北九州市立大学同窓会
評議会
平成30年度 第1回評議会
同窓会の平成30年度第1回評議会が6月2日(土)、北
九州市小倉北区のホテルニュータガワで開かれ、全国の
48支部から評議員58人(代理を含む)が出席した。司会は
本部役員の今泉健幹事(総務・企画担当/H16/23・法律
/院)が務め、開会に先立ち前回の評議会以降の物故会員
に黙とうをささげた。続いて出席者全員が起立して恒例
の校歌斉唱を行い、議事に入った。
冒頭、挨拶に立った善正善会長(S47・経営)は、「4月に
国際環境工学部の松波勲准教授(同窓会幹事)が業務上
横領で逮捕・起訴された。大変遺憾である。大学は同准教
授を休職扱いとしており、同窓会としても大学の処分を踏
まえて対応していきたい」と説明した。続いて、同窓会活動
を維持・発展させていくためには、若者や女性の参加促進
に取り組むことが必要との認識を示した。さらに、各支部
を対象に行なったアンケート結果を紹介しつつ、同窓会の
財政状況も厳しさが増してくる中、財政安定化を検討す
る委員会を本部に設置したこと、また学生に同窓会の認
知度を高めていくための新たな学生支援事業をスタート
させたことなど近況を報告するとともに、「同窓会組織を
維持・発展させていくために本部・支部ともに智恵を出し
ていきたい」と挨拶した。
続いて、昨年10月の評議会以降に就任した評議員及び
本部役員を鈴木雅子幹事長(S52・経済)が紹介したあと、
議長団選出に移り、議長に柿木正敏評議員(鹿児島支部長
/S47・国文)、副議長に白石泰彦評議員(関東支部長/
S44・経営)が選出され、議題に沿って議事が進行した。
【議決・承認議案】
◆平成29年度の歩みを振り返って(活動の総括)
鈴木幹事長が、平成29年度に掲げた運営・活動方針と
主要事業項目のうち「特記すべき活動」について説明し
た。特記すべき動きとして、
・ 総会・懇親会当番期を契機とした「卒年の会」が結成さ
れた。
・ 支部助成制度の一部改正をおこない「若者の会」への
助成を創設し、この制度を活用した支部も出ている。
・ 同窓生の就職先把握に向けた新しい試みを実施した。
・「 新たな奨学金制度」により31人を支援した。
・「 現役学生への同窓会認知度アップ」のための学生支
援事業の準備をすすめた―などを挙げた。
会報の送付先等に関する意見や支部助成事業の成果
に関する意見はあったが、提案どおり承認された。
◆平成29年度の決算(案)および監査報告
江口卓男事務局長(S48・米英)が、平成29年度の決算報
告書の財務諸表に基づき、収入および支出の特徴や財務
の全体状況について説明した。引き続き監査担当の山本
雅男監査(S49・経済)が監査結果の報告書を読み上げた。
これらの報告について、提案どおり承認された。
◆平成30年度の運営・活動方針(案)および主要事業項目(案)
平成29年度に掲げる5項目の運営・活動方針および主
要事業項目について、鈴木幹事長が詳細に説明した。特
に、女性会員や若い会員の同窓会活動への参加促進や学
生会員への同窓会認知度向上が重要であることを強調し
た。
質疑では、支部からの提案方法などに対する意見など
が出されたが、原案どおり承認された。
◆平成30年度の予算(案)
予算案資料に基づき鈴木幹事長が、平成30年度の収
入、支出の見通しなどについて説明した。収入に対して支
出が上回る単年度赤字を見込んでおり、今後も経常的な
経費増が見込まれるため様々な観点からの経費削減を検
討する必要があるとした。
質疑では、支部からの提案に関する意見もあったが、原
案どおり承認された。
◆同窓会会長選考について
同窓会会長選考委員会委員長である岸野利之中間・遠
賀支部長(S34・米英)から3月24日開催した選考委員会で
次期同窓会会長候補として、現会長である善正善氏の再
任を決定したことが報告された。また「会長候補者推薦
書」様式の見直しも行なったこともあわせて説明された。
この報告を受けて採決をおこなった結果、提案どおり
承認された。
◆同窓会会則の改定について
同窓会会則の一部改正(案)について、野田栄市副会長
(S47・中国)が、会則等検討委員会に諮問した主旨及び内
容を説明し、同検討委員会から原案どおり決定されたこ
とが報告された。
この報告を受けて採決をおこなった結果、提案どおり
承認された。
評議員から、名誉会長を置くことができ、名誉会長は北
九州市立大学理事長とするとあるが、昨年就任された津
田理事長に名誉会長への就任を要請したのかとの質問が
あり、鈴木幹事長から就任依頼をおこなうと説明した。
【報告議題】
◆「公募型学生支援事業」同窓会応援プロジェクトについて
石松秀喜副幹事長(S53・経営)が、学生支援について
「公募型」で対象事業を募ったところ、16件の応募があり、
一次審査で7件を選定した。なお、二次審査は6月21日に
おこなうことを報告した。
◆第68回同窓会総会・懇親会(10月28日開催)
鈴木幹事長が、第68回総会・懇親会の日程について報告
し、積極的な参加を呼びかけた。
◆組織強化に向けたブロック会議
この後、3回目となる「組織強化に向けたブロック会議」
を開き、会議の冒頭で善会長が会長二期目の抱負を述べ
るとともに、ブロック会議では様々な課題について活発な
意見交換を呼びかけた。
鈴木幹事長が、ブロック会議開催の主旨と議論のポイ
ントについて説明した。
続いてブロック会議に移る前、事例発表として広島支
部の沖田康尚支部長(S40・米英)と宮崎支部の有村文伸支
部長(S48・経営)が支部助成制度のうち「若者の会」への助
成を活用した若年会員の参加促進の取り組みを、中津支
部の久恒薫幹事(S58・国文)が「女性の会」の立ち上げ事例
の発表をしてもらった。
沖田支部長の「若者の会」をまず立ち上げ運営もすべて
まかせている、有村支部長の若年層は同窓会を仲間づく
りと捉えていることから「縁活」と銘打って開催した事例
発表に評議員は聞き入っていた。
また、久恒幹事の「女性の会」立ち上げにあたって、昼間
の時間帯に美味しいランチで参加者を募ったことや近隣
支部女性会員にも声をかけて参加してもらったことなど、
他支部でも活用できるヒントが報告された。
事例発表後、8ブロックに分かれて支部活動の活性化
や課題についてアイデア出しや問題提起など、活発な意
見交換や議論がおこなわれた。
北友会会報第118号(平成30年7月15日発行)掲載