北九州市立大学同窓会

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評議会

平成24年度 第1回評議会

田村会長を再任選出

 平成24年度の第1回評議会が5月19日(土)、北九州市小倉北区のホテルニュータガワで評議員54人 (代理出席5人/定数56)が出席して開かれた。 会議冒頭の会長挨拶で田村会長は「議題の中には、改革に挑み、 さらなる前進を目指す提案もあります。ぜひ建設的な観点からの意見や提言などをお願いしたい」 と述べた。このあと議長団には森山正孝議長(佐賀支部長・評議員)、田中政治副議長(関東支部長・評議員)が選出され、 議事が進められた。
 今回の評議会で2年の任期を締めくくる執行部からは、了承を求める報告議案、 議決・承認を求める議案がそれぞれ5件ずつ提出された。

■平成23年度の事業(会務)報告および決算報告・監査報告/(報告議案)
  総務・企画担当役員(副会長)と監査が配布資料を基に報告した。これについて特段の質問や意見などはなく報告どおり了承された。

■平成24年度の運営・活動方針(案)および部門別事業計画(案)/(議決・承認議案)
 運営・活動方針(案)については、同窓会の基幹的な指針であり、 また従来の内容に今日的なテーマを加味したものに見直し、付随した作業も行うことから田村会長が提案説明を行った。
 田村会長は、平成19年10月に策定の「長期構想」で掲げた理念を堅持する基本姿勢に変りはなく、 これに基づく同窓会の運営や活動方針は、環境の変化に呼応して同窓会の存在意義などをより明確にすることが重要で、 これが見直しの主要な理由であることを強調した。同時に、これまで掲げてきた実現目標の達成度を検証するため、 本部と支部のメンバーによる「構想・計画の評価検討プロジェクトチーム」(仮称)を設けることも説明し、 支部の協力を求めた。
 部門別事業計画(案)については、各部門の担当役員(幹事長、副会長)が新規の取り組みや改善を検討すべき事項などを中心に説明した。
 この両議案について、評議員から@奨学金給付制度の運用の在り方A支部のイベントなどへの参加率の拡大策―などの提起があった。 これらに対する質疑を経たあと、両議案はいずれも原案どおり議決・承認された。

■平成24年度の予算(案)/(議決・承認議案)
 財務・会計担当役員(副会長)が関連財務資料を含めて提案説明を行った。 新規に計上した予算は、大学の地域共生教育センターの地域貢献事業に対する助成、 総会実行委員会の運営改革に伴う総会費用の一括計上などであることを説明した。 予算内容について特段の質問や意見などはなく、原案どおり議決・承認された。

■同窓会会長の選出/(承認議案)
  今回の評議会で田村允雄同窓会会長が任期満了になることに伴い、 次期会長の選考を行った会長選考委員会の岸野利之委員長(中間・遠賀支部長/評議員)が 「現会長の田村氏ら2人の候補者の推薦があり、選考委員会は田村氏を会長候補者として選出した」と報告し、 評議会に承認を求めた。この報告について異議などはなく、田村会長の再任(任期2年)が承認された。
 なお、岸野委員長から付帯報告として、選考委員会では@候補者推薦書に候補者本人による抱負や所信を記述するか、 文書の添付A選考委員会の選考会議の開催前に、推薦届けがあった候補者名を関連資料と一緒に選考委員に送付―の要望意見があったことが報告された。

■相談役の選任/(承認議案)
 今回の評議会で任期満了になる山下建治相談役について、本部役員会は山下氏の再任を決めたことを報告し、評議会の承認を求めた。 これについて異議などはなく、山下氏の再任が承認された。

■監査の選任/(承認議案)
 今回の評議会終了を以って退任する寺ア政勝監査(S45・経営)の後任として山本雅男氏(S49・商)の就任、 また八尋重治監査(S45・経営)の留任について執行部から提案があった。これについて異議などはなく、いずれも選任が承認された。

■平成24年度・第62回同窓会総会および懇親会/(承認議案)
 本部役員会が内定していた開催期日、会場について、評議会に正式に提案した。 期日は平成24年10月28日(日)で、会場は北九州市小倉北区のホテルニュータガワ。 これについて特段の意見などはなく、承認された。なお、前日の10月27日(土)に同ホテルで平成24年度第2回評議会が開催される。


