謝状と記念品を贈ることを報告。岩崎支部 長が感謝状を読み上げて披露した。
 懇親会の乾杯の音頭は、出席者最高齢の原口政敏さん(S24・ 米英)。戦後すぐの学生生活を懐かしく振り返ったあと、グラス を高々と上げて歓談・懇親の幕を開けた。

 テーブルを囲み、料理、グラスを手に話の輪がいたるところに できた。田中美里さん(H12・経営情報)は、「OBの講演が楽しみ」 と、ほぼ毎年田川から参加。誘われた同級の上崎美和子さん(同・ 同)は「楽しい雰囲気に会話が弾んだ」と笑顔を浮かべた。今春卒 業し福岡市内に就職、初参加の倉本育実さん(H25・政策科学)は 「会社の同僚にもOBが6人いるので来年は誘いたい」。
 加藤恒子さん(S61・国文)も今年初めての参加。「400回記念・ 一木会を北友会会報で読み、つどいも楽しそうだったので参加 した。想像通りでした」と満足顔。近くにいた津留佳加さん (H16・法律)も初参加で「違う世界の人と会話を交わせて勉強に なります」。社会人になって毎年参加している応援団第52代団長 の松田駿さん(H23・環境化学プロセス工)は「若い人も多く参加 してほしいですね」と訴えた。現役学生の大徳榮喜さん(政策科 学・3年)は「いつも在校生を支えてくれる先輩方に感謝を伝え たくて参加しました。これからもよろしくお願いします」と支援 を呼びかけた。
 現役学生による恒例のアトラクションも会場を盛り上げた。 少林寺拳法部の中西春花さん(比較文化・3年)、穴井優希さん (経済・2年)、橋本翔さん(法律・3年)、白川稜也さん(経営情報・ 2年)の4人が2組に分かれて演武を披露。気合が入った声を上 げ、体と体を激しくぶつけ合い、静まった会場に鈍い音が響く。 キャプテンの中西さんは全九州学生大会で3連覇中。12月の同 大会4連覇を目指し、稽古に熱が入っている。普段とは違う場で の演武だったが、「OBの方が温かい目で見守ってくださり、とて もやりやすかった」と安どの表情を見せた。
 応援団・チアリーダー部は4人が登場。門屋早紀さん(人間関 係・3年)、倉田梓乃さん(法律・2年)、渡辺侑子さん(地域創生・ 1年)は青いユニホームに身を包み、音楽に合わせ全身を使って 踊るキビキビした動きに会場から大きな手拍子が起こった。学 ラン姿の応援団54代団長の阿比留丈智さん(英米・4年)はただ 1人の応援団員で、2年続けての演舞披露。マイクを握り、「役者 になって『あまちゃん』の能年玲奈と共演したいです」と高らか に宣言すると、思わず近藤学長がステージに駆け上がってがっ ちり握手、活躍を祈った。
 恒例のお楽しみ景品抽選会では、今年も商品券、アルコール飲 料、宿泊券など豪華景品が目白押し。次々と当選者に手渡されて いった。フィナーレの校歌・逍遙歌斉唱では肩を組み、会場いっ ぱいに円陣を作って声を張り上げた。目を閉じ、諳(そら)んじた 歌詞を歌い、昔のキャンパス生活を思い出すような表情を浮か べる参加者が多く見られた。
 来年のつどい実行委員は卒業年の下一桁が「8」が当番。古賀 実行委員長から次年度実行委員の任に就く河内信行さん(S48・ 国文)と柳喜久子さん(同・英文)に証しの法被が手渡された。2 人はやる気満々、盛会へ向けて会場に協力を呼びかけた。
 万歳三唱は藤井健一さん(S26・米英)が音頭。「久しぶりのネ クタイで、締め方を忘れていた」とあいさつし、会場の笑いを 誘った。最後に今回の実行委員会副委員長の芳岡正哲さん (S47・米英)が福岡支部のさらなる発展と、参加者の健康を願う 閉会のあいさつで、盛況のつどいを締めくくった。

渋田祐一(H2・中国)

北友会会報第108号(平成25年12月15日発行)掲載