北九州市立大学同窓会
評議会
平成29年度 第1回評議会
平成29年度の第1回評議会が5月27日(土)、北九州市小倉北区のホテルニュータガワで、評議員57人(定数60)が出席して開催された。司会は本部の今泉健幹事(総務・企画担当、H16/23・法律/院)が務め、開会に先立って、前回評議会からこれまでに亡くなられた人たちに対して黙祷を捧げた後、出席者全員が起立して校歌を斉唱、議事に入った。
善正善会長(S47・経営)が挨拶に立ち、まず「大学創立70周年支援募金に対する各支部長と支部会員の皆さんの多大なご協力に感謝し、お礼を申し上げる」と述べた。
続いて、善会長は「前年15支部の総会に出席したが、いずれの支部からも会員の高齢化、支部総会への出席者の減少という実情を聞いた。このまま手を拱いていると同窓会は衰退する。様々な工夫を凝らして組織強化を図らなければならない。そのために、まずは卒業生(同窓会員)名簿の整理、職域の把握を通して、卒業生(同窓会会員)がどこにいるのかをつかむ必要がある。2021年1月の同窓会創立70周年に向けて、ぜひとも同窓会組織の強化を図りたい。その第一歩として、今回初めて組織強化に向けたブロック会議を行う。活発な議論をお願いしたい」と強い決意表明を行った。
続いて、鈴木雅子幹事長(S52・経済)が昨年10月の評議会後に就任した評議員と本部役員を紹介。議長に佐田正博評議員(静岡支部長、S48・経営)、副議長に伊塚弘評議員(行橋・京都支部長、S44・商)を選出、議題に沿って議事を進行。執行部から平成28年度の活動全般の総括、29年度の運営。活動方針(案)、主要事業項目(案)など7議案が提出された。
【報告事項】
◆ 平成28年度の歩みを振り返って(活動の総括)
鈴木幹事長が、平成28年度に掲げた運営・活動方針と
主要事業項目のうち、「特記すべき活動」として、
@大学創立70周年「支援募金」の目標達成に向けた取り組み、
A 支部助成制度「自主的活動事業」の活用や「『女性の会』全国支部役員の集い」の開催による同窓会組織及び活動の充実、
B同窓生の就職先の把握に向けた新しい取り組み、
C 平成29年度スタートに向けた「新たな奨学金制度」の見直し作業、
D「 現役学生(学生会員)への同窓会認知度アップ」に向けた新たな取り組み―を挙げた。
これに対して評議員から支部の助成制度の実績などについての意見が出されたが、提案通り拍手で承認された。
◆ 平成28年度の決算(案)報告および監査報告
いずれも提案通り拍手で承認された。
成のために奨学金を増額してもよいのではないか」との意見も出されたが、提案通り拍手で承認された。
平成29年度予算(案)と関連があるため、予算(案)に引き続き、野田栄市副会長(S47・中国)が同窓会奨学金規定の一部改正(案)について、主な改正点を説明した。続いて、会則等検討委
員会の岩崎六雄委員長(福岡支部長、S46・経営)が検討経過を報告した。
評議員からは「奨学生を増やすために給付型ではなく、貸与型にしてはどうか」との意見が出されたが、「現在の本部事務局体制では貸付金の管理ができない」との見解を述べ、委員長報告通りに規定の改正案が承認された。
評議会に続いて開かれた「大学70周年支援募金同窓会実行委員会全体会議」で、募金の終了に伴い、全体会議、基幹会議、支部地区別募金部会と支援募金推進委員会を解散した。募金のスタートからゴールまでの会員の皆様のご理解とご協力に、深く感謝したい。ありがとうござい
ました。
この全体会議に来賓として出席された松尾太加志学長は「全国各支部の皆様にご努力いただきました。(その結果には)お一人、お一人の心温まる思いが結実していると感謝しております。70周年は1つの節目。100周年に向けてさらに発展しなければならない。教育を通じて多くの人材を育成し、研究によって社会に貢献しなければなりません。たゆみないご支援をお願いします」と支援募金へのお礼と今後の大学の展望を話した。
鈴木幹事長が、第67回総会・懇親会の日程(11月5日開催)とテーマ、特別講演が決まったことを報告し、若年・女性同窓生の積極的な参加を促すため初めて、当日会場でチケット割引制(定価で購入していただき払い戻し)を導入することを説明した。
◆組織強化に向けたブロック会議
この後、初めて「組織強化に向けたブロック会議」を開き、評議会冒頭の挨拶で善会長が強調した同窓会創立70周年に向けての組織強化について論議した。
ブロック会議に移る前、事例発表として大迫與志美・中京支部長(S50・経営)と千綾奉文・大分支部長(S43・商)が支部会員の把握、若年会員や女性会員の支部総会出席促進策などについて、日ごろの取り組みを発表してもらった。千綾支部長は、総会の運営を若い世代に任せていること、卒業年代によって会費に差を付けていること、総会開催は地元紙に掲載して会員に知らせていることなど具体的な取り組みについて説明。特に職域については、その組織の弱体化を防ぐために必ずサブリーダーをつくるよう求めているなど実践的なノウハウを開示するなどし、他支
部の関心を集めた。
事例発表後、8ブロックに分かれて支部組織の強化策について取り組み例やアイデア出しを行った。ブロックによっては、予定時間を超えて論議するなど、活発な意見交換、議論が続いた。
北友会会報第116号(平成29年7月15日発行)掲載