■【報告事項】
●「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオーク
 実行委員長の加藤正己幹事長が、今回の「ウオーク」の総括に関する報告を行った。報告要旨は以下のとおり。
★福岡県内13支部がほぼ計画どおりに実施し、参加した支部会員は339人で、家族や本部役員を含めるとウオーク参加者総数は約500人に上った。
★当初の企画にはなかったが、福岡県南支部(平岡三光支部長)の発案・製作の「東日本大震災救援金募金箱」も歩きつながれ、 北方キャンパスへの最終ゴールで蓋が開けられた募金箱には48,865円の浄財が入っていた。 後日の総括会議で、「切りのいい金額に」との提案があり、出席者の追加寄金で最終的に50,000円になった。 この寄金は、北九大生が震災復興ボランティアに赴いて「絆」が生まれた宮城県・南三陸町に寄託した。
★田川支部以降、小倉支部の最終ゴールまで支援ウオークに加わった少林寺拳法部の現役学生が、 沿道のゴミや空き缶などを拾い集める「クリーンアップ」作戦も連続展開し、地域住民から感謝された。 このこともあり、このウオークは「地域との絆」の連帯をアピールすることで、北九州市立大学のイメージアップに貢献した。
★本部では、HPに「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオークのページを開設し、企画の趣旨、全体計画などの紹介のほか、 「ウオーク・リポート」のコーナーでは全支部のウオークの写真や参加者の「感想・一言」をリレー掲載した。 このページの反響は大きく、関東支部は支部広報紙「The Sansuikai News 」のトップ記事で2回、 また兵庫支部の広報紙「兵庫支部NEWS」も2回、それぞれHPを引用する形で紹介掲載した。
★このウオークは新聞も関心を寄せ、西日本新聞は福岡県内版や地域版(筑豊版/北九州版)で4回にわたって紙面で取り上げた。 記事を読んだ同窓会員の読者からはこのウオークを高く評価する声も寄せられた。

●同窓会総会実行委員会の「運営改革」
 田村会長が、今年度から総会実行委員会の運営は本部が直接、責任を持って行う「改革」に踏み切り、その背景などについて報告した。

 執行部提出の議案審議など、予定された議事を終えたあと、次期会長として再任選出された田村会長から以下のような挨拶があった。
【田村会長の再任挨拶】
 同窓会は「潤いのある絆」で成り立っているというのが、私の持論であります。 近年、身内でも、地域社会でも人と人のつながりが希薄になり、「絆」が乾いた「無縁社会」という、 寒々とした社会現象を嘆く声が聞かれます。東日本大震災は、この社会現象をひっくり返そう、 「絆社会を取り戻そう」という、かけがえのない機会になったと思います。
 本日の評議会では、同窓会の基本的な活動指針である、「運営・活動方針」や「部門別事業計画」のほか、 予算などの議案について原案どおり議決・承認をしていただき、お礼を申し上げます。 これらの審議の中では、建設的な意見や提言をいただき、再任会長としてこうした指摘を真摯に受け止め、 誠意をもって実践していく決意を新たにしております。
 同窓会は、「楽しい」「役に立つ」「未来志向」の合言葉の最初に、いまひとつ「元気に」を付け加え、 さらに充実、発展していかなければなりません。そのためには、評議員の皆様をはじめ、全国48支部の会員の方々から引き続き、 叱咤、激励をいただきたいと思います。ぜひご協力、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 評議会終了後は、支部活動意見交換会が開かれた。出席した評議員は支部ブロック別に分かれ、 支部がかかえる課題や本部との連携の強化などについて活発な意見を交換した。
 すべての会議を終えた出席者は、懇親会場に移り、近況や同窓生の消息などを語り合い、 「同窓の絆」で結ばれた和やかな交歓のひとときを過ごした。
 この日、評議会と懇親会の会場には、本部HPからプリントアウト・拡大した 「同窓の絆たすき」支部リレー・ウオークのカラー写真やコメントを張り出した展示コーナーが設けられた。 ウオーク参加の評議員をはじめ、全国の評議員がカラー写真や新聞記事などを見て回って「ウオーク談義」に花が咲いていた